松任 良樹 院長
YOSHIKI MATSUTO
少しでも明るい気持ちで帰っていただく為に
「目に見える、イメージしやすい医療」
大学の工学部を卒業後、建設会社に就職。その後医学部へ入学。卒業後、東京医科歯科大学の精神科へ入局。国立精神神経センター武蔵病院で研鑽を積み、用賀メンタルクリニックにて15年診療を続けた後、J戸越銀座クリニックにて漢方診療を学ぶ。2014年、都立大学から徒歩3分のこの地に『都立大メンタルクリニック』を開設。
松任 良樹 院長
都立大メンタルクリニック
目黒区/中根/都立大学駅
- ●心療内科
- ●精神科
患者さんの全人的なサポートを目指すジェネラリスト
少々異色の経歴かもしれませんが、私は大学の工学部を卒業後、一度は建設会社に就職を果たし、現場監督として仕事をしていました。それが3年ほど勤務した26歳のとき、交通事故というアクシデントに見舞われました。膝下を骨折して手術を受けることになったのですが、そのときに私を担当してくださったのがとても素晴らしい先生で、深く感銘を受けたのです。思い切って脱サラをして医学部へ入学しました。医学生時代、臨床実習を受けていくに従い、進化を続ける現代医学では、診療科目は細分化。専門化していると感じました。それでも私は、特定の分野に特化したスペシャリストではなく、ジェネラリスト(総合医)でありたい、それも、全身的なサポートではなく全人的なサポートを必要とする精神科の領域に進もうと考えるようになりました。卒業後は東京医科歯科大学の精神科へ入局。国立精神神経センター武蔵病院で研鑽を積み、用賀メンタルクリニックの立ち上げから15年にわたって診療を続けた後、J戸越銀座クリニックでは漢方診療を学ばせて頂き、さまざまなご縁があって2014年に『都立大メンタルクリニック』を開設しました。
イメージしやすい説明で、見えづらい症状の理解を助ける
心療内科 ・精神科を標榜する都立大メンタルクリニックは東急東横線の「都立大学駅」から、歩いて3分ほどの場所にあります。来院される患者さんは地域にお住いの方が中心で、ご高齢の方もいらっしゃいます。 もともと以前から、なるべく形として目に見える医療を実践したいと考えていたのですが、メンタルの症状というのは、非常に分かりにくく見えづらいものです。それで私は、精神面に起因するさまざまな症状を理解していただくために、できるだけイメージしやすい形にしてご説明したいと考えています。ご自分の症状を正しく理解し、向き合っていただくために患者さん一人一人に寄り添ったサポートを心がけておりますので、不安な気持ちを抱え込むことなく、ぜひご相談いただきたいと思います。
身体の不調、悩み、ストレスの原因。症状全体を診て、粘り強くサポート
投薬などの内科的な治療、外科的な手術によって完治が望める病気もありますが、慢性的な疾患については、劇的な変化がみられないケースもあります。そうした症状についても、粘り強くサポートができるようにと心がけています。又、夜眠れない、胸がドキドキする、といった「いま、体にあらわれている症状を取り去ること」だけに着目するのではなく、その原因となった悩みやストレスに目を向けて、上手にコントロールすることが大切だと考えています。学校や仕事、家庭などにおける悩みやストレスが心に満ちて来ると、ちょうど川が山の上流から海へと向かって流れているように、それはやがて不安やゆううつ気分の川へと変わり、更にはさまざまな体の不調を引き起こします。心療内科ではある地点の流れだけを取り出して診療するのではなく、症状という川の流れ全体を俯瞰(ふかん)して対応する必要があると思っています。たとえストレスの原因が学校や仕事にあったとすると、それを排除するのは簡単なことではないでしょう。でも、ストレスを上手にコントロールする方法を知り、ご自分の症状と向き合っていただくことは可能なはずです。健康な体を取り戻すために、内科や外科の領域だけでなく、少しだけ視点を変えて、今の状態を理解していただき、粘り強く治療を続ける。私は、そのためのサポートをしたいと考えています。
イラスト、マンガも使った「目に見える、イメージしやすい医療」
診療の際に心がけているのは、「患者さんのお話をよく聞く」ということでしょうか。たとえばご高齢の患者さんの中には、「年を重ねていく不安」を抱えている方もいらっしゃいます。さすがにそのお悩みを解消するのは難しいことですが、この場でお気持ちを汲んで、お話をすることで、少しでも明るい気持ちでお帰りいただければと思っています。又、時に私から話をする時間が長いこともありますが、なぜ今この症状が出ているのか?そのプロセスや意味について分かりやすくご説明することによって、納得してご自分の症状に向き合っていただきたいと考えているからです。「目に見える、イメージしやすい医療」を目標にしていますので、検査の内容や治療のプロセスなどについても、図やイラストを使って、分かりやすくご説明するようにしています。時には、下手なマンガを描いて、自律神経失調症について解説したり(笑)。これからも「いかにイメージ化できるか?」をテーマに丁寧なご説明をすることによって、患者さんにご理解、ご納得いただける医療をご提供していきたいと考えてみます。
これから受診される患者さんへ
ペラペラ喋るドクターは一流ではないと思います(笑)。ただ、私は少しでも患者さんの理解が深まればと考えて、必要なことはお話をさせていただいております。ご自分の状態を正しく理解して、ストレスを上手にコントロールできるようになっていただきたい、そのためにはたとえ薬の服用が必要な場合でも、心電図や血液検査によって副作用をチェックし、安心してお飲みいただける薬を処方いたします。よく眠れない、どことなく体調が思わしくない、そんな症状に心当たりがある方は、ぜひご相談いただきたいと思います。
※上記記事は2015年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
松任 良樹 院長 MEMO
精神科専門医
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:折り紙、建築巡り
- 好きな本・愛読書:楡家の人々
- 好きな言葉・座右の銘:得意淡然、失意泰然
- 好きなアーティスト:キース・ジャレット
- 好きな場所・観光地:八ヶ岳
グラフで見る『松任 良樹 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
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