ほりクリニック
大田区/西蒲田/蓮沼駅
- 耳鼻咽喉科
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堀 雅明 院長への独自インタビュー
耳鼻科を通して、生きてる人間まるごと全体を診る。
私の実家は医家の3代目にあたり、祖父の代に山形から上京し、蒲田へと出てきて、それを戦後に父が継ぎ、私が5代目を継承したという形になります(JR京浜東北線・蒲田駅より徒歩7分、東急池上線・蓮沼駅より徒歩2分)。
耳鼻科医の息子ですから、周囲からはそうなることが当然のように見えていたかもしれませんが、私自身はそうとっていませんでした。むしろ、リハビリに興味を持ち、その方面に進もうと考えていたこともあったのです。それが、当時師事していたヨガの先生から、「小さいなところから大きな世界に出なさい」とアドバイスを受けたことで考えが変わりました。耳や鼻、のどというのは、身体全体を見れば大きくはないですよね。その小さなところから大きなものを診ていく。耳鼻科を通して生きてる人間全体を診ていくというチャレンジは、私にとって大きなモチベーションとなったのです。
海外発の、アントロポゾフィー医学という分野があります。これは人を丸ごと診ていくのが大きなコンセプトでして、私は今、このアントロポゾフィー医学に積極的に取り組んでいます。欲張りだとは思うのですが、私にしかできないことを見つけ、それを必要とする患者さんに出会うことができればと思っています。
免疫機能の要、腸環境は次の世代へと受け継がれる。
薬は確かに大事で、有効なものです。しかし、我々が薬を出すのは、薬を出さないで済むようになるということが前提でなければなりません。たとえば、乳幼児に対して抗生物質を大量に飲ませることは大きな危険性をはらんでいます。皆さんも、腸に身体の中の免疫機能が集まっているということをお聞きになったことがあるかと思います。その腸に抗生物質が、大量に、そして頻回に投与されるということは、その人の一生の免疫機能を損なうことにつながります。ましてや、その腸の環境は、次の世代へと受け継がれていくのです。
子供に薬を1つ出すということは、一生に関わること。その自覚を持って、我々は薬の使用に慎重でなければならないと考えています。子供は、さまざまな感染症にかかることで免疫を作り、たくしまさを獲得していきます。ですから1つの見方として、子供が風邪に罹ることは、必要不可欠な機会だとも言えるのです。その機会を無理に介入して奪うことは、子供の成長を止めていることに他なりません。科学的なデータでも、幼児期に発熱の多かった子は、その後のアレルギー疾患が減少するといったこともわかっています。
医師の側も、またご両親にとっても、病気があれば薬を使うほうが簡単です。しかし、その時期の過ごし方が、将来を決めていくという自覚を持つべきだろうと私は思うのです。
東急池上線『蓮沼駅』一番線出口からの徒歩ルート
距離(当社調べ):約270m
所要時間(当社調べ):2分52秒