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林 永信 院長

NAGANOBU HAYASHI

マルチスライスCTを備えた本格的な診療。
呼吸器疾患のスペシャリスト。

大学病院で20年近く、その後杏雲堂病院でも同じく20年近く勤務。2009年に大井町駅から徒歩4分の場所に内科・呼吸器内科・アレルギー科の『はやしクリニック』を開設。

林 永信 院長

林 永信 院長

はやしクリニック

品川区/大井/大井町駅

  • ●内科
  • ●呼吸器内科
  • ●アレルギー科

この道に至るきっかけと、これまでの経緯をお聞かせください。

林 永信 院長

父がこの地で医院を開いていました。幼い頃から顔を出していた私は、最もなじみのある仕事として、ごく自然に医者となる道を歩みだしていたのです。正直なところを申しますと、当時はまだ、人を助けたいといった使命感のようなものを抱いてはなかったかと思います。その気持ちが芽生え始めたのは、大学を卒業し、実際に患者さんを目の前にするようになってからでした。
巧みの世界にあこがれたわけでもないのですが、外科に進みたいというのは一貫した希望であり、その中で呼吸器外科を専門としました。当時、胃がんに比べ、肺がんは5分の1程度の数でしたが、急激な上昇傾向にあり、私が成長して働き盛りになった時期に、お役に立てるのではないかと考えたのです。
大学では20年近く、その後に勤務した杏雲堂病院でも同じく20年近くを過ごし、2009年に内科・呼吸器内科・アレルギー科の『はやしクリニック』を開設いたしました。(JR京浜東北線・大井町駅より徒歩4分、東京臨海高速鉄道りんかい線・大井町駅より徒歩4分、東急大井町線・大井町駅より徒歩5分)
なんでも相談できるかかりつけ医として、地域の皆様のお役に立っていきたいと思っています。

大きな特色として、マルチスライスCTを導入されていますね?

林 永信 院長

呼吸器疾患は、画像診断が重要になります。もちろん、聴診器を当てて異常を察知できることもありますし、レントゲンを撮ることでわかることもありますが、CTであれば、それ以上のことを把握することが可能になるのです。たとえば、1センチ程度の癌はレントゲンでは写るか写らないかという微妙なところですが、CTならばはっきりとわかりますし、見落とす可能性は非常に少なくなります。
実際に肺がんが見つかれば大きな病院に紹介することになりますが、それ以前に診断がつくかどうかということは、患者さんにとってみれば重要なことです。わからないことは1番不安なわけで、しっかり診断がつくことで、患者さんは納得もするし、次に進めることになります。クリニックでCTを入れているところは珍しいかもしれませんが、私は患者さんに、「大丈夫ですよ」と伝えたいがために、導入を決めたようなものです。

患者さんの主な症状、あるいは傾向について教えてください。

林 永信 院長

呼吸器以外の疾患としては、生活習慣病を抱えている方が多いですね。そしてその方々に共通して言えることが、総じて肥満であるということです。肥満は高血圧や高脂血症の要因の1つであり、最近多くなってきた睡眠時無呼吸症候群もそれに類するでしょう。肥満であることで、舌根が奥へと入り込み、それによって気道が狭まり、睡眠時無呼吸症候群を誘発していくのです。
生活習慣病については、肥満が改善されれば、お薬の量を減らし、休薬に持っていくことが可能です。実は、私も過去に15キロほど体重を落としたことがありました。指導をする私自身が太鼓腹だったら、何の説得力もありませんから(笑)。
とはいえ、指導した方がみんな体重が減っているかと言えば、決してそういうわけではありません。ただし、少なくとも体重が増えているという方は見当たらず、一定の効果はあると考えられ、その事実は私の励みにもなっています。

禁煙治療にも精力的に取り組まれているそうですね?

喫煙がもたらす疾患として有名なものに、COPD(慢性閉塞性肺疾患)があります。COPDとは、細かな肺胞の壁が喫煙によって壊され、呼吸機能が低下する疾患の総称になります。症状が悪ければ常時酸素を吸うことになり、そうなれば日常生活にかなりの支障をきたすことになります。
喫煙は、癌の重大なリスクファクターでもあります。これは肺がんや喉頭がんといった直接影響を与えそうな部分のみならず、食道がん、胃がんや大腸がん等、ほぼすべての癌のリスクファクターであると考えられているのです。
繰り返しになるようでいささか恐縮ですが、実は私も以前はタバコを吸っていました。というより、私が医者になった当時は、ほとんどの先生が吸っていましたね。その意味では、時代は変わったということです。肺は、一生使っていかねばなりません。私はタバコの美味さも知っていますが、それ以上に、タバコがもたらす悲劇を数多く見てきました。近い将来のことと認識し、是非禁煙を思い立っていただきたいと思います。

最後に地域の皆様へメッセージをお願いします。

病気となって初めて、健康の大切さを自覚される方が非常に多くいらっしゃいます。考えてもみてください。お金がいくらあろうと、健康でなければ使うことはできないわけです。幸せの根本が健康になることを認識していただきたいと思いますし、そのためにも、定期的な健康診断や、何かあれば相談できる医師を持たれるべきかと思います。ドクターやクリニックを自らに近い存在のものとして、有効にご利用いただきたいですね。

※上記記事は2015.12に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

林 永信 院長 MEMO

呼吸器専門医

  • 出身地:東京都
  • 特技:全日本スキー連盟指導員
  • 好きな本:日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか(竹田恒泰)
  • 好きな映画:永遠の0、蜩ノ記
  • 座右の銘:生涯現役、生涯青春
  • 好きな音楽:ジャズ、フュージョン
  • 好きな観光地:バンフ(カナダ)、ロサンゼルス、サンフランシスコ

グラフで見る『林 永信 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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