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大河原 大次 院長

DAIJI OHKAWARA

早期受診が重要な耳鼻科の病気に、迅速で的確な診断・治療を実践。

大学卒業後、日本医科大学付属病院の耳鼻咽喉科に籍を置く。その後、お茶の水の神尾記念病院の副院長として勤務。2006年、日本橋駅そばに開業。

大河原 大次 院長

大河原 大次 院長

日本橋大河原クリニック

中央区/日本橋室町/日本橋駅

  • ●耳鼻咽喉科

全国レベルの病院の技術と心構えを当院で実践。

大河原 大次 院長

私は、祖父、父と続けて3代目の医者ということになります。端的に申し上げれば、そうした家系に生まれたことが医者を目指すことにつながり、父が耳鼻科医師であったことで、私もそれを目指したということになるでしょうか。
私の母方の祖父が、浅草で商いをしていた人でした。当時の浅草で相当手広く商売をしていたようで、いわゆる、大旦那という風だったのです。実はその祖父に感化され、大商人になることを夢見ていた時期もありました。しかし、振り返ってみますと、自分に合っているからこそ、医者をという仕事をこれまで続けてこられたのだと思っていますし、その意味では良い仕事に恵まれたと思っています。

大学を卒業後は、日本医科大学付属病院の耳鼻咽喉科に籍を置きました。もともと私の父がこちらの出身だったということもありますし、日本医大は耳鼻科のレベルの高さに定評があるところでしたから、修行をするなら厳しいところで、と考えた上での選択でした。
日本医大に在籍したのはおよそ10年。その後に赴いたのが、お茶の水の『神尾記念病院』でした。こちらは、1911年に開設された日本でも数少ない耳鼻科専門病院であり、私はその3代目院長の元で副院長として一緒に仕事をさせていただいたのです。非常に手術件数が多い病院で、私1人をみても、年に300から400症例という数をおこなっていました。技術的なことはもちろんですが、心構えに至るまで、非常に多くのことを教わったと思っています。
『日本橋耳鼻咽喉科大河原クリニック』を開設しましたのが、2006年のこと。全国レベルの病院の内容をそのままクリニックに持ってくるというのが当初のコンセプトでありました。当時、「神尾の味を日本橋で」というのが合言葉になっていましたね(笑)。

徹底したインフォームドコンセントをもとに、満足度の高い医療を提供。

大河原 大次 院長

今から20年以上も前のことになりますが、『神尾記念病院』の院長はその当時から「医療はサービス業である」という信念を持っていらっしゃいました。患者さん本位の治療を掲げ、色々と先進的な試みをされていた中の1つに、徹底したインフォームドコンセントがあったのです。
耳鼻科は、耳・鼻・のどと、通常、患者さんには“見えない”ところを診ていくわけですが、インフォームドコンセントを掲げるからには、それを可視化してさしあげなければなりません。たとえば耳の中を診ていく際、患者さんは横になったまま、マイクロスコープに映された画像を確認していただけるようになっています。これは、鼻・のども同様です。また、撮影した写真や検査結果はすべてプリントアウトして患者さんにお渡ししています。データはその患者さんのものであり、すべてを公開して、納得いただけるまでしっかりと説明をしていく、というのが当クリニックの基本姿勢ということになります。
当クリニックにおいても診察には電子カルテを使用していますが、もっぱら記録は付いてくれているクラークさんがおこないます。私と患者さんが話している間、その内容を逐一書いてくれているわけです。やはり、患者さんと相対する際、横や後ろを向いてばかりというのは失礼にあたりますし、何より患者さんに集中したいという私の希望があってこの方法を採用しました。
これは本当に患者さんに申し訳ないと思っているのですが、しっかりとした説明を心掛けるあまり、待ち時間が長くなっている状況にあります。しかし、その代わりというわけではありませんが、待っていただいた分、治療への充分な満足というお土産を持って帰っていただきだいと考えています。

オープンシステムを採用し、医療全体の効率化をはかる。

大河原 大次 院長

手術は無論のこと、各種の検査もクリニックレベルではやはり限界というものがあります。そのため当クリニックでは、CTをはじめ、精密なめまいや聴力検査は、『神尾記念病院』でおこなっています。手術においても同様で、私自身が病院に赴き、執刀をおこなうという形をとっており、退院後のケアは当クリニックで診ていきます。
オープンシステムを取り入れておられるところで、ここまで完全なものはまだ日本では珍しいかもしれません。患者さんにとっても、医療全体の効率化という視野に立っても、非常にメリットの多いシステムだと感じています。

症状の要因を詳しく説明。メンタルケアにも尽力。

難聴や耳鳴り、めまい、それから、のどの違和感を訴えてこられる方が多い傾向があります。一般的な耳鼻科のクリニックと比較して、ある意味特殊と言えるかもしれません。
このうちの「めまい」について、どの科に行けばいいのかわからないという方が多くいらっしゃるのですが、実際のところ、めまいの原因の70%が耳の三半規管の障害によって起こるとされています。それから、めまいという病気は、症状そのものよりも不安感が勝る傾向の強い疾患です。それまで健康だった方が、突然「天井がぐるぐる回る」「ふらふらして歩けない」となってしまうのは、当人にとって非常にショッキングなことです。
しっかりとした検査に基づいた治療をおこなうのは当然のこととして、めまいの起こる要因と治療方針について、詳しく説明を差し上げることが大切と考えています。「なぜこうなっているのか」ということがわかれば、患者さんは安心出来るのです。症状の改善をはかっていくこととあわせて、メンタル的なケアも手掛けていくことが重要と考えています。

これから受診される患者さんへ。

耳鼻科の病気は、早い段階での治療が大原則になります。この種の疾患について、「慢性疾患が多い」と思われてる方が多いのですが、それは急性の時に治せなかったものが長引いて、慢性に移行していると考えられます。聴覚に関しては特に言えることかと思います。
最初の症状としてあるのは、詰まった感じや違和感、耳鳴りといったもの。しかし、それを放置していては取り返しのつかないことになりかねません。症状が起こって1週間以内、長くても2週間のうちにクリニックを受診することを頭に入れておいていただければと思います。
クリニックからお帰りになられるとき、すべての方に「ここに来てよかった」と思っていただけるよう、私のベストを尽くしていきたいと思っています。

※上記記事は2015年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

大河原 大次 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:ヨット
  • 好きな本:井上靖の本
  • 好きな映画:森繁久彌主演・社長シリーズ
  • 座右の銘:桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す
  • 好きな音楽:ジャズ
  • 好きな場所:湘南の海

グラフで見る『大河原 大次 院長』のタイプ

エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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