松田 弘之 院長
HIROYUKI MATSUDA
病気のみでなく、その背景にある人も
見るように心がけています。
大学卒業後は、東京慈恵会医科大学内科に入局し、主に腎臓病、高血圧について研さんを積みました。大学病院に約20年近く勤めた後、2000年に当クリニックを実家の漢方薬店の2階に開業しました。
松田 弘之 院長
司生堂クリニック
豊島区/巣鴨/巣鴨駅
- ●内科
- ●アレルギー科
- ●消化器内科
実家は、大正時代に祖父が創業した漢方薬店でした
実家は、大正時代に祖父が創業した漢方薬店でした。それを父が継ぎ、私が子どものころは、身の回りに漢方薬があふれていました。店内で祖父や父と接したり、お客さんとの会話を聞いたりする中で、漢方薬の知識が子どもながらに少しずつ身についていきました。また、「将来は、人の役に立つ職業に就きたい」とも思っていたので、医療の道へ進もうという意識は高かったですね。実は、ほかにも選択肢はあったのですが、高校生のころ「医師ならば、一生懸命やれば人のためになるだろう」と思い、医学部へ進学しました。父は喜んでくれましたね。この漢方薬店を苦労して開業した祖父は、私が高校生のころ亡くなってしまったので報告できませんでしたが、喜んでくれたと思います。
大学卒業後は、東京慈恵会医科大学内科に入局し、主に腎臓病、高血圧について研さんを積みました。
西洋医学に漢方医学を取り入れた治療を行っている
大学病院に約20年近く勤めた後、2000年に当クリニックを実家の漢方薬店の2階に開業しました。患者さんとFace to Faceで、時間をかけて診察したいと思ってのことです。場所は、JR山手線、都営三田線「巣鴨駅」徒歩5分ほど、巣鴨地蔵通り商店街の入り口近くにあります。
場所柄、高齢の患者さんが多いと思われがちですが、若い女性や子育て世代の主婦、40・50代のビジネスマン、高齢者など幅広いですね。西洋医学に漢方医学を取り入れた治療を行っているということを聞いて来院される方が多いようです。最初は通常の医院を訪れたものの、良くならない、満足できない…などといったケースで、当クリニックを頼って来てくださっているようですね。これは、うれしいことです。
西洋医学では対応が難しい患者さんには、漢方医学を通してしっかり診察していく
基本となる診療科目は、内科、漢方内科、アレルギー科ですが、院内には80種類以上の漢方薬があり、それらを患者さんの症状に合わせて処方すると、漢方薬の特性として、整形外科、皮膚科、婦人科、耳鼻科、心療内科などに関わる疾患についても効果を示すことがあり、幅広い病気に対応できます。
つい先日も、不妊症で悩んでいた女性の患者さんが出産され、赤ちゃんを連れてこられました。喜んだ顔を見られてうれしかったですね。ただ、当クリニックの専門外の疾患については、必ず診断や適切な治療法が専門医で見いだせなかった場合にご来院いただければと思います。それは西洋医学の方が優れている場合や、ほかの病気が隠れている場合も少なくないからです。そのため私は、一般内科の診察も充実させるように努めています。ただ、専門の医院で診断・検査を受けたものの、病気は見つからず、それでも体調が悪いため不定愁訴とされるなど、西洋医学では対応が難しい患者さんには、漢方医学を通してしっかり診察していきたいと思っています。
「四診」という4つの診断方法
「病気を診ずして、病人を診よ」ということです。これは、私が内科医として学んでいた東京慈恵会医科大学の学祖、高木兼寛先生の理念の一つです。この言葉を聞いた瞬間、漢方医学と通ずるものがあると感じました。
例えば、肩こり、めまい、不眠、肌荒れなどの症状を訴える患者さんは症状別に複数の科で診察してもらわなければなりません。しかし、漢方医学では体全体を体系的に見る、体の各部分がリンクしているという考え方があり、その患者さんの体格や体調、病期などを考慮した漢方薬を処方すると、複数の症状に改善がみられることがあるんです。
また、「四診」という4つの診断方法があります。端的に言うと患者さんの体全体と心を「見て」「聴いて」「触って」など、五感をフルに使って診察することです。検査データを重視する西洋医学に対して、患者さん一人ひとりの体と心の状態を見て、さまざまな症状や体質を総合的にとらえて、全体のひずみを改善していくのが漢方医学なのです。病気のみでなく、その背景にある人も見るように心がけています。
これから受診される患者さんへ
漢方医学は、人の体と心を診るものです。いくら体が丈夫でも、「彼女に振られた」(笑)などの落ち込むことがあれば、体調不良を引き起こすこともあるという考え方です。またその逆もあります。体と心を分け、科学的データを最重要視する西洋医学とは異なり、体と心は結びついていて、その両方を健康にするというのが漢方医学の本質であり、メリットでもあります。全体的な改善を目指し、その人の自然治癒力を高めることで、幅広い症状に効果がある場合があります。副作用も少なく、体に優しいということも利点といえるでしょう。
ただ、漢方医学は万能ではありません。西洋医学の方が優れている場合もたくさんあります。最新の診断技術や手術を必要とする病気は明らかに西洋医学の方が上です。そのためまずは、専門医の診断・検査を受けていただきたいですね。漢方医学、西洋医学どちらにもメリット、デメリットがあります。それを認識したうえで、ご来院いただければと思います。
※上記記事は2016.6に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
松田 弘之 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:スキューバダイビング
- 好きな作家:司馬遼太郎、池波正太郎
- 好きな映画:スター・ウォーズ
- 好きな言葉・座右の銘:志を立てるのに遅すぎることはない。
- 好きなアーティスト:サザンオールスターズ、松任谷由実
- 好きな場所・観光地:京都、浅草
グラフで見る『松田 弘之 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
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エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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