吉本医院

安藤 秀樹 院長への独自インタビュー

86歳まで診療を続けてきた父の医院を引き継いで

現在の建物になったのが、昭和38年のこと。開院はそれよりもだいぶ前のことになりますから、おそらく昭和20年代の後半から父はこの地で診療をおこなっていたと思います。父は86歳までここで診療を続け、私が父のあとを引き継いだのが2000年のことになります。
私は東京慈恵会医科大学に進み、卒業後は当時の第一内科（現・消化器病肝臓内科）に籍を置き、医院を引き継ぐまで、航空会社で職制医師を務めていました。航空会社にはさまざまな仕事がありますよ。カウンターでお客様の対応をする方もいれば、客室乗務員として空で働く人もいる。また飛行機を整備する人もいます。その多様な人達の健康管理が、主たる仕事でした。そして航空会社で最も重要度が高いのが、パイロットに関わるものです。航空法では年に1回、身体検査が義務づけられています。その検査をパスできるよう、彼らを導いていくのが私の仕事だったのです。
その経験にちなみ、現在でも自家用操縦士の方を対象とした航空身体検査をあつかっています。またさらに、海外に出かける際、時差でお困りの方や慢性呼吸不全など持病をお持ちで、ご心配な方は、旅行に関する相談も行っておりますのでお気軽に来院ください。

すべてを診ようとするのではなく、できることを全力で

地域性もあるのかと思いますが、患者さんはご高齢の方が多いですね。高血圧などの生活習慣病に始まり、最近では認知症も増えてきています。それから、“寝たきり”とまではいかなくても、足が弱って歩くのに難儀されてる方も多くなってきていますね。後者については、分野としては整形外科に属するのかもしれませんが、私が診れるものは診ていこうと思っています。すべてを診るのではなく、私にできることを確実に、ということですね。

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