長谷川 純 院長
JUN HASEGAWA
痛みをなくすだけに終わらず、生活の質を少しでも改善。
まわり道しつつも開業医の父の背中を追い医学部へ。卒業後は患者さんの全身管理を担当する麻酔科を選択、桜新町駅より徒歩1分『桜新町ペインクリニック』を開院。
長谷川 純 院長
桜新町ペインクリニック
世田谷区/桜新町/桜新町駅
- ●ペインクリニック
- ●内科
一人の患者さんの治っていく過程をずっと見ていけるのが街の医者の醍醐味。
開業医だった父を見て育って、というところもありますよね。ただ、そのまますんなりとその道に、というわけではないのです。他の大学に、医学部へ進む前は外国語学部に通ったくらいでしたから。若い頃は父に反発をしていましたし、逆に、絶対に医者にはならないと思っていたものでした。
それがなぜ、というと、一言では難しい。1つ言えるのは、表面では反発しながら、心のどこかで、父のようになりたいという部分があったのではないかと思います。今考えると、ですけどね。
東海大学を卒業後は麻酔科に籍を置きました。麻酔科を選択したのは、それが全身を診る科だったことです。1つひとつの臓器を診るのも良いけども、医者になるからには全身を診れるものになりたいという思いを強く持っていました。麻酔科は、手術に耐えられるかどうかの判断に始まり、術中、そして術後の患者さんの全身管理を担当します。1つの病気を診ること以上に、1人の人間として診ていくというスタイルは、その時に培ったものです。
『桜新町ペインクリニック』をこの地に開設して感じるのは、1人の人をより長く診ていけるということになるでしょうか。大きな病院では、患者さんはどんどんと入れ替わっていきます。それはつまり、患者さんのその後に関知できないということでもあるのです。最初は毎週通っていた方が、2週間に1回の通院で済むようになり、それが3週間に1回、1ヶ月に1回と間が空いていくようになります。治っていく過程をずっと診ていけるというのは、街のお医者さんならではの醍醐味と言えるかもしれませんね(東急田園都市線・桜新町駅より徒歩1分)。
様々な科との連携が大切なのがペインクリニック。
腰痛に頭痛、肩こりなど、ありとあらゆる痛みに対応していくのがペインクリニックということになります。ただし、その派生と言いましょうか、ペインクリニックは様々なものに応用が可能な科でもあります。
たとえば、花粉症。春先になると多くの方がお薬を飲まれますが、中にはそれが効かない人もいらっしゃいます。ペインクリニックで用いるブロック注射は、そうした症状にも効果を発揮します。それから多いのは、突発性難聴に代表される耳鼻科の疾患、あるいは、皮膚科の帯状疱疹についても同様です。もちろん、それぞれの科で適切な治療をしつつ、プラスアルファという役割になります。その意味では、様々な科との連携が非常に大切なのがペインクリニックということになってきます。
ブロック注射で痛みを1度リセットすることの意味。
痛みをゼロにすることはなかなかに難しいものがあります。初診でいらした患者さんにもよくご説明するのですが、今の痛みを半分にしていきましょう、ということが当面の目標となるのです。あとは、その痛みによって日常生活が損なわれいる場合、できないものをできるように、ということです。たとえば、五十肩の人が洗濯物が干せないというのであれば、それができるようにしてあげる。痛みをなくすだけに終わらず、生活の質を少しでも改善していくのがペインクリニックの大きな役割と言えるでしょう。
さて、ペインクリニックと言えば、ブロック注射をイメージされる方も多いかと思います。ブロック注射は射った瞬間にすごく良くなることも稀ではありませんが、その中身が麻酔薬である以上、効果は限定的なものです。ではなぜブロックを射つのかと言えば、痛みを1度リセットすることに本来の意味があります。常に痛みを感じていると、その痛みはどんどん積み重なっていきます。それが一旦ゼロになることで、10あった痛みが9となり、ブロック注射を射つ前に比べ、効果を実感することになるのです。イメージとしては階段を1段ずつ降りていく感じでしょうか。段階を踏んで、徐々に徐々に痛みを軽減していくということになってきます。
大きな病院と比べても遜色ないレベルの治療を提供。
大きな病院と比べても遜色ないレベルの治療を提供していきたいと思っています。たとえば先程のブロック注射ですが、当クリニックでは、透視下神経ブロックをおこなっています。これはつまり、レントゲンによって針の先が今どこにあるかを確認しつつ進めていくものです。これにより、非常に安全で、かつ、一歩踏み込んだ治療が可能となります。
また、このブロック注射と併用することにより高い効果を発揮するのが、高周波熱凝固装置です。局所麻酔で効果がそれほど現われていない方に対し、高周波の熱凝固作用を併せることにより、痛みがリセットされる時間を長くさせることが可能です。上手くいけば、何ヶ月という期間を通じて痛みが出ないといった効果が期待できますね。
これから受診される患者さんへ。
東急田園都市線・桜新町駅より徒歩1分、ペインクリニック内科・内科を標榜する桜新町ペインクリニックです。
大きな病院に行かれますと、今は総合内科というものがあります。何科に行けば良いのか迷っている方が最初に訪れる場所ですが、こちらのクリニックもそれと同じ感覚でご利用いただければと思います。麻酔科医として、あらゆる疾患を診てきた経験がありますので、医療の最初の窓口としての役割を果たせていければと思っています。
ペインクリニックに関して、「いきなり痛い注射をされてしまう…」という懸念を持たれている方はまだ少なくないことでしょう。しかし、決してそのようなことはありません。ここではすべての治療を患者さんと相談の上で進めていきます。注射が苦手という方であれば、それ以外の選択肢から治療は可能です。実際、「注射きらい」の方も多くお見えになっています。
身体のことで何かしらお困りの方、そして、痛みを抱えている方は、まずは1度お越しになってみてください。そのすべてを即座に解決できるとは申しませんが、ご紹介を含め、あらゆる選択肢を通じ、少しでも快方に向かうことをサポートしていきます。
※上記記事は2015年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
長谷川 純 院長 MEMO
ペインクリニック専門医
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:マリンスポーツ
- 好きな本もしくは愛読書:海に関係する雑誌
- 座右の銘もしくは好きな言葉:一期一会
- 好きな音楽もしくは好きなアーティスト:ジャズ / (夜に聴ける音楽)
- 好きな場所もしくは好きな観光地:ハワイ
グラフで見る『長谷川 純 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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