市村 有紀子 院長
ICHIMURA YUKIKO
"和のしつらえを待合室に取り入れた
地域医療を支える身近なホームドクター"
東京女子医科大学を卒業後、同大学附属病院の循環器内科に入局。平成16年より所長を勤めた日本テレビ麹町診療所の閉院にともない、平成27年12月に「紀尾井町内科」を開院。最寄りとなる有楽町線「麹町」駅2番口より徒歩6分。
市村 有紀子 院長
紀尾井町内科
千代田区/紀尾井町/麹町駅
- ●内科
- ●循環器内科
- ●呼吸器内科
- ●アレルギー科
再開発にともなう「日本テレビ麹町診療所」の突然の閉院にともない開業を決意
10年間にわたって診療を続けて来た「日本テレビ麹町診療所」の閉院にともない、平成27年12月に「紀尾井町内科」を開院いたしました。
もともと開業するつもりはなかったので、会社が閉院する方針であることを聞いたときは「患者さんはどうしよう?」「カルテはどうしよう?」ということだけしか考えられなかったのですが、2km圏内であれば開設者が異なっていてもカルテを引き継げることが分かり、患者さんたちの診療を継続することが医師としての私の誠意だと感じて開院させることができました。
麹町の診療所からわずか800mの場所で現在の物件と出会えたのも奇跡的です。開院後も今までの患者さんへの影響も少なく、何年ぶりかにいらした方のカルテ、も残っており、本当によかったと感じます。
私が専門とする循環器の病気はそれこそ一生のお付き合いのなかで患者さんを診ていくわけですから、カルテを引き継ぐ医師がいなければ誰よりも患者さんが困ってしまうんです。
病気を治すだけではなく、患者さんの健康に寄与する幅広い診療を実践
麹町の診療所は“日本テレビ”と名前がついていたため、開院当初は社員しか診てもらえないんだろうと思われていたのですが、実際は患者さんの約9割が近隣にお勤めの方や地域にお住まいの方が占める、地域に根ざした身近な診療所といった雰囲気でした。
紀尾井町に開業してからは健康意識の高い方や予防医学に関心を持っていらっしゃる方も多く、地域のニーズに応えるかたちで自由診療のメニューも増やしました。
たとえば、女性であればアンチエイジングに期待できる「プラセンタ注射」をはじめ、疲労回復のための「ビタミン注射」や二日酔いに効く点滴も行っています。
また採血するだけで病気のリスクを予測できる検査もあり、脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクを検査できる「LOX-index®(ロックスインデックス)」や大腸がんのリスクを検査できる「Cologic®(コロジック)」、遺伝子レベルでがんを診断できる「マイクロアレイ血液検査」も予約制で実施しており、病気を治すだけではなく、患者さんの健康意識に寄与していける場所として診療を行っています。
「診察の待ち時間もくつろいでいただきたい」公園の借景を生かした和室の待合室
はじめて来院される方は、あまり目にしたことの無い和室の待合室を見て、「自由診療だけかなぁ? 保険診療もやってくれるかなぁ?」と不安に感じる方も少なくないようですが、麹町の診療所と同じように身近で気軽に相談できるホームドクターとして、このエリアでは数少ない保険診療を中心にした地域医療を行っています。
待合室に“和のしつらえ”を取り入れたのは、診察の待ち時間も患者さんにくつろいでいただきたいという思いと、旧徳川家のお屋敷があったこの場所の雰囲気には、和室以上に相応しい空間は無いだろうと感じていました。
和室というのは日本人にとっていちばん落ち着く空間ですし、流行り廃りもなく、老若男女も問わず、誰もが心地良く過ごせる場所になっているのではないかと思います。
隣り合う「清水谷公園」の借景を生かした造りになっているのも特徴で、長野県の職人さんが作ってくださった伝統的な組子を生かしたデザインや、上げ下げ自在の雪見障子も私のお気に入りです。
まだ開院して間もないため「お蕎麦屋さん? 割烹料理屋さん?」と勘違いしている方もいらっしゃるようですが、都心にありながらこれほど居心地の良い空間もなかなか無いと思いますし、診察が終わった後も「のんびり本でも読んでいこうかなぁ」と気楽に過ごしていただければ何よりです。
専門外のことでも対応できる総合診療のスキルと経験を生かした診療スタイル
先天性の心臓の病気を患い、中学生のときに東京女子医科大学で手術をしてもらったのがきっかけで医師に憧れを抱くようになったのですが、いったんは入学した慶応大学の経済学部を一年で辞め、東京女子医科大学に入学しなおしたのが私の医師としてのはじまりです。
手術を執刀してもらった心臓外科の先生に相談したところ、「医者になりたいのなら早くやったほうが良いよ」と背中を押してもらえたのもモチベーションにつながり、大学を卒業してから約10年間、憧れの恩師の指導を仰ぎながら診療に従事することができました。
平成28年1月末に閉院してしまった東京女子医科大学附属青山病院での経験も大きく、専門外のことでもジェネラルに対応できる総合診療のスキルと知識が、その後の「日本テレビ麹町診療所」、そして現在の診療へと生かされています。
専門外のことについてもできる限り自分で知識を得ようと研究会や勉強会には積極的に参加していますし、近隣の病院と医療連携をとる場合でも、先生のお人柄も把握したうえで「この患者さんには、この先生が合うんじゃないかな」というところまで考えられるのが理想的かと思い、先生方とのコミュニケーションも大切にしています。
千代田区の医師会は先生方の仲がとても良く、東京逓信病院や九段坂病院を中心に医療連携もしっかりしているため、医療が充実している恵まれた地域だと思います。
これから受診される患者さんへ
紀尾井町は現在、高層ビルの開発とともにビジネスパーソンをはじめ、今後、急激な人口の増加が見込まれています。
当院としても、紀尾井町の地域医療を支えるために少しでもお役立ていただければと思い、日本テレビの産業医として長年にわたって診療を行って来た経験を生かして、紀尾井町にあたらしくオフィスを構えた企業の産業医としても診療を行っていきたいと考えています。
特にIT系の企業には、生活習慣病の温床ともなり得る座りっぱなしの作業環境や、昼夜を問わない勤務時間など、高脂血症や糖尿病などのリスクが多く見られることから、若いうちからのリスクコントロールが必要です。
産業医と聞くと、最近はメンタルヘルスケアのほうが主流になりつつありますが、循環器を専門とする私としては、健診結果に基づく生活習慣病のリスクコントロールをきちんと診てあげたいと思っています。
「こんな結果が出ちゃったんですけど、どうしたらいいですか?」と、ひとまず健診の結果を持ってまずは気軽に相談に来てください。当院では金曜日の午後に呼吸器の専門医による診察も行っているため、ぜんそくやアレルギーの治療もできますし、循環器・呼吸器の専門性を併せ持つ総合的な内科診療を心がけて日々診療を行っています。
※上記記事は2016年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
市村 有紀子 院長 MEMO
- 出身地:長野県
- 趣味・特技:歌うこと、ゴルフ、スキー
- 好きな本・愛読書:味の手帖
- 好きな映画:ゴッドファーザー、アンタッチャブル
- 好きな言葉・座右の銘:石の上にも三年
- 好きな音楽・アーティスト:80年代の洋楽系(マドンナ、カーペンターズなど)、ビートたけし
- 好きな場所・観光地:飛騨高山、小布施
グラフで見る『市村 有紀子 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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紀尾井町内科
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