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濱岡 剛 院長

TSUYOSHI HAMAOKA

乳がんに関しては安心して受診できるクリニックでありたい。

大学卒業後、大学院に進み、留学を経験、帰国後は聖路加国際病院に勤務し研鑽を積んだ後「桜新町駅」より徒歩1分ほどの地に『桜新町濱岡ブレストクリニック』を開院。

濱岡 剛 院長

濱岡 剛 院長

桜新町濱岡ブレストクリニック

世田谷区/桜新町/桜新町駅

  • ●乳腺外科

幼い頃に読んだ絵本から志してきた医師への道。

濱岡 剛 院長

「ひとまねこざる」という絵本があります。母親に買ってもらったそのシリーズは私のお気に入りで、その中に「ひとまねこざる 病院へ行く」というエピソードがありました。ベーカー先生という人物が登場し、ひとまねこざるがパズルのピースを飲み込んでしまったのを、手術で治してあげたのです。私が外科医を志したのはそれからのことです。ベーカー先生のようになろうかなと思ったわけですね(笑)。
それから時が過ぎ、乳腺を専門とするに至ったのは、大学院に進むときのことでした。当時の私は、乳がんという疾患の学問としての面白さに興味を惹かれ、その道を歩むことを選択したのです。その後は留学を経験し、現地で乳がんの骨転移についての臨床研究を重ね、帰国後に聖路加国際病院に勤務することとなりました。
『桜新町濱岡ブレストクリニック』をこの地に開院したのは、病院勤務と並行することも併せて考え、その利便性に着目してのことでした。最初に桜新町の駅を降りた瞬間に思ったのは、私が育った関西に近いということ。駅舎がなく、周囲に高いビルが見当たらないことが、そう思わせたのかもしれません。あたたかみのある街で、皆さんをお迎えしたいと考えてのことでした(東急田園都市線・桜新町駅より徒歩1分)。

聖路加国際病院のクォリティーで診ていけるクリニック。

濱岡 剛 院長

乳がん検診に始まり、乳がんの診断、そして治療と、乳がんに関するあらゆることをおこなっています。イメージとしては、聖路加国際病院の分院というニュアンスでしょうか。
聖路加の乳腺外来を希望される方は、全国からいらっしゃいます。ただ、聖路加では今現在、検診はあつかっていないので、聖路加で診れる患者さんは他医療機関で乳がんと診断された方か、セカンドオピニオンに限られます。私はそれに検診も併せて、聖路加クォリティーで診ていけるクリニックを作りたいと考えたのです。
『桜新町濱岡ブレストクリニック』は、乳がんだけを診る医療機関という位置づけですが、そのぶん乳がんに関しては患者さんに安心して受けていただけるクリニックでありたいと思っています。

乳がん治療の過程での医者の使命とは。

濱岡 剛 院長

聖路加国際病院では抗がん剤に代表されるお薬の治療をメインにおこなっていました。必然的に患者さんの中には治っていく方がいらっしゃれば、残念ながら治癒に至らず亡くなってしまう方もいらっしゃいます。私は本当にたくさんの患者さんを看取ってきました。
治療しても治療しても亡くなってしまう。私はその過程で、医者の使命とはどういうことなのだろうと悩みました。患者さんからすれば、「あなたは私に何をしてくれたの…」と思われているに違いないと考えるようになったのです。
そのもやを晴らしてくれたのは、やはり患者さんでした。その方は亡くなっていくにもかかわらず、「先生に看取ってもらって良かった」と言ってくださったのです。人は最後には必ず死を迎えます。乳がんで亡くなる方は、その時期が多少早くなるかもしれません。しかしだからこそ、その限られた時をより良いものとして過ごしていただくことが大切ではないかと思うようになりました。病気に向かい合う時間は苦しいことに違いありませんが、その日々の中で、患者さんが少しでも幸せを感じられるようになることが、医師としての私の使命であり、やりがいだと考えるようになったのです。
現在は開業医となり、以前のように最後までお付き合いをすることは難しくなりましたが、気持ちとしては、すべての方により良い時間を過ごしていただけるためと思い、診療をおこなっています。

変わらないスタッフの顔ぶれで患者さんをお迎えできること。

7年目になりますが、受付を含め、スタッフの顔ぶれはオープン当時のままです。同じ顔で患者さんをお迎えできているということは、私の密かな自慢でもあります(笑)。
クリニックでは抗がん剤治療をおこなっていますが、開業医に限定すると珍しい部類に入ります。抗がん剤治療は手間も心理的な負担も大きいので、クリニックでおこなうのはなかなか難しいのです。抗がん剤治療は私の原点であり、今後も変わらず進めていきたいと考えていますが、その私のわがままに付き合ってくれているスタッフには本当に感謝しています。

これから受診される患者さんへ。

乳がんは治りやすいがんであり、がん全体を見渡してもこの治癒率は高いといえます。その治癒率は8割以上と言われていますが、早期の発見によりさらに治癒率は向上しますので、検診が非常に有用です。
乳がんは遺伝的な要素は10人に1人も該当せず、そのほとんどが突然発症するものです。適切な例えかどうかはわかりませんが、誰にでも起こりうるということでは、交通事故と似ているかもしれません。普段、交通事故に遭わないよう安全運転を心掛けるのと同様に、誰にでも起こりうる病気を防ぐため、検診を定期的に受けていただければと思います。

※上記記事は2015年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

濱岡 剛 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:音楽鑑賞、スキー、野球観戦
  • 好きな本:クルマ雑誌
  • 好きな映画:泣ける映画
  • 好きな言葉:世界中の人が幸せになりますように
  • 好きな音楽:ジャズ
  • 好きな場所:クルマの中

グラフで見る『濱岡 剛 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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