川原 誠司 院長
SEIJI KAWAHARA
睡眠時無呼吸症候群の専門医として
1人1人にベストな医療を提供
日本大学医学部を卒業後、同大学板橋病院での研修を経て、呼吸器疾患を中心に、大学病院や関連病院で10年あまりにわたって診療を続ける。日本内科学会専門医・日本呼吸器学会専門医・日本アレルギー学会専門医・日本睡眠学会認定医。
川原 誠司 院長
恵泉第二クリニック
世田谷区/南烏山/千歳烏山駅
- ●内科
- ●耳鼻咽喉科
呼吸器内科で研鑽を積み、睡眠時無呼吸症候群を専門に
高校時代に自分の進路を考えたとき、薬学科、獣医学科をはじめ、いくつかの選択肢がありました。その中でも医科は、患者さんの診療をおこなう臨床、研究と、さまざまな可能性が広がっていることに魅力を感じたんです。
日本大学医学部に学び、恩師からのアドバイスもあって、呼吸器内科を専門に。以来、大学病院や関連病院で経験を重ね、米・ハワイ大学の関連施設にて睡眠医療の研修に参加したこともありました。世間での認知度がそれほどでもなかった頃から「睡眠時無呼吸症候群」という病気に携わり、そうしたご縁から2008年に『恵泉第二クリニック 世田谷睡眠呼吸センター』の院長になり、日々の診療にあたっています。呼吸器の専門医であり睡眠のエキスパートとして、質の高い医療をご提供したいと思います。
閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)治療の専門クリニック
クリニックの名前に「睡眠呼吸センター」とあるように、ここでは閉塞型睡眠時無呼吸症候群(obstructive sleep apnea syndrome:OSAS)の診断・治療を専門に診療をおこなっています。OSASの患者さんは、寝ている間に上気道がたびたび塞がって低酸素状態になり、呼吸に異常をきたします。こうした病態は、心臓や血管、神経系統にストレスを与えて脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクを高めるだけでなく、車を運転する方であれば事故を起こしやすくなったり、仕事中の作業ミスが多くなるなど、生活の質や生産性を低下させます。
OSAS患者さんの多くは、40歳、50歳代の働き盛りの方々。そのため当院では、受診や通院がご負担にならないよう、平日は午後8時まで(火曜日は午後9時まで)、土曜日の午前中も診療をおこなっています。当院では、専門技師による1泊入院検査にも対応しておりますので、眠っているはずなのに疲れが取れない、日中に眠気を感じる、いびきが気になる、といったことがありましたら、ぜひお気軽にご相談いただきたいと思います。
正確な診断のためにおこなう、2つの検査
OSASを診断するための検査には、大きくわけて2つの方法があります。1つは、普段の睡眠時の様子について、ご自宅で、ご自分の手によって測定していただく検査方法。こちらは簡易的な検査になりますが、家族の方にいびきを指摘された場合など、安心のためにも一度検査をされてみてはいかがでしょうか。
一方で、診察や問診、心電図などの結果などをチェックして、必要だと思われる患者さんに適用となるのが「1泊入院PSG検査」です。文字通り1泊2日でおこなう検査で、就寝前いくつかの箇所にセンサーを装着いただき、就寝中の脳波や心電図、動脈血酸素飽和度をはじめとしたさまざまなデータを記録していきます。その後、およそ8時間分のデータを専門の技師が解析し、睡眠時無呼吸の有無や重症度、睡眠を妨げる要因が存在するか否かについて診断します。この診断結果をもとに、患者さんお1人お1人に、適切な治療法をご提案するわけです。
患者さんの症状にあわせて、ベストな治療法を提案
OSAS患者さんの治療は、CPAP(持続陽圧呼吸療法)治療が中心となります。これは、就寝時にCPAP装置を装着していただき、ホースやマスクを通して送りこまれる空気の圧力によって気道を確保する方法です。慣れるまでに2、3ヵ月はみていただきたい治療法ではありますが、CPAP療法を適切におこなううち、睡眠中のいびきや無呼吸などの症状が減少していきます。治療に使用する装置はリースとなるものの、保険が適用される治療法ですのでご安心ください。
また、それほど重症でない患者さんには、歯科を受診してマウスピースを作製いただくようにご案内したり、生活習慣を見直すことによって症状の改善をめざすケースもあります。扁桃腺肥大が原因となっている場合には、耳鼻咽喉科と連携して治療にあたり、手術が必要なときには大学病院などへ速やかにご紹介します。幸い当クリニックには耳鼻咽喉科が併設されておりますので、耳鼻咽喉科専門医と連携しながら、その方にとってベストな治療法をご提供できるものと思います。
これから受診される患者さんへ
『恵泉第二クリニック 世田谷睡眠呼吸センター』は、京王線「千歳烏山駅」から歩いて2分ほどの場所にあるビルの2階で診療をおこなっています。
私が考える理想の睡眠とは、朝スッキリと起きられて、前日の疲れがすっかり取れていること。睡眠時間は人によって異なりますが、おおむね6~8時間程度で、次の日の仕事や勉強に支障がなければ良いでしょう。OSASという病気を放置していると、夜間の突然死や心筋梗塞、脳梗塞によって命を落とすリスクが大きくなるだけでなく、疲れが取れずに生活の質が低下したり、職を失う事態に発展しないとも限りません。もしも、少しでも気になる症状がありましたら、ぜひ検査を受けてみることをおすすめしたいと思います。
※上記記事は2017年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
川原 誠司 院長 MEMO
- 出身地:長崎県
- 趣味:トライアスロン
- 好きな場所:海
グラフで見る『川原 誠司 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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