明大前クリニック

内田 智子 院長 ＆ 古平 国泰 名誉院長への独自インタビュー

師弟関係から、ともに患者さんを診る関係へ

【内田 智子 院長】
私が小学生の頃のことですが、祖父が心筋梗塞を患い、東京慈恵会医科大学病院に運ばれたことがありました。その時の先生方の対応を見た時から、「絶対にお医者さんになりたい」と考えるようになっていました。その想いはずっと変わらず、大学に進み、慈恵医大の第4内科に籍を置いて医師としてのキャリアをスタートしました。古平先生は、助教授で研究室にいれて頂き論文の指導をうけました。

【古平 国泰 名誉院長】
大学院修了後、慈恵医大の第4内科に籍を置き、そのままこちらのクリニック開院の前年まで診療をおこなっていました。当時、明大前の某銀行の医務室があり、私は大学に医局して以来、そちらの診療も手伝ってきました。まったく縁のない土地で始めるより、以前の患者さんも引き続き診ることが出来たらと考え、この地にクリニックを求めたということになります。

大きな病気を見落とさないようにするのが開業医の務め

【古平 国泰 名誉院長】
私は大学で長年、循環器を専門に診てきました。頸動脈の検査等については大学並みの水準で実施していると思っておりますし、基本的なものについては、こちらでも過不足なく診療をおこなえていると考えています。ですが、循環器疾患のすべてをこちらで診られるというわけではありません。大事なことはいかにしてリスクのある患者さんを見落とさず、またしかるべき道筋をつけるかということだと思います。それが街のクリニックで診療に従事しているものの役割ではないでしょうか。

【内田 智子 院長】
循環器以外にも言えることだと思いますね。当院は循環器の他にも、内科一般、加えて大学生が多い土地柄もあって、アトピー等の皮膚科疾患も診療しています。重大な疾患に関してはすべてを診るというわけにはまいりませんので、近隣の大学病院等にすみやかにご紹介しています。その判断をいかに適切におこなえるかが重要です。

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