松川 雅也 院長
MASAYA MATSUKAWA
地域の患者さんの“医療の入り口”としてやさしい医療の提供したい
工学部から憧れの医療の道へ再受験。医大卒業後は大学付属病院にて技術屋といわれる内視鏡を専門に研鑽を積み、千歳烏山駅に『ちとせ台内科クリニック』を開業。
松川 雅也 院長
ちとせ台内科クリニック
世田谷区/千歳台/千歳烏山駅
- ●内科
- ●消化器内科
- ●胃腸内科
工学部から憧れの医療の道へ再受験。
もともと私は高校卒業後は工学部機械工学科へと進み、医師ではなく、エンジニアを目指していました。ただ、私には医師を志し医学部に進んでいた2つ上の兄がいたのです。高校を卒業する段階では、「なにも兄と同じ道に行かなくても…」と思っていたのが、1年が経ち、「自分にも可能性がないものか」と考えるようになっていきました。医療への憧れというものが、違う世界に行ったことで徐々に募ってきたのでしょう。1回だけのチャンスと思い、受験をしなおし、それで今があるというわけなのです。
山梨医科大学を卒業後は大学付属病院の第一内科に籍を置きました。第一内科は消化器や肝臓が専門でしたので消化管に興味があったことや、また、当時の医局長から「内視鏡は技術屋だよ」ということを聞いて、自分に合うのではと考え、以来、この道を歩んできたということになります。
『ちとせ台内科クリニック』は、平成18年(2006年)に内科・消化器内科 ・胃腸内科を掲げて開設いたしました。ここは歴史のある土地ですから、ご高齢の方も少なくありませんが、近くに大きなマンションがあるということもあって、30代・40代の方も多いですね。あらゆる世代の方に愛されるようなクリニックでありたいと思っています(千歳烏山駅より京王バス・千歳台6丁目バス停・下車すぐ、千歳船橋駅より京王バス/小田急バス・塚戸小学校バス停下車すぐ)。
患者さんにやさしい医療の提供。
やさしいとは、1つには丁寧に、という意味です。注射をするにしても、「痛いけども、我慢してくださいね」と一声掛ける。ちょっしたことですが、心配りの部分ですね。
そしてもう1つ。その人にとってなにが必要かを考えていくということ。とはいえ、医師の側が主導権を握って患者さんに強いるのは、決して心のこもったやさしい医療とは言えません。情報を開示し、納得していただいた上で、その方のために思ったことができれば、それこそが、やさしい医療だと私は思っています。
医師である以上、科学的な根拠に基づいた医療は当然提供していかなければなりません。しかし、それだけを取り出せば、それはサイエンスに過ぎないのです。ヒューマンであることを前提にサイエンスを提供する。それが、本当の医療だと思います。
ピロリ菌除菌と大腸内視鏡検査の必要性。
最近著名な方々の多くの、ご病気が契機になっているのでしょう、ピロリ菌や大腸がんへの関心が高まっていると感じますし、実際に、胃の検査や大腸の検査を望まれる方が多くなっているように思います。
ピロリ菌は、幼少時、5歳頃までに感染し、長い年月を経て粘膜に傷を起こして潰瘍をもたらすことがあります。人によっては、それが胃がんという形を伴うことがあるのです。ピロリ菌は感染症ですから、お若い方のほうが進行度が少なく、粘膜の炎症の度合いは軽度になります。その段階であれば回復も早くなる。しかし、一定以上進んでいる場合には、元に戻るのには時間が掛かりますし、胃がんのリスクも高まることになります。だからこそ、早い時期に除菌をするべきなのです。
消化器は形態学ですので、内視鏡で見ればかなりの病気の診断が可能です。胃の場合は見ればがんを早期に発見し治療が可能ですし、大腸の場合でも、発見したポリープを切除することにより、大腸がんを予防することができます。
1つの目安として、40歳になれば大腸内視鏡検査を1回受けてみてはいかがでしょうか。仮に良性のポリープが見つかった場合でも、治療後3年間は検査をしなくても大丈夫です。又、早期の大腸がんでも内視鏡治療が可能です。
以後は定期的(3~5年目安)に大腸内視鏡検査を受けていただくことで大腸がんを予防できます。
例えて言うに「風邪を侮るな」の意味。
診療で一般的な病気こそ大切だといつも思っています。1つの例えですが「風邪を侮るな」といったことです。風邪はすべての病気の基本です。発熱やのどの痛み、身体のだるさといった風邪の諸症状は、全身の疾患のある一面を表していることがあります。だからこそ、風邪を軽く見てはいけませんし、様々な病気の可能性を考慮しながら、診療をおこなっていく必要があるのです。
又クリニックでは、全身のケアを目的として漢方を取り入れています。西洋医学では、例えば腹痛に対してお腹の痛みを抑える作用の薬を処方します。それに対し漢方は、痛みを抑えるのと同時に、身体の調子を整えてくれるプラスアルファの効果が期待できます。
漢方に代表される東洋医学は非常に奥が深いものであり、一般的な診療と並行してこれを用いることで、患者さんのいろいろなニーズを充たしてくれると期待しています。
これから受診される患者さんへ。
最近は、心の病を訴える方が少なくありません。そしてそうした方は、どこの病院の何科に行けば良いものか、迷っておられることが多いのです。その意味では、クリニックをどうぞ“医療の入り口”として使っていただきたいというのが私の希望です。それはなにも、私の専門である消化器に限ったことではありません。これまでに培ってきた経験を活かし、どんなお悩みに対しても、適切な道筋をお示ししていくのが我々開業医の役割だと思っています。
※上記記事は2015.10に取材掲載したものです。
個人の主観的な評価や情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
松川 雅也 院長 MEMO
消化器内視鏡専門医
- 出身地:山梨県
- 趣味・特技:ゴルフ、水泳
- 好きな本もしくは愛読書:池井戸潤、東野圭吾、歴史に関する本(特に日本史)
- 好きな映画:レインマン
- 座右の銘もしくは好きな言葉:「今自分が出来る事を精一杯やる。」
- 好きな音楽もしくは好きなアーティスト:山下達郎、オールディーズ
- 好きな場所もしくは好きな観光地:ハワイ
グラフで見る『松川 雅也 院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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