杉村 久理 院長
HISAMICHI SUGIMURA
コミュニケーションを大切に
地域密着型のホームドクターとして
大学卒業後、東京女子医科大学で救急医療に従事。研究職を経たのち、2014年に『江北ファミリークリニック』を開設。(日暮里・舎人ライナー「江北駅」から徒歩2分)
杉村 久理 院長
江北ファミリークリニック
足立区/江北/湖北駅
- ●内科
- ●小児科
- ●アレルギー科
- ●呼吸器内科
- ●漢方内科
- ●消化器内科
- ●皮膚科
職業適性検査に導かれ、医師の道へ
私は幼い頃、ぜんそくを抱えていました。子どもにとっては本当につらいもので、そのつらさを楽にしてもらったという経験は、非常に大きく影響したと言えるでしょうね。それに加えて、私は「生きものに携わる」ということが好きで、そのこともプラスに作用したところがあったのではないでしょうか。決定的だったのが、高校生のときの職業適性検査でした。1つひとつ丁寧に答えていったのですが、その結果は、「医療系以外に適正はない」というものでした。芸術方面にも憧れを抱いていた私にとって、それは逆にショックなことでもあったのですが(苦笑)、今ではこれもお導きなのかなと思っているところです。
大学を卒業後は、東京女子医科大学の救命救急に入局いたしました。私には、ジェネラリストになりたいという希望があったのです。特にそれが外科系ということになれば、ここ以外に選択肢はないと考えたわけですね。
その後、母校である産業医科大学に戻り、研究職を経て、その後産業医として10年を過ごし、2014年にこの地(日暮里・舎人ライナー『江北駅』より徒歩2分)に内科・小児科・アレルギー科・呼吸器内科・漢方内科・消化器内科・皮膚科を標榜する『江北ファミリークリニック』を開院致しました。この近くに勤務していた病院があったということも縁につながったのかと思いますし、良い場所に巡り会えたと思っています。
地域密着のジェネラリストとして
何か1つのことに特化しようというよりも、患者さんが困っていることに対して広く対応していくことです。たとえばお子さんが風邪を引いて、お母さんも風邪気味だったとします。これがお子さんだけを診て、お母さんはお母さんでまた別のところになると大変ですよね。ファミリークリニックとして、ご家族の健康に関するお悩みに応える、地域の拠点になっていきたいと思います。
救命救急時代の恩師達が、「何でも診ていく」という姿勢を持っていた先生方でした。その薫陶を受けた形で、知らず知らずのうちに「すべてを診ていく」というスタンスが私のポリシーになっています。
患者さんとのラポールを大切に
フランス語の「ラポール(rapport)」とは、互いに親しい感情が通い合う状態を指します。その関係性を築いていくことこそが診療のスタートであり、またそうでなければならないと思います。そのためには、出来るだけ患者さんの視点に立つことが大事ではないでしょうか。つらさや苦しさという抱えた思いを共有し、共感することを心掛け、患者さんに心を開いていただけるような関係を作っていきたいと思っています。
カウンセリングとコーチングで患者さんのメンタルケアを
産業医時代、私はメンタルヘルスも担当していたことがあり、そこでカウンセリングとコーチングという、2つの手法について詳しく学ぶことが出来ました。
カウンセリングは、対象の人物が抱えている思いを外に出していくことで、いわばマイナスの心理状態からゼロに持っていくことを目的とするものです。これに対しコーチングとは、ゼロの状態からさらに上積みし、プラスに持っていくことを目的とします。
たとえば禁煙をされるにしても、血圧の薬を飲み続けるにしても大変なことです。コーチングによってそのモチベーションを維持したり向上させることは、患者さんを助けることにつながってきます。
コーチングは、その人その人に合った対応を探していくことが肝になります。データから入ったほうがいい人もいるでしょう。その場合、検査結果の推移を詳しく説明したり、お薬の効能を細かくお伝えする、といったことが有効になります。また、人によっては、言葉によって感情が揺さぶられるケースもあります。「すごいよね」「すごく良い感じだよ」といった感情に訴えるような言葉遣いが、その人のモチベーションを上向きにすることもあるのです。
1人ひとりに違う形で寄り添っていく。目標を達成していただくために何が出来るかを考え続けることが、私たちに出来る役割と心得ています。
これから受診される患者さんへ
患者さんに笑顔で、幸せな気分でお帰りになっていただくのが私たちのモットーです。もちろん、すべての症状を治すことが出来ればそれに越したことはないのですが、症状によってはそれが難しいことがあります。では、何を持って帰っていただくのか。患者さんのお悩みの種は、病気だけとは限りません。たとえば、子育ての不安もその1つですよね。それに対し、私を含めたスタッフがお話をお聞きし、「そういうこともあるんだ…」と気持ちをやわらげることが出来れば、それはそれで1つの成果だと思うのです。数ある悩みのうち、その1つでも解決して差し上げられればと思いますし、何か1つ、お土産を持って帰っていただけるようにと思っています。
誰もがハッピーになれるように、出来るだけのことをさせていただく。その積み重ねが信頼を生み、皆さんに愛されるクリニックになっていけたら嬉しいですね。
※上記記事は2015.4に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
杉村 久理 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:旅行
- 好きな本:ミステリー
- 好きな映画:男はつらいよ
- 座右の銘:一期一会、死ぬこと以外はかすり傷(何でもチャレンジ、という意)
- 好きな音楽:オールジャンル(演歌以外)
- 好きな場所:海、山など自然のある場所
グラフで見る『杉村 久理 院長』のタイプ
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
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