滝医院
千代田区/九段南/市ケ谷駅
- 内科
- 胃腸内科
- 小児科
- 糖尿病内科
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滝 正彦 院長への独自インタビュー
若いときから、生まれ育った町でかかりつけ医になると決めていた
生まれ育ったこの町で開業して、今年で40年になります。長いですねえ。途切れてはいるのですが、先祖も代々この地で医者をしておりました。なのでもう、完全な地域密着、いわゆる町医者です。おもに内科・小児科を標榜しており、風邪から糖尿病まで、あらゆる人があらゆる相談にいらっしゃいます。よくいうのは、”うちの患者さんは0歳から100歳まで”ってね、これはほんとです。もともとは糖尿病を専門としていたのですが、大学病院勤務の時から地元で開業して、誰でもなんでも診る町医者になると決めていました。理想とする医療は今も昔も地域のかかりつけ医です。
市ヶ谷のこのあたりは不思議な町で、東京のど真ん中なのに下町のような気安さ、居心地のよさがあります。そのせいか患者さんも一度来るとすぐに馴染んでくれて、通ってくれるようになる。80年代、90年代はバブルや地上げで地価が上昇し、住宅だった場所にどんどんオフィスビルが立ち並んでいきました。それによって住民も減っていき、さみしい思いをしたものですが、今また、タワーマンションなんかが建ってきて、ファミリー層が戻ってきつつあります。千代田区はこの転入に熱心で、待機保育児は0、その他いろいろ子育て支援があるんですよ。なので、当院も小児の患者さんが増えています。長いことやっているとそんな時の流れもじかに感じることができます。
短時間でいかに患者さんの悩みの核心をつけるか、が鍵
地域から絶大な支持があるらしいって? ああ、そうですか、それはうれしいですね。いや、なんででしょう、まじめにやってるからじゃないですか(笑)。まあでもね、一番大事なのはその人が心配していることを的確に読み取ることじゃないでしょうか。短時間でぱっと読み取ること。病気で弱っている患者さんを長く待たせたくないからね。そもそも、こういうことはだらだら話せばいいってもんじゃないんです。見るところが合っていればすぐわかるものです。うまく見つけられれば、胃が痛いとかいう身体の不調と同時に、家庭がうまくいってなくて…なんていう生活の悩みなんかまで聞き出すことができる。そこから生活習慣も見え、改善点もおのずとわかってくる。こういうところは家庭医ならではですね。患者さんの身体も暮らしも把握して、相談にのるわけです。短い時間で全て聞き出すこつ? うーん……そりゃまあ、経験と勘ですよ(笑)。そうとしか言えないんだけれども、どんなことを、どんなふうに聞けば肝心なことを聞き出せるか、それは承知しているつもりですよ。
院長の滝先生は、数少ない千代田区出身のお医者さまで、千代田区医師会の重鎮です。患者さんの話に丁寧に耳を傾ける優しい先生で、私も滝先生を見習いたいと思っています。