吉利医院
北区/中十条/東十条駅
- 内科
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- 訪問診療
大﨑 味江子 院長への独自インタビュー
医療に対する強い関心を胸に、一度はあきらめた医師への道に
私の父も医師をしていました。昼夜を問わず患者様のために尽くす父の姿を間近で見て育つとともに、診療所のすぐ上が自宅だったので、頻繁に診察室に出入りしては聴診器などでよく遊んでいました。そのため子どもの頃から医療に対して強い関心を持ち、将来は自分も医師になりたいと思っていたのですが、その希望を父に伝えたところ「(弟がいるので)うちにふたりも医者はいらない」と言われてしまい……。当時、エスカレータ式の学校に通っていたこともあり、「わざわざ冒険(医学部受験)をする必要はない」と自分に言い聞かせて、そのまま通常の四大を出ました。
しかし大学卒業後、たとえば大きな書店などで医学書のコーナーに足を踏み入れると、理由もなく心がドキドキしてしまう。まさに、当時の私は医学に恋をしていたのです(笑)。一度はあきらめた医師への道ですが、ここで一歩を踏み出さなければ本当に後悔してしまうと思い、医学部に学士入学。ただし、医学部というのは数年の浪人はザラで、社会人を経て入学する人も少なくありませんので、年齢のことに関してはまったく気になりませんでした。
私が入学したのは東海大学の医学部で、私たちの代がちょうど1期生にあたります。そのため学生たちはもちろん、若い教授陣もやる気に満ち溢れていて、先生と生徒が一緒になって学部を盛り上げ、ともにつくりあげていった感があります。医学生時代から研修医時代にかけて、臨床、後輩の教育、学会活動と、当時は本当に忙しかったのですが、そのぶんやりがいもありましたし、何より仲間たちと過ごす日々は本当に楽しかったです。
地域の患者様のため、60年以上続く「町の診療所」を引き継ぐ
当院は、60年以上前に父が開業した「町の診療所」。私は医学部卒業後も研修医として大学に軸足を置きつつ、分院で経験を積んだり博士論文を書いたりと、忙しくも充実した日々を過ごしていたのですが、ある日父から「そろそろ帰ってこないか?もし帰らないのなら診療所をたたむ」と言われました。その頃、父はすでに83歳。年齢のこともそうですし、患者様をそのまま放り出すわけにもいきませんので、私が院長として引き継ぐことになりました。
内科 ・神経内科・小児科・訪問診療を行う吉利医院は、同じ十条エリア内ではありますが、当初はこことは異なる場所にありました。しかし道路拡張などもあって何度か移転を繰り返したのち、JR東十条駅北口から徒歩5分ほどのところにあるこの場所に落ち着くことになりました。その間、患者様にはたいへんご面倒をおかけしましたが、それでもなお変わらず通い続けてくださっている患者様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
『東十条駅』(JR京浜東北線)北出口からの徒歩ルート
所要時間(当社調べ):3分00秒
去年の区民検診ですぐに先生が”あれ”って言って、CTをとってそこでわかりました。執刀してくれた先生が”こんな難しい所を良く見つけてくれたね”と。それでまた先生の偉大さを改めて感じました。