耳鼻咽喉科いのうえクリニック

井上 泰宏 院長への独自インタビュー

患者様ひとりひとりと向き合う時間を大切に

父は一部上場企業の役員で、伯父は高級官僚。どちらもやりがいのある仕事だったとは思うのですが、子どもながらに「毎日汲々として大変そう」だと思うとともに、そうした窮屈な生き方に対して反発心のようなものも抱いていました。それとは対照的に、当時かかりつけだった小児科の先生が非常に自由に生きていた人で、その先生に対する憧れの気持ちが、この道を志すきっかけの1つとなりました。また医師というのは、仕事の対価として、お金だけでなく感謝の気持ちまでいただくことのできる職業です。そうした点もやはり、とても魅力的に感じました。
大学卒業後は、大学病院や地域の基幹病院などで25年以上のキャリアを積みました。大きな病院には大きな病院なりの良いところがもちろんあります。ただ、私は患者様お一人お一人としっかりと向き合う時間を確保するために、そして自分が望む診療を実践するために、2012年に当院を開業。現在は、開業医と、母校である慶応大学の非常勤講師という2足のわらじを履きながら、おかげさまで忙しい日々を過ごさせていただいています。

ストレスによるめまいや耳鳴りでお悩みの方にも

当院は、京王線の八幡山駅から徒歩1分という、たいへん便利なところにあります。八幡山駅周辺は耳鼻咽喉科のクリニックが長い間なかった地域で、開業当時は、待ち望んでいた患者様から喜びや感謝の声などもたくさん頂戴しました。一方で、耳鼻咽喉科のクリニックが長い間なかったため、耳・鼻・喉に不調を抱えたお子様を内科や小児科に連れて行かれている方々も多く見受けられます。今後は、当院の存在と、耳鼻咽喉科としての専門性をより多くの方々に知っていただければと思っています。
大学や大学病院時代の専門は「耳」で、中耳炎や難聴といった耳の病気の治療をはじめ、脳腫瘍の手術などもこれまでに数多く手がけてきました。とは言え、当院はあくまでも「街の耳鼻科医院」ですので、耳・鼻・喉に関するものであればどのような症状でも診させていただきますし、実際に風邪や花粉症などの治療で来院されている患者様も大勢いらっしゃいます。
また最近では、ストレスフルな社会環境を反映して、めまいや耳鳴りを訴えて来られる方が増えています。生死に直結する病気ではありませんが、QOL（生活の質）に大きく関わってくるものでもありますので、つらいと感じたら我慢することなく、お気軽にご相談にいらしていただきたいですね。

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