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村杉 雅秀 副院長

MASAHIDE MURASUGI

大規模リニューアルを経てパワーアップした『天正堂クリニック』。小児科・内科を柱に地域住民の健康を支えていく

埼玉医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学病院へ。呼吸器疾患を専門に診療にあたり、数多くの外科手術を手がける。呼吸器外科の准教授を務めた後、『天正堂クリニック』の副院長に就任。

村杉 雅秀 副院長

村杉 雅秀 副院長

医療法人社団悠友会 天正堂クリニック

中野区/丸山/野方駅

  • ●小児科
  • ●内科
  • ●アレルギー科

呼吸器外科を専門に経験を積み、東京女子医科大学の准教授を務める

村杉 雅秀 副院長

このクリニックは昭和34(1959)年7月7日、私の父が開設した『天正堂医院』としてスタートしました。父の専門は整形外科でしたが、昔の医師は何でも診られなければ務まりません。当時は入院施設や手術室なども備え、駅前でけんかがあればけが人が運ばれて来て、父は夜中でもたたき起こされ……と、そんな様子を見るたびに「医師になるのだけは嫌だ」と思ったものです(笑)。それでも住み込みで働いてくださっていた看護師さんたちに可愛がってもらい、診察室を遊び場のようにして過ごすうち、いつの間にか父と同じ道を歩いていました。
埼玉医科大学を卒業した後は、東京女子医科大学の胸部外科(現呼吸器外科)に籍を置きました。胸部外科とは文字どおり、胸部にある心臓や肺の病気を担当する診療科です。私も呼吸器外科准教授をして内視鏡を使った低侵襲手術などを数多く手がけ、手術部長として院内で行われるすべての手術をコントロールする役割を担っていました。また医療DXに伴う電子カルテの導入、情報管理システム構築といったプロジェクトの旗振り役を務めたことは、大学病院にいたからこその貴重な経験でした。

開業から60年以上。大規模リニューアルを経てパワーアップ

村杉 雅秀 副院長

『天正堂医院』から『天正堂クリニック』へと名前が変わったのは、先代の父が亡くなり、私の妻の寛子先生が院長になった2000年のことでした。私はこちらに戻らず大学に残ったため、しばらくの間は寛子先生が専門とする小児科を中心に診療し、クリニックを支えてきてくれたことには感謝しかありません。そしてこのたび私が定年を迎えたのを機に、2023年11月より小児科と内科を柱に新たなスタートを切りました。
リニューアルを経て大きく変わったのは、増築した新館で小児科の診療を行うようになったことです。新しくてきれいな建物の中には、子どもたちが楽しく過ごせるさまざまな工夫を施しており、全員が子育て経験のある女性医師が診療を担当します。風邪や腹痛など日常的な病気で受診していただくのはもちろん、アレルギーに対する舌下免疫療法や夜尿症(おねしょ)などに幅広く対応しておりますのでぜひご相談ください。病気の治療はもちろん、各種健康診断や予防接種などを通して、子どもたちの健やかな成長を見守っていきたいと思っています。

豊富な知識と経験をいかして地域住民の健康を支えていく

村杉 雅秀 副院長

ロゴマークに小さな子どもと髭をたくわえたおじいさんが描かれているように、当院は小さなお子さんからご高齢の方まで地域にお住まいのご家族みなさんの健康を支えるクリニックです。患者さんの中には、子どもだった私に優しく接してくださった人生の先輩も多くいらして、今はそうした方々へのご恩返しの意味も込めて診療させていただいているといったところでしょうか。
私の専門は外科ではあるものの、治療の際は患者さんの全身状態を把握したうえで手術の可否を判断する場面があったり、術後は合併症を回避するために全身状態を良好に維持・管理する必要があったりします。そうした中で内科的な知識を積み重ね、さらに友人の内科クリニックで診療にあたってきた経験を踏まえて、このクリニックでも病気の治療と予防に力を注いでいきたいと思っています。「この病気ならばこの薬」といった画一的な治療ではなく、患者さんの顔色を見て、胸の音を聴いて、痛みや不快感が少しでも楽になるようにと考えながら、一人一人に適した治療をご提供いたします。こちらから一方的に治療を押し付けるのではなく、病気のことや治療法について丁寧にご説明をして、目指すゴールに向けて二人三脚で取り組んでいきたいと考えています。

地域のかかりつけ医として、病気の早期発見・早期治療に努める

大学病院で診療していた頃の私は、内視鏡治療のスペシャリストであり、肺や心臓の病気の専門家でした。一方でクリニックの副院長として診療している今は、一人の患者さんの全身を診るジェネラリスト(総合医)であり、この地域のかかりつけ医だと言えるでしょう。特色の異なる2つのタイプの医師が一人の患者さんを支えていくシステムは、地域医療連携で推奨されている「二人主治医制」そのものです。普段から通い慣れたクリニックで小さな異変が見つかったら(早期発見)、設備の整った基幹病院へと速やかにご紹介して適切な治療につなげる(早期治療)。愛着のある地域に根ざして、かかりつけ医としての役割をしっかり果たしていきたいと思っています。
幸い当院には、糖尿病の指標となるHbA1cを短時間で測定できる機器のほか、超音波や24時間心電図、肺機能などさまざまな検査機器を取りそろえています。医師のほかに臨床検査技師の協力もあり、患者さんへの負担が少なく見落としのない検査を徹底しておりますのでご安心ください。もしも専門的な治療や手術が必要な場合には大学病院・総合病院専門病院などへご紹介し、術後は再び当院で経過観察を担当させていただく……。そんなふうに、ご家族みなさんの健康を見守っていきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ

『天正堂クリニック』は野方駅から歩いて10分ほどの場所にあり、バスをご利用の場合は「野方消防署前」が最寄りのバス停です。
多くの患者さんにとって、病院を受診することはハードルが高いことかもしれません。でも、「ちょっとお腹が痛い」「ちょっと調子が悪い」といったささいな症状でも気軽にご相談いただきたいというのが私たちの思いです。診察をして何も見つからなければ安心できますし、症状が現れている原因が分かれば、適切な治療につなげることができるでしょう。当院ではお薬による治療のほかに管理栄養士による食事指導なども行っており、糖尿病で体重を落とす必要のある方には料理好きな私が直接、食材の選び方や調理法をご指導することがあります。クリニックを「受診する」というより「相談に行く」といった感覚で、気軽にご来院いただければ幸いです。

※上記記事は2023年10月に取材掲載したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

村杉 雅秀 副院長 MEMO

  • 趣味・特技:旅行、グルメ、ゴルフ
  • 好きな本・作家:スティーブ・ジョブズ
  • 好きな音楽・アーティスト:ジャズ、ボサノバ、ビル・エヴァンス、ビートルズ
  • 好きな映画:アリーノスター誕生
  • 好きな言葉・座右の銘:謙虚、誠実、努力
  • 好きな観光地:ハワイ

グラフで見る『村杉 雅秀 副院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION