宮下クリニック
大田区/大森中/梅屋敷駅
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宮下 守 院長への独自インタビュー
姉の出産の苦しみを目の当たりにし、医師を目指す。
ずいぶんと昔のある夏のことです。私は早稲田大学の法学部4年生で、すでに就職が決まっていました。長野の自宅に帰省した私は、夕涼みをしながら新聞を読んでいた父に向かい、「医者になりたいから、もう1度大学に行かせてくれないか」と語りかけました。長い長い沈黙のあと、父は、「それではがんばってみるか」とぽつりとうなずいてくれたのです。父はすでに亡くなりましたが、あの一夕の思い出は、時が経った今でも、脳裏に鮮明に焼き付いています。
そうまでして医者になりたかった理由は、正直なところ、上手く説明ができないのです。強いて言えば、姉の出産が契機となったでしょうか。ずいぶん苦しんだ出産で、姉は子供が産まれてからも、青い顔をして本当に心配していて……。どうかしてか、あの時の姉の横顔を忘れることができず、気がつくと、父に向かって言っていたということなのです。絵描きさんに、「どうして絵が描きたいか?」とたずねれば、ただ、「描きたいから」と答えるのではないでしょうか。人にはそういうものがあるのだと思いますし、私にとってそれは小児科医だったということですね。
『宮下クリニック』は1997年に開業いたしました(京急本線・梅屋敷駅より徒歩7分、京急本線・京急蒲田駅より徒歩9分)。医者を目指した時の想い。その気持ちは今でも私の中に残り、糧となっています。
小児科は総合科。どのような病気でも診療できる技量が必要。
大人が病気になれば当然に複数の専門医で受けることにになりますが、小児科はそうではありません。小児科は総合科であることから、どのような病気であっても、診ていけるだけの技量が必要となります。子供の病気のほとんどは、相応の設備と多少の工夫があれば、クリニックであっても充分に対処可能です。小児科のクリニックにはどうしてもレントゲン設備があり点滴ができることが必要です。子どもは脱水症をよく起こしますし、レントゲンがなければ、肺炎を診ていくこともできません。子供の肺炎と言うと何か恐ろしい病気をご想像されると思いますが、肺炎のほとんどは、設備さえあれば入院させずとも治療は充分におこなえるのです。
子供の病気のほとんどは対処できると申しましたが、仮に入院が必要な場合であっても、状況をしっかり把握してお願いするのと、ただお任せするのとでは結果が異なることと考えてます。私が治す。その気概を持ち、当クリニックでは診療にあたっています。