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角 ゆかり院長

SUMI YUKARI

一人ひとりの声に耳を傾け、ゆっくりと向き合う――完全予約制のウィメンズクリニック

東京女子医科大学卒業。慶應義塾大学病院での研修を経て、各地の関連病院にて経験を積む。都内のレディスクリニック院長を経て「虎ノ門駅」そばに開業。

角 ゆかり院長

角 ゆかり院長

虎ノ門ウィメンズクリニック

港区/虎ノ門/虎ノ門駅

  • ●内科
  • ●産婦人科

父と同じ産婦人科医となり、女性の健康をサポート

角 ゆかり院長

父が産婦人科の開業医をしており、自宅の横にクリニックがあるような環境に育ちました。当時は今のように規制が厳しくありませんでしたから、毎日のように赤ちゃんを見に行っては抱っこさせてもらって…(笑)。夜中に起き出して分娩に立ち会う父は大変そうでしたけれど、私は赤ちゃんのかわいらしさに魅了され、生命の誕生に感動する日々を過ごしていました。
そうした背景がありましたから、私が医療を志したのも自然なことだったと思います。とはいえ、当時は外科系に進む女性医師はまだまだ少なく、10人に1人くらいの割合だったでしょうか。産婦人科医の大変さを痛いほど分かっている母に反対を受けたこともありましたけれど、私自身は産婦人科の診療を嫌いになったことはありません。主に重症の患者さんを担当していた研修医時代を経て、医師として独り立ちしてからはさまざまな症状の患者さんを診ることができました。また、他の診療科の先生方と意見交換する機会にも恵まれ、医師としての視野が広がったように思います。産婦人科で診る症状は、女性である私にも経験があるものがあったり、患者さんの気持ちに共感できたりする部分が大きいです。私としては患者さんの「同志」のような気持ちでいますし、みなさんが笑顔でお帰りになると私も嬉しくて楽しくなります(笑)。

受診しやすいクリニックを目指し、開業から15年あまり

角 ゆかり院長

広尾にあったレディスクリニックの院長を経て、こちらに『虎ノ門ウィメンズクリニック』を開設したのは2007年でした。広尾で診療していた頃、虎ノ門にあるクリニックの先生から患者さんをご紹介いただくことがあり、このエリアにクリニックを開けばきっと女性のみなさんのお役に立てると思ったのです。それからもう15年近く、再開発が進む町の移り変わりを見守りながら、診療を続けてきたという感じです。
大きな病院に勤務していた頃は、比較的短い診察時間の中で何人もの患者さんを診る必要がありました。きっと患者さん側からすると、受診のハードルが高かったのではないかと思います。そうした経験を踏まえて私が目指したのは、患者さんが受診しやすく、小さな悩みも気軽に相談できるクリニックを作ることでした。院内を白とピンクを基調にした優しい雰囲気にしたり、折々に壁に飾る絵を変えてみたり……小さな心遣いを重ねることで、みなさまに少しでも快適にお過ごしいただきたいと思っています。

「完全予約制」を採用し、一人ひとりとゆっくり向き合う

角 ゆかり院長

婦人科の診療というのは、みなさんが思っているよりも時間がかかるものです。たとえば、患者さんの胸の音を聴いて、症状に合わせてお薬をお出しすれば終わるというものではありません。まずは患者さんのお話をよくお聞きする必要があり、私を信頼して何でも話していただけるような関係性を築き上げることが大切なのです。思い切って受診なさった患者さんとしても「思っていることを話せなかった」ようでは心残りでしょう。患者さんからご相談いただく内容は、生理にまつわる症状や更年期特有の症状、日常生活の悩みなど多岐にわたります。そのため当院は「完全予約制」で診療を行っており、特に初診の患者さんには十分に時間を取ってお話を伺うようにしています。
患者さんの多くは近隣のオフィスや官公庁にお勤めになっていて、働く女性であると同時に妻であり、母でありと、一人で何役もこなしている方が少なくありません。そうした女性のみなさんがお仕事をしながら健康的な生活を送れるように、産婦人科医の立場からサポートさせていただくのが私の役割だと思っています。毎月やって来る生理や更年期のつらい時期を我慢しながら過ごしている方もたくさんいらっしゃるでしょう。でも、お薬を上手に活用することにより、症状がぐっと楽になることも多いです。ささいな悩みだと遠慮なさらず、どうかお気軽にご相談ください。

これまでの経験をいかし、若い世代の「女性教育」に力を注ぎたい

来院される患者さんの年齢層は30・40・50歳代の方が中心となっていますが、婦人科系の症状は高校生~20歳代の若い世代にもみられるものです。ほかの病気と同じように、産婦人科で担当する病気も早期発見・早期治療が大事ですから、もしも「何かおかしいな?」と感じたらお早めにご相談いただきたいと思います。たとえば、重い生理痛だと思っていたものが子宮内膜症であった場合、そのままにしておくと将来的な不妊につながりかねません。また、症状を放置していると治療しても元の機能が戻らなかったり、手術が必要になったりするケースもあります。ご自分の症状を安易に自己判断せず、ぜひ医療機関を受診していただきたいと思います。
こうしたことは結婚や出産を控えている女性にこそお伝えしたい内容ですし、若い世代の方にこそご自分の体を守る知識や意識を持っていただきたいと思います。実は私は、産婦人科医として診療する傍らメルボルン大学のマスターコース(ウィメンズヘルス)に学び、ハラスメントやバイオレンスなどについても知識を深めました。私は「男性だから」「女性だから」と区別するつもりはありませんが、やはり男性と女性は体のつくりも考え方も異なるもの。だからこそ「性教育」と一括りにするのではなく、若い世代に向けた「女性教育」の必要性を感じています。みなさんにはぜひ、このクリニックを最初の入り口として活用していただけたら嬉しいです。

これから受診される患者さんへ

『虎ノ門ウィメンズクリニック』は「虎ノ門駅」1番出口からすぐ、「霞ヶ関駅」「内幸町駅」「新橋駅」からも徒歩圏内の場所にあります。
医師になってからこれまで、患者さんに喜んでいただけることも多かったですが、もっと早くご相談いただけていたら……と残念に思うこともありました。だからこそ、このクリニックでは患者さんが受診しやすい環境を整え、一人ひとりとゆっくり向き合うことを大切にしています。若い世代の方ほど「医療は自分には関係ない」と思いがちですが、生理が始まる頃から生涯をとおしてお付き合いさせていただくのが私たち産婦人科医です。何かお困りのこと、ご心配なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2021年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。


角 ゆかり院長 MEMO

  • 出身地:埼玉県
  • 趣味・特技:日本舞踊・宝塚観劇
  • 好きな本・愛読書:サスペンス
  • 好きな映画:『007』シリーズ
  • 好きな音楽:サザンオールスターズ、 洋楽、女性ジャズボーカル
  • 好きな場所・観光地:北海道・京都
  • 座右の銘:誠実・謙虚・思いやり

グラフで見る『角 ゆかり院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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