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行徳 芳則 院長

YOSHINORI GYOTOKU

70年前、台東区の地に祖父が開業。浅草橋に移転・開院し、より多くの方にとってのかかりつけ医を目指して

獨協医科大学医学部卒業。同大学越谷病院消化器内科に入局。2024年5月、『ぎょうとく内科・内視鏡クリニック』を現在地へと移転(都営浅草線「浅草橋駅」A4出口から徒歩4分、JR総武線「浅草橋駅」東口から徒歩5分、都営浅草線「蔵前駅」A1a出口から徒歩5分)。

行徳 芳則 院長

行徳 芳則 院長

ぎょうとく内科・内視鏡クリニック

台東区/浅草橋/浅草橋駅

  • ●内科
  • ●消化器内科
  • ●肝臓内科

地域の皆様のかかりつけ医としてこれからも

行徳 芳則 院長

このクリニックは祖父が始めたものです。それを父が継ぎ、70年ほどの歴史が流れました。両親からは「好きなことをやりなさい」と言われ育ったのですが、お医者さんは自分にとって最も身近な仕事であり、「お父さんのようになりたい」という気持ちを小さな頃から持っていたのだと思います。
獨協医科大学卒業後は母校の消化器内科に籍を置きました。内視鏡への興味は学生の頃から抱いていたものでした。「手を動かすことが好き」というのが根本にあったのでしょうね。

2024年5月に『ぎょうとく内科・内視鏡クリニック』は、ここ浅草橋の地に移転いたしました。長く浅草橋で開業されていた先生が引退されたこともあり、「近くにクリニックが必要」という患者さんの声を聞き及んでいました。そこに縁あってこの場所を得ることができ、この度の開業ということになりました。

上下の消化器内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)を実施

行徳 芳則 院長

これまで父が診ていた患者さんも引き続き診させていただければと思っています。その方々の多くは60代から70代になられており、生活習慣病等を抱えておられますが、内視鏡の検査が必要な世代でもあります。クリニックを移転したもう1つの理由が、内視鏡検査でした。病院勤務時代は内視鏡検査を専門におこなってきましたが、クリニックでも提供したいと考えたところ、以前の場所はスペース的に難しいものがあったのです。
新しいクリニックはストレッチャーでそのまま移動できるリカバリールームを2部屋そろえ、大腸内視鏡用の下剤を飲んでいただくお部屋もございます。上下の内視鏡共に鎮静剤による検査も可能ですし、ご希望によっては起きた状態のまま検査を受けていただくこともできます。

患者さんが思いをすべてお話しいただけるように

行徳 芳則 院長

患者さんが思っていること、不安なことをすべてお話しいただけるような環境や雰囲気を作っていきたいと考えています。ご本人が言い淀んでいらっしゃるようでしたら、決して急かすようなことはせず、話していただけるのを待つ姿勢も大切です。それでも、1回の診察であらゆることをお話しいただけるとは限らないでしょう。検査をするにしても、最初から胃カメラや大腸カメラを勧めるのではなく、例えばお薬で様子を見るなどして、環境や私たちに慣れていただくことも重要と認識しています。
院内の雰囲気は、できるだけ優しい雰囲気になるようとお願いしました。「白」もいいのですが、床や壁の所々には木の素材を取り入れ、全体としてやわらかな雰囲気を感じていただけるような造りになっています。

胆道がんや膵臓がん、肝臓の専門性を生かし、幅広く地域の皆さんの健康に寄与していきたい

ここ数年で癌の5年生存率は、全体的に良くなってきています。ただ、私のもう1つの専門である胆道がんや膵臓がんについては、生存率は低いまま推移しています。その要因としては、これらの癌が発見しにくいものであることの影響が大きいでしょう。それを踏まえ、このクリニックの方針として、それらの癌のリスクのある方をこまめにフォローしていけるようにと考えています。膵臓がんを例にしますと、家族歴のある方が対象となりますし、お酒を飲む量の多い方も対象に入ってきます。また、膵臓に水風船のようなのう胞ができることがありますが、これが認められる方は一般の方に比べ、膵臓がんを発症するリスクが高いと言われています。こちらについては、エコー検査が非常に有用と考えています。

私は肝臓の専門医でもあるのですが、台東区全体を見ても、肝臓を専門にされている先生は限られています。ウイルス性の肝炎(B型肝炎、C型肝炎)などは減少傾向にありますが、一方で、脂肪肝から肝臓がんを発症する方々は増えてきています。当院で使用しているエコー機器には脂肪の量を測る機能がついており、経過観察には非常に有用と考えています。ただ「脂肪肝ですね」と指摘されるより、現在の脂肪の量がこれくらいで、3ヶ月ダイエットをしたらこのくらい減った、というのが目に見えてわかれば治療へのモチベーションも増すことになります。脂肪肝の改善は、肝臓だけではなく、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病全体を診ていく必要があり、専門に携わってきた医師として、この方面でも貢献していければ嬉しく思います。

これから受診される患者さんへ

内視鏡検査によって胃がんや大腸がんの早期発見につなげていければと考えており、特に大腸がんでポリープを取るといったことも大きな病院に行かずともおこなえますので、有効にご利用いただければと思います。また「肝胆膵(かんたんすい)」を専門に持つ医師として、並びに総合内科専門医として、お身体すべてを注意深く拝見させていただきます。
この度の移転にあたっては、Web予約システムやオンライン診療も取り入れ、今まで以上に垣根の低いクリニックとなれるよう取り組んでいます。地域にお住いの方々が何か困った時に相談できるかかりつけ医になっていければと考えておりますので、お身体のことで何かご不安がある方はお気軽にご相談ください。

※上記記事は2024年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

行徳 芳則 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:阿波踊り/「子供と遊んだり、犬と遊ぶこと」
  • 好きな本・作家:歴史・伝記小説/伊坂幸太郎
  • 好きな映画:ミュージカル映画
  • 好きな音楽:クラシック、ミュージカル音楽
  • 好きな観光地:沖縄
  • 好きな言葉:「感謝」

行徳 芳則 院長から聞いた
『脂肪肝』

2、30年後に悲惨な経過とならぬよう、今から注意喚起することが求められる

肝機能障害を健康診断等で指摘され、脂肪肝であることがわかるケースが大半です。一般的には高血圧や高脂血症、高尿酸血症などの生活習慣病を合併している方が多く、脂肪肝だけを診るというより、全身に気を配っていく必要があります。脂肪肝が肝硬変に移行した場合、肝機能の低下とともに、黄疸が見られたり、腹水や全身のむくみなどが表れ、合併症として食道の静脈瘤が起こりやすくなり、吐血することも珍しくありません。肝硬変が末期の状態になると、壮絶と申しましょうか、非常に辛い経過をたどることになります。そういうことにならぬよう、できるだけ早期にフォローアップをしていくことが我々には求められてきます。

辛い症状が出始めると、改善に向かうのは難しいのが現実ですが、それ以前に早期に発見し、生活習慣全般を見直したり、運動を取り入れるなどすれば、病気の進行をゆるやかなものにすることは十分に可能です。現在、40代、50代の方にとっては、2、30年後の未来を見据えての治療ということになりますが、いつまでも健康で長生きしていただくために必要なものであることを、今、ご理解いただくことが大切と認識しています。

グラフで見る『行徳 芳則 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION