大塚 康久 院長 & 小杉 志都子 医師
YASUHISA OTSUKA & SHIZUKO KOSUGI
心と体の痛みの原因を正しく見極め、正確な治療を施し、辛い痛みを解消する。
NTT東日本関東病院ペインクリニック科で30年に渡り勤務してきた故・塩谷正弘医師が2004年に開設(各線「目黒駅」から徒歩1分)。その志を先生と共に診療を手掛けてきた2人が受け継ぐ。
大塚 康久 院長 & 小杉 志都子 医師
塩谷ペインクリニック
品川区/上大崎/目黒駅
- ●ペインクリニック
- ●リハビリテーション科
塩谷先生の志を受け継ぎ……
【大塚 康久 院長】
物心ついた頃から、人というものへの興味が、医師への道を拓くことになったと思っています。身体の機能や心を含めた人間を学ぶのに、医学部は最も適していると考えたのです。
琉球大学卒業後は、麻酔科に籍を置きました。ペインクリニックはその麻酔科の中のサブスペシャリティーとしてあったのです。同じ科にありながら、麻酔とペインは趣が異なります。麻酔科は患者さんとの接点は限られるのに対し、ペインクリニックは患者さんの訴えを正面から受け止めることが要求されます。痛みがとれなければ治療にはならず、逃げ道がないところはつらいところでもありますが、逆にそこが非常に魅力と感じ、この科を選択するにいたったのです。
『塩谷ペインクリニック』は、ペインクリニックの総本山ともいえるNTT東日本関東病院に長年に渡って勤務されてきた塩谷正弘先生が開設されたクリニックです。私はNTT関東病院で先生と知り合い、2006年よりこちらで診療を共にしてきました。
その塩谷先生が亡くなられたのは、まさに突然のことでした。本当に、亡くなる直前までここで診療をされておられたのです……。先生が目指してきたもの、診療のスタイルは、ここで診療を共にしていた私と小杉先生が継続していきたいと思っています。先生のために、なによりも患者さんのために、今できることに懸命に取り組んでいきます。
【小杉 志都子 医師】
医者家系に生まれた私にとって、幼い頃から医師を志したのはごくごく自然なことでした。医学生の頃、麻酔の授業で終末期医療を学び、疼痛緩和を専門にした医師になりたいと思うようになりました。慶應義塾大学を卒業後、同大学病院やNTT東日本関東病院での手術麻酔・ペインクリニックの研修を通して、薬物療法や神経ブロックを習得し、多くの患者さんの診療を通して「痛みとは何か」を学んできました。
現在、慢性病に悩む患者さんは、2000万人以上と推定され、癌や脳血管疾患の患者さんよりも多くの方が、痛みに苦しんでいます。慢性病は、身体的な問題だけでなく、心理や社会生活により大きく影響されます。それぞれの患者さんの「痛み」を正しく診断し、適切な治療が提供できるよう心掛けています。
安全で確実な治療が、辛い痛みを取り病気を治す
【大塚 康久 院長】
『塩谷ペインクリニック』は、JRと東京メトロ「目黒駅」から徒歩1分ほどのペインクリニック内科・リハビリテーション科です。非常にアクセスのよい場所にあり、「ペインクリニック」を専門に診療を行っています。「ペインクリニック」という言葉を聞いても、いったいどんな治療をするのか、十分理解されていない方も多いのではないでしょうか。「ペイン」とは「痛み」を意味する言葉ですが、ペインクリニックでは文字通り、「痛み=病気」として診療を行っています。つまり、腰痛でも頭痛でも、たとえ癌の痛みであっても、「痛み」のあるすべての方が、ペインクリニック医療の領域ということになるわけですね。当院ではレントゲン透視を使用した神経ブロック注射によって、安全で確実な治療を行っています。「痛みを取ることによって、病気を治す」ことができるのがペインクリニック科ですので、辛い痛みにお悩みの方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
痛みの原因そのものにアプローチできる神経ブロック注射にかける情熱
【大塚 康久 院長】
