松川 中 院長
ATARU MATSUKAWA
全ての皮膚疾患を対象にしながら、特に手術を要する皮膚疾患の治療に力を尽くす。
鹿児島大学卒業後、東京大学の皮膚科に入局。その後、水戸の赤十字病院や新宿の社会保険中央総合病院を経て、蔵前駅すぐそばに開業。
松川 中 院長
蔵皮フ科・形成外科
台東区/蔵前/蔵前駅
- ●皮膚科
- ●形成外科
皮膚科専門医として、全ての患者様を大切に診療。
子供の頃は伝記モノを読むのが好きでした。野口英世や北里柴三郎の伝記を読み、お医者さんを目指そうと思ったのです。
大学は郷里の沖縄から近い鹿児島大学に進みました。大学で柔道をやっていたのですが、その顧問の先生が皮膚科の教授でした。皮膚科を志すに至っては顧問の先生の影響を強く受けた部分もあったかと思います。
皮膚科の特徴として、患部を診て、その場で判断を下せるものが多いという点が挙げられます。診察後すぐに処置までをおこなえるというのは私の性格に合っていたんでしょうね。
多くの症例を診ることが出来ると考えて、東京大学の皮膚科に入局し、その後、水戸の赤十字病院や新宿にある社会保険中央総合病院の皮膚科に勤めました。当院を開院したのは2002年のことになります。
現在、地元の方はもちろん、遠方からも患者さんが訪れてくださることは大変有り難く、嬉しく思っております。
手術を要する皮膚疾患治療にかける情熱。
当院では全ての皮膚疾患を対象に診療していますが、その中でも手術を要する疾患に力を入れております。手術をメインにおこなっている皮膚科の開業医は意外に少ないものなのです。
当院では黒子(ほくろ)の小さなものや粉瘤(ふんりゅう)はトレパンという筒状の器具でくりぬいて除去します。穴が開いた状態になりますが、周辺の皮膚が次第に寄ってきて自然にふさがり、ほとんど跡を残しません。いずれも、来院された当日に手術をおこなえるようにしています。
“わきが”の手術に関しては、日本全国から患者さんが来院します。“わきが”手術は一般的に美容外科でおこなうものというイメージをお持ちの方も多くいらっしゃると思います。ただ、美容外科では“わきが”の手術は自由診療に当たりますので、治療費が高くなってしまいます。
当院での“わきが”手術は保険診療が適用されますので、負担が少なく、且つ安全な診療をお約束出来るかと思います。
巻き爪の手術は皮膚に食い込んだ部分を切除し、爪毎にフェノールをあてる方法をとっており、手術時間は5~10分ほどです。
脂肪腫は1~2cmの切開で剔出しており、手術時間は10~30分ほどです。
保険診療が適用される“わきが”治療に尽力。
日本人の10人に1人は“わきが”と言われています。ご本人自ら気づかれる場合もありますが、周囲の方の指摘で初めて気づかれることも多くあります。程度の差もありますが、本人は匂いに慣れてしまって不快な匂いと認知しないケースがあるからなんですね。
“わきが”は耳あかの質によって判断が出来ます。粉状ではなく、湿っていれば“わきが”の可能性がありますので、専門の医師にご相談することをお薦めします。
最近の傾向として親御さんが子供さんに、いじめに遭うといけないという理由で手術を受けさせることも多々ございます。
“わきが”手術は切開する場所の大きさにより2つの方法に分類されます。小さく切開する剪除法(せんじょほう)は、比較的出血が少なく、手術痕が目立ちにくいというメリットがありますが、切開した部分から離れた部分を肉眼で確認しづらいというデメリットがあります。
それに対して大きく切開する反転剪除法(はんてんせんじょほう)は、皮膚の裏側を肉眼で確認して匂いの元となるアポクリン汗腺を除去出来るというメリットがあります。しかしその反面、傷が大きく残ってしまうことと、出血量が多くなるというデメリットがあります。
当院ではそれぞれの方法について詳しくご説明した上で、患者さんのご希望に則って治療を進めてまいります。
アポクリン汗腺は毛根に付属しているものですので、除去しても毛根から再生する場合がございます。当院では再生の可能性を限りなくゼロに近づけるため、女性の患者さんにはレーザーにより永久脱毛をお薦めしております。女性に限ったことではありませんが。最近では男性の患者さんも永久脱毛を希望される方が増えております。
デリケートな疾患だからこそ、プライバシーは徹底保護。
患者さんにはソフトに、礼儀正しく接するということを心掛けております。
特に“わきが”や“水虫”や“インキンタムシ”など皮膚科の疾患には、他人になかなか相談しにくい、デリケートな疾患が多く存在します。当院では患者さんのプライバシーに配慮し、あらかじめ問診票に病変部の印を付けていただく方法をとらせていただいております。
これから受診される患者さんへ。
歩行困難で通院ができない場合は往診も行っております。皮膚悪性腫瘍または皮膚病変から内臓の異常が疑われる場合は連携病院への紹介体制をとっております。
皮膚に何か病変が出ましたら、まずお近くの皮膚科医にご相談していただきたいと思います。患者さんによっては、じんま疹が出ると内科に行かれる方が多く、二度手間になってしまうケースもございます。
赤ちゃんからご年配の方まで、皮膚に関することは全て診ておりますので、何か気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。
※上記記事は2014年8月に取材掲載したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
松川 中 院長 MEMO
- 生年月日:1950年9月
- 出身地:沖縄県
- 趣味・特技:読書、映画鑑賞
- 好きな本・愛読書:渡部 昇一
- 好きな映画:野菊の如き君なりき、二十四の瞳
- 好きな言葉・座右の銘:一隅を照らす
- 好きな音楽・アーティスト:クラシック/ダ・カーポ、山口百恵
- 好きな場所・観光地:ドイツ、ハワイ
グラフで見る『松川 中 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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