奥田クリニック
北区/滝野川/板橋駅
- 内科
- 外科
- 消化器外科
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奥田 武志 院長への独自インタビュー
機械から人へ。その先に現在が
40年ほど前、『知られざる世界』というドキュメンタリー番組がありました。そこで、早稲田大学理工学部が制作した義手が紹介されていたのです。現在の義手と比べられませんが、人の意志を感じて動くそれに感銘を受けまして、その世界へ進むことを考えていたことがありました。高校1、2年生の頃までは、「工学部、工学部」と言っていましたね(笑)。それが3年生になる頃には、段々と変化が生じてきて、この段階で医療というものが視野に入ってくるようになったのです。これには、母が病院の婦長をしていたことが関係したかもしれません。機械から人へ。その先に現在があるということですね。
日本医科大学を卒業後、同大学病院の第一外科に籍を置きました。そちらでは主に消化器を扱うことになり、20年が経過する頃には胃を専門に診るようになっていきました。『奥田クリニック』は2008年に開院を迎えました。これまで培ってきた経験を活かし、地域のホームドクターとして、コミュニケーションを大切にした、人にやさしい医療を提供していきたいと思っています(JR埼京線・板橋駅より徒歩2分、都営三田線・新板橋駅より徒歩6分)。
オリジナルの資料によって患者さんにご理解いただけるよう努めています
切り傷や熱傷等の処置も含めた外科に内科、消化器科を標榜しております。私の専門は消化器ということになりますが、実際に多いのは生活習慣病にまつわるお悩みですね。生活習慣病については、それまでの生活を見直していただくことが大切になってきますが、クリニックではオリジナルの資料によって患者さんにご理解いただけるよう努めています。
その一例をご紹介しますと、たとえば、都道府県別の死亡率を解析した資料があります。これによりますと、長野県が最も良く、青森県が芳しくないということになっていて、ではこの2つの県の違いがどこなるかということを患者さんに考えていただくのです。一見すると、青森県の方の塩分摂取量の多さが要因だと考えられるかもしれません。確かに青森県は全国で1位なのですが、実は長野県も全体で見れば4位と決して低くはない。じゃあ何が違うかといえば、それは野菜の摂取量の違いになります。長野県の方は実に1日350gの野菜を摂っておられるのです。そうした話をした後で、では推奨される350gの野菜がどの程度の量のものなのか、写真でお示しして、イメージが湧くようにお話を持っていきます。
生活習慣病は、いかに治療を継続していただくかが重要です。頸動脈エコーに代表されるような数値をお示しすると同時に、今の危険度がどの程度のものなのかということを把握していただく。他人ではなく、自分の身に起こっていることとして納得していただき、治療に取り組んでいただくということが大切になってきます。
院長先生は、よく勉強をされる優秀なドクターでいらっしゃいます。