腰痛などに対して痛み止めの注射を打てば、一時的に辛い症状を緩和することができます。静脈内注射であれば血管へ注入し、筋肉内注射であれば体のどこかへ注入すれば効果が得られるでしょう。こうした注射とは一線を画する「神経ブロック注射」は、レントゲン画像の情報を正しく読み取って、わずか数ミリというポイント内への正確なアプローチが求められます。直径1mmもない注射針を使用して、皮下5~10cmのポイントに対して必要な処置を行うのです。たとえば、椎間板ヘルニアの場合。痛みが取れることによって、原因そのものが治癒することになるのですが、一時的な効果をもたらす局所麻酔とは異なり、痛みの原因そのものを抑えられるのが神経ブロック注射のメリットです。最近では、外科的な手術においても最小限の侵襲(しんしゅう)[Minimally Invasive]がスタンダード。お腹を大きく開けることなく、小さな穴から内視鏡を挿入して行う手術をご存知の方もいらっしゃるでしょう。神経ブロック注射は、そうした手術よりもさらに侵襲が少なく、体への負担が軽い治療法だと認識いただければと思います。
体の痛みと心の痛み、両方の「ペイン」に向き合った治療を実践
【大塚 康久 院長】
神経ブロック注射の精度を上げるためには、何よりも患者さんのお話をよく聞くこと、そして沢山の症例を経験することが大切だと考えています。塩谷先生と私、そして小杉先生とで診療に携わった患者さんは、おそらく数十万人にもなるでしょうか。そうした経験と知識は、日々の診療に大いに役立っているわけですが、同時に「心の痛みが体にあらわれる」ことや、「心の状態が痛みを変動させる」ことも分かってきました。そのため、とくに慢性的な症状の場合には、心と体の両面をみながら治療を進めるようにしています。「痛みを強くしている原因は何か?」を、きちんと見極めて治療をしなければ、たとえ痛みの原因をすべて取り去っても、患者さんに痛みが残ってしまうケースがあるのです。体の痛みであっても、心の痛みであっても、どちらもが同じ「ペイン」だということ。インターネットなどで検索して、わざわざ受診してくださる患者さんのためにも、真摯な姿勢と確実な治療でお応えしたいと思います。
これから受診される患者さんへ
【大塚 康久 院長】
痛みの原因を正しく見極め、正確な治療をすることで、辛い痛みを解消することができます。慢性的な症状に悩まされていらっしゃる方にとっては、にわかには信じられない話かもしれませんが、歩けないほどの痛みに悩まされていた方が、神経ブロック注射によって歩いて帰宅できるようになったりしました。また、食事も摂れず、入浴することもできず、ワンボックスカーの荷台に敷いたマットレスに横たわり、遠く岩手県から来院された三叉神経痛の患者さんが、翌日には元気になって喜んでお帰りになったりしたこともあります。入院施設のない当院でできるのは、神経ブロック注射による治療のみですが、もしも入院が必要な場合には、NTT東日本関東病院をご紹介することも可能です。痛みを抱えたまま、我慢されることはありません。まずは一度、ご相談ください。
※上記記事は2017年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
大塚 康久 院長 & 小杉 志都子 医師 MEMO
麻酔科専門医 /ペインクリニック専門医
- 出身地:[大塚]東京都 [小杉]広島県
- 趣味・特技:[大塚]チェロ、三線
- 好きな本・作家:[大塚]村上春樹、篠田節子
- 好きな映画:[大塚]ジョン・カーニー監督作品、ナビィの恋
- 好きな言葉・座右の銘:[大塚]人生楽しく [小杉]困難の中に、チャンスがある
- 好きな音楽・アーティスト:[大塚]クラシック
- 好きな場所:[大塚]阿嘉島(慶良間諸島) [小杉]屋久島
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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CLINIC INFORMATION
塩谷ペインクリニック
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