メンタルクリニックいたばし
板橋区/板橋/板橋駅
- 精神科
- 心療内科
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高橋 彰久 院長への独自インタビュー
親しい友人の不登校が医師を志すきっかけに
私が精神医学の道を志そうと決めたのには、3つ理由があります。ひとつは多感な高校生の頃、ごく親しい友人が不登校になってしまったこと、また別な親しい友人から家庭内暴力をしていると打ち明けられたことです。当時はそのような言葉はありませんでしたが、何か精神的な問題が起こっているかというこよ、その時はそれを助ける能力も知識も自分にはないということは分かりました。2つ目は内外の小説を乱読するうちに、作品に表れる作家の精神病理を研究する病跡学に興味をもったことです。そして3つ目は、虐待を受けるとその後の人格形成に影響を受けるという書物を読み精神医学に魅力を感じ、精神科医になろうと決意。医学部を目指しました。
卒業後は大学の精神神経科学教室に所属し、医局長や、病棟医長など経験。臨床では病棟、外来の患者さんの診察、教育では主として新人医師の教育と医学部、看護学校の学生への講義を行いました。
同時に、統合失調症の神経発達障害仮説に関する疫学研究と家族教育、児童精神医学に関する研究を行ったのも大学の頃です。中でも私が特に魅力を感じていたのは外来患者さんの診療です。
今までの研究や臨床経験を活かし、精神科医として外来診療に集中し、患者さんの力になりたいと決意。2002年、板橋の地に開院致しました。ただ、診療以外にも院長としての管理業務などもあるというのはコロッと忘れていたんですけどね。(笑)
患者様と人間対人間の立場で診療にあたる
当院の診療方針は 患者様を「社会的存在であるひとりの人」ととらえ、人間対人間の立場で診療にあたることを心がけています。具体的には、診断や治療のときに、生物的、心理的、社会的次元の3つの面から患者様をとらえるようにしています。まず脳の機能はどうか(生物的次元)、次にこころの状態はどうか(心理的次元)、3つめは職場や学校、あるいは家族内の状況はどうか(社会的次元)と3つの視点から総合的に判断し、それを治療に生かしています。
当院は比較的お子さんの患者さんが多いのが特徴で、下は2歳から上は高校生まで全体の1割程を占めています。開院(2002年)当初と比べて増えていて、不登校、いじめ、チック、発達障害、選択性緘黙などのほか、成人と同じようにうつ病、双極性障害、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、統合失調症の方もいらっしゃいます。成人では、開院当初はうつ病が1/3、パニック障害が1/3と言う感じで、それまでほとんど大学しか知らなかった私は、世の中にこの2つの病気がこんなに多いのかと驚きました。最近は自ら発達障害ではないかと受診される方が多いですね。
診療スタッフはドクターが5名、心理士が15名。提供する治療は、医師による個人精神療法、薬物療法です。ほかにも経験豊富な臨床心理スタッフにより、カウンセリング、認知行動療法、遊戯療法、箱庭療法などの、個人精神療法も行なっており、成人からお子さんまで、適応となる病態に対して取り入れています。また、2階に併設された施設で「就労型デイケア」「リワークプログラム」などを実施し、患者さんの社会復帰にも力を入れています。
メンタルクリニックいたばしです。専門性が高く薬を少なく済ましてくれる。しっかりした診断書をかいてくれる。ASDで通院していた。穏やかで優しく話しやすい先生。専門性と治療技術が高い。