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禰屋 和雄 院長

KAZUO NEYA

循環器という専門性を生かし、地域に根差した幅広い医療を提供する「町のお医者さん」

東京大学医学部卒業後、数多くの大規模病院に外科医として勤務。専門の心臓外科の他、循環器系疾患に関する治療に長く携わり、2011年9月に『ねや内科クリニック』を開業(東武東上線「東武練馬駅」より徒歩12分)。

禰屋 和雄 院長

禰屋 和雄 院長

ねや内科クリニック

板橋区/徳丸/東武練馬駅

  • ●内科
  • ●循環器内科

患者さんとのふれあいに大きな喜びを感じて

禰屋 和雄 院長

理系文系に分けますと、性格的には文系でしたが、学問的には間違いなく理系であると。では理系の中で最も文系に近いのはどれかと考えた時、人を相手にするお医者さんを目指すようになったのです。医学部を卒業した私は、循環器外科を選択しました。外科は、その治療によって劇的に物事が変わっていきます。そのドラスティックな要素が、若い時分には非常に魅力的に映ったのです。循環器は、劇的に症状が変わっていくという点で最も顕著な科でもあります。また、血圧等、数値化して状況がわかりやすいという点にも惹かれたのです。
『ねや内科クリニック』は2011年9月に開院いたしました。転機となったのは、左手の痛みでした。なんとかメスを握って手術はこなせるものの、翌日にはペットボトルも持てない有様で、いろいろと治療を施してもらいましたが、当時はどうにもなりませんでした。循環器内科医として外来の診察を多く担当することになったのは、左手の痛みからくる副産物のようなものだったのです。しかし、今となってみればそれが良かったのだと思っています。診察がメインになったことで、患者さんとコミュニケーションをとることに新たなやりがいを見つけることが出来たのです。もちろん左手は完治しました。
当クリニックは駅からは少し距離があるのですが、敷地内には23台分の駐車場が確保してあります。循環器の病気は、ご高齢の方に多いものです。その方々が自分で足を運べない場合、ご家族に車で連れていってもらえるほうが便利なのではないかと考え、あえて駐車場がとれるこの場所を選んだ次第です。循環器という専門性を生かしながら、地域に根差した幅広い医療を提供させていただければと思います。

循環器という専門性を有した町のかかりつけ医として

禰屋 和雄 院長

やはり、循環器に何らかの問題を抱えた患者さんが多いですが、一方で風邪をはじめ、一般的な内科疾患で訪れる方も少なくありません。その意味で私としては、循環器という専門性を持った町のかかりつけ医というスタンスを保っていけたらと思っています。
循環器については、現在も週に1回、帝京大学で外来診療を担当しています。ですから、現在の趨勢というものは熟知しているつもりですし、当院にお越しの方で手術を要する方がいらっしゃれば、具体的なお話が出来ると思っています。
また、実際に手術を終えられた方のフォローも大切な役割になります。板橋区には帝京大学に日本大学、板橋中央病院や健康長寿医療センターと、心臓手術を手掛けている規模の大きな病院が4つ存在します。そちらから戻ってこられた患者さんの術後のフォローを私が担当し、何かあればすぐに大きな病院へと紹介するといった役割もこなしています。いわゆる病診連携ということになりますが、その関係が構築されていることは当クリニックの特徴となっています。

命の導火線を延ばしていく

禰屋 和雄 院長

私は医者が担う役割とは、「命の導火線を最大限延ばすこと」と心得ています。悲しいことですが、人は必ず最期の時を迎えます。その要因となる病気には様々なものがあるわけですが、それぞれの導火線を延ばすことが私たちに課せられた使命なのです。
何本かある導火線のうち、1本だけを集中して診るのが専門医ということになります。それはその道に長けた専門家だからなし得ることですが、複数ある導火線を監視続ける役割も当然必要になります。火が点いてないかどうかをチェックし、点きそうなもので自分の手に負えるものは自ら処置をおこない、自分の領域を越えると判断したら、専門の先生につないでいく。それが私たち、町のお医者さんの役割だと思いますし、常日頃から診ている私たちにしか出来ないことだと思っています。

「その人に寄り添うとは何か」ということを常に考えていきたい

机を挟んで向かい合うのではなく、患者さんと同じ側に立ち、一緒に治療を進めていくイメージで診療をおこなっています。「天は自ら助くるものを助く」ではありませんけども、病気は患者さん自らが治していくものです。私たちはそれをお手伝いする立場にあるわけですから、横に並んで一緒に治療を進めていく姿勢が大切だと思うのです。
実はこういう境地にたどり着いたのは、開業医となってからかもしれません。実際、こちらへ来て、おじいちゃん、おばあちゃんへの接し方が我ながら上手くなったと感じます。両親からも、「お前、やさしくなったな」と声を掛けられました(笑)。お年を召してくると、誰しもがそれまで出来たことが満足にこなせないようになります。ですから、決してせかすようなことをせず、静かに見守っていく“待ちの姿勢”が大事なことだと思うのです。この年になってようやく、医者のあるべき姿に少し近づけたという気がしております。

これから受診される患者さんへ

すべての箇所の導火線を延ばす覚悟を持ち、地域医療に貢献していきたいと思っています。狭心症や心不全など、私の専門である循環器の病気はもちろんのこと、お子様の風邪や腹痛、ご高齢の方の生活習慣病にいたるまで、あらゆることに対応させていただきます。内科以外のご相談でも構いませんので、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2017年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

禰屋 和雄 院長 MEMO

  • 好きな本:オールジャンル
  • 好きな映画:ミスターインクレディプル
  • 好きなアーティスト:山下達郎
  • 好きな観光地:北海道

グラフで見る『禰屋 和雄 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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