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吉本 賢隆 院長

MASATAKA YOSHIMOTO

乳癌治療に豊富な経験を持つ熟練の乳腺専門医が、安心の医療を提供。

東京大学医学部卒業後、複数の病院で主に腫瘍外科医として経験を積み、その後、乳がんを専門に研鑽を積むようになる。2012年、これまでの経験を生かすべく赤坂駅すぐ傍に開業する。

吉本 賢隆 院長

吉本 賢隆 院長

よしもとブレストクリニック

港区/赤坂/赤坂駅

  • ●内科
  • ●乳腺外科

最も身近な職業が「医師」だった。

吉本 賢隆 院長

父は瀬戸内海の小さな島で開業医をしていました。私にとって、あらゆる職業の中で最も身近だったのが医者であり、その意味では医者以外の選択肢を持ちようがなかったのかもしれません。
大学を卒業後は一般外科医としてこれまで歩んできました。一般外科医として、心臓や脳以外の手術すべてを手がけてきました。私は主に腫瘍外科医として経験を積み、とくに乳がんの治療に関しては縁が深くなっていきました。表現が適切かどうかはわかりませんが、乳がんの多様な病態に強く興味を抱くようになり、やがて専門とするようになりました。
『よしもとブレストクリニック』は2012年に開院しました。医者という職業は定年がないようなものですが、病院に勤めているとそういうわけにもいきません。自分が培ってきた経験を生かしていくにはどうしたら良いか。自身のクリニックを持つに至ったのは、その思考の先にありました。
当院には、東京近郊だけでなく、東北から九州・沖縄まで、遠方からの患者さんも多くいらっしゃいます。その方々にご不便のないよう、都心にあって交通の良い場所を探して、この場所にたどり着きました(東京メトロ千代田線の赤坂駅から徒歩1分)。

乳がん治療のすべてがここにある。

吉本 賢隆 院長

診断から治療まで、乳がんに関するすべてのことを手がけています。診断の中には各種の検査があり、手術ということになれば連携病院に赴き、私自ら執刀をおこないます。術前・術後、また再発後の抗がん剤治療、術後のフォローも含め、首尾一貫して診療をおこなっています。
開業するにあたり、どのような医療が提供できるか、私にとって大きな問題でした。ただ、仲間の多くの専門家の先生方や連携病院と緊密な連携がとれ、かえって自由度が増えた気がしています。
患者さんとは、スマートフォンを活用して緊密に連絡しています。「熱があるみたいなんですが、どうしたらいいですか?」こうしたメールが抗がん剤治療を受けている患者さんから逐一届きます。こうしたメールは患者さんにとって、そして私にとっても安心につながっています。何かあればすぐにメールが届く。これは、病院勤務時代は実現したくてもできなかったことです。

乳がんの増加は、現代社会全体の宿命。

吉本 賢隆 院長

すべての成人女性には乳がんのリスクがあります。肥満・飲酒・喫煙、その他にも様々なリスク要因はありますが、「私はそのどれにも当てはまらないから大丈夫」ということはありません。
乳がんの患者さんはどんどん増えており、今では女性がかかるがんとしては最も多くなっています。女性のライフスタイルの変化が最大の要因です。若いうちに出産し授乳することが乳がんの予防につながります。出産・授乳によって乳がんに罹りにくい乳腺へと変化するからです。しかし我が国では、結婚年齢は右肩上がりで、それに伴い初産年齢も上がってきています。高齢出産、未出産が当り前の時代です。乳がんの増加はいわば社会全体の宿命とも言えるかも知れません。
その宿命を受け入れたうえで私たちができるのは、検診を多くの人が受けていただくということに尽きます。現在、乳がん検診の受診率は全体で3割程度。この数字を可能な限り引き上げていくことが求められています。それと同時に、成人女性は乳がんのリスクがあるという意識を持つことが大事ですね。

不安の中にいる患者さんに安心をさしあげたい。

乳がんは最もよく治るがんの一つです。しかし、患者さんは皆さん再発におびえて日々を送っておられます。私たちはその悩みを聞き届け、検査の結果を通して「大丈夫ですよ」と伝えていくのです。安心であるということを繰り返すことが非常に大事だということですね。
もう1つ、乳がんだけを診ていては片手落ちになることがあります。気がついたら進行した大腸がんになっていた、というようなことは可能な限り防がなくてはなりません。私が診れる範囲には限界がありますが、観察を怠ることなく、その徴候が感じられればいち早く専門医へ紹介しています。これまで培ってきた人脈を生かし、トータルの主治医として患者さんを見守っていきたいと考えています。
最近はチーム医療という言葉がよく聞かれます。もちろん非常に大事ですが、大病院では時には、誰が主治医で誰が診てくれているのかわからなくなることが往々です。患者さんに疎外感を感じさせてはいけませんし、私の責任において、できる限り濃く深く関わっていきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ。

良い医療を受けるためには情報が必要です。情報はインターネットにあふれていますが、玉石混淆で正しい情報を選ぶことは極めて困難です。真に役に立つ情報を得るためには、信頼できる専門医をかかりつけ医を持つことから始めてみてはいかがでしょうか。その先生を情報の入り口として、充分に活用していただければと思います。

乳がんに関しては、徴候に気づいていながら、なかなか病院に来れない方々がいます。なぜ来れないかと言うと、懸念が現実のものとなることで、人生が終わってしまうと恐怖に感じてしまうからに他なりません。怖いから、診断を受けることが出来なくなります。
私はがん保険に加入することを皆さんにお勧めします。がん保険に入るときにがんを受け入れる心の準備が出来るからです。費用的な不安はある程度それで解消できることになりますし、なにより保険に入ることで心の準備ができます。前向きに生きていくために、がんであることを受け入れることからすべてが始まるということを理解していただければと思います。

※上記記事は2015.7に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

吉本 賢隆 院長 MEMO

脳血管内治療専門医 /循環器専門医

  • 出身地:広島県
  • 趣味・特技:油絵、木彫、陶芸
  • 好きな本:時代小説、徳川家康(山岡荘八著)
  • 好きな映画:ジブリ作品
  • 好きな言葉:自然体
  • 好きな音楽:静かな音楽
  • 好きな画家:棟方志功、ゴッホ
  • 好きな場所:海

グラフで見る『吉本 賢隆 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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