櫻井 秀樹 院長
HIDEKI SAKURAI
地域の家庭医・かかりつけ医として、患者さんと二人三脚で共に歩む医療を提供。
東京医科歯科大学卒業後、肝臓や胆のう、膵臓を中心に診療を続け、2001年より戸越銀座駅に近い場所に開業していた父から院長職を引き継ぐ。
櫻井 秀樹 院長
櫻井クリニック
品川区/西五反田/戸越銀座駅
- ●内科
- ●外科
- ●消化器外科
- ●消化器外科
- ●リハビリテーション科
- ●リハビリテーション科
数学者を夢見た学生時代。
進学の時に1番悩んだことが、医学部に行くか、それとも数学科に行くかということでした。父は医師でしたが、私は数学者になりたかったのです。しかし、数学者となりますと、これはかなりタイトな道です。であれば、数学や物理は好きな学問として続けていけばよいと考え、残ったもう1つの夢、医師となる道を選んだということなのです。
東京医科歯科大学を卒業した私は、消化器・小児外科領域に進み、肝臓や胆のう、膵臓を中心に診療を続けてきました。外科を選んだのは、デスクワークよりも、身体を使う方が好きだったというしごく単純な理由からだったように思います。
『櫻井クリニック』の前身は、父が戦後間もなく開設した『櫻井病院』になります。病院がクリニックへと移行する時期と前後して私はこちらへと戻り、2001年より父から院長職を引き継ぎ、現在にいたります(JR山手線・五反田駅より徒歩10分、東急目黒線・不動前駅より徒歩10分、東急池上線・戸越銀座駅、および、都営浅草線・戸越駅より徒歩8分)。
患者さんの希望を尊重。二人三脚の診療を実践。
ここ数年で思っていることは、患者さんがしたいと思っていることをしてあげるということです。たとえば、どんな症状であっても血液検査をする必要はありませんよね。風邪だからといって、すべての人にお薬が必要かと言えば、決してそうではありません。お薬を希望されない方で、それで大丈夫と判断したら、そのように取りはからう。十把一絡げの対応ではなく、できる限りその方のリクエストに応えていきたいと考えています。
私はもともと外科医ですから、外科の横暴ということを時に感じるのです。たとえば、バイオリニストに脳腫瘍が見つかったとしましょう。手術をおこなえば生きることができるけども、それと引き換えにバイオリンが弾けなくなってしまう。本人からすると「生きる意味さえない」と考えて不思議はありませんが、えてして我々は生きることを押し付けてしまいがちなのです。
無論、それを為さなければ、外科医としての意味もまたないことも事実でしょう。しかし、開業医である私としては、その人と同じ目線で、二人三脚で共に歩んでいく医療を提供していきたいと考えているのです。
言葉にならない体の叫びに丁寧に耳を傾ける。
近くの幼稚園の園医を務めている関係からか、小さな子ども達もよく見えますし、時には産婦人科の相談をされることもあります。もちろん、診れないものは診れないと伝え、その場合は専門の先生の意見をうかがうことをお勧めしますが、その最初の段階として、患者さんを拒むようなことはありません。患者さんは、ご自分の症状を上手く表現できない方もいらっしゃいます。表現できないというよりも、掴めないといったほうが正確かもしれません。風邪くらいであれば経験的にわかりますが、そのおなかの痛みが、胃なのか腸なのか、それともまた別なのか、病気のロケーションであってもなかなか掴めないというのが実際のところです。「こんなことを聞いてもいいのかしら…」「どう説明したらいいの?」などと思われることはありません。思ったことをそのままの言葉でお話しください。
医療を支えあう在宅医療研究会のネットワーク。
自分の患者さんは自分で診るということが、大前提としてあります。しかし、我々も休みをとりますし、時には長いお休みをいただくこともあります。そうした際に輪番制で患者さんを診ていくのが在宅医療研究会というネットワークです。
自分の患者さんを紹介するのに、その先生を知らないというのでは困りものです。人となりを充分に知っているからこそ、初めて患者さんに自信を持ってお勧めすることが可能になります。これは、大きな病院に紹介する時も同様で、当クリニックでは、何科の何先生といった形でご紹介をしています。
これから受診される患者さんへ。
気が合うということが最も大事ではないでしょうか。基本的に、医師はみな教科書に書いてあることを患者さんにお話しします。その意味では、我々は教科書の検索サービスなのです。その症状がどれに当てはまるのか、膨大な情報から探して提示するのが、私たちの役割になります。それはつまり、医師であるからには、大概のことは普通におこなえるとういことを意味します。そうであれば、最終的な判断は、人と人の相性であり、なんでも相談しやすいといったことになってくるでしょう。セカンドオピニオンは、その意味で有用です。自分の足で、あなたにとって良い先生を探していただければと思います。
※上記記事は2016年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
櫻井 秀樹 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:読書
- 影響を受けた本:安部公房、三島由紀夫
- 好きな映画:オールジャンル
- 好きな音楽:クラシック、ジャズ
- 好きな場所:東京
グラフで見る『櫻井 秀樹 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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