柿田 豊 院長
YUTAKA KAKITA
知識と経験があるからこそ、あえて余計なことはせず
患者さんご自身の「自然な回復力」をサポートする
東海大学医学部を卒業後、小児科や外科を中心に幅広い症例を経験し、スキルを磨く。現在は、『柿田医院』の院長として、地域住民の健康を見守っている。
柿田 豊 院長
柿田医院
杉並区/下井草/下井草駅
- ●内科
- ●小児科
- ●小児外科
- ●外科
父の背中を追って医師になり、小児科を中心に研鑽を積む
『柿田医院』は、私の父が1970年に開設した医院で、私は2代目ということになります。私は、父が医師ということで、他の仕事を思いつかなかった、というのもありましたけれど(笑)。小さな頃から、医師になるか、教師になるか、いずれにしても「先生」と呼ばれるような仕事に就きたいと考えていたように思います(笑)。
私は、もともと子供と接するのが好きだったものですから、大学卒業後は小児科で研修を始め、最終的に小児外科に入局。勤務医時代には手術などにも数多く携わってきました。静岡県立こども病院や、順天堂大学の小児外科などで十数年にわたって経験を重ね、2002年から『柿田医院』で診療をするようになったんです。2013年には父の後を引き継いで院長となり、地域のみなさまの健康をサポートしています。
豊富な知識と経験をもって、1人1人にベストな医療を
来院される患者さんは、地域にお住いの方が中心で、全体の7割ほどはお子さんという感じになるでしょうか。もちろん、父の代から通ってくださる患者さんもいらっしゃいますし、かつて私が手術を担当したお子さんが、顔を見せてくれることもあるんですよ(笑)。
そうした患者さんに向けて、当院は内科、小児科、小児外科を掲げて診療をおこなっており、急なトラブルがあったときなどはメールでご相談を受け付けることもあります。私たちのような開業医の役割は、緊急性のある症状を見逃さず、お1人お1人をいちばん良い医療につなげていくことと考えています。幸い、都内には、各分野のスペシャリストと言える先生がたくさんいらっしゃいますから、何もかも自分1人で抱え込むのではなく、患者さんに早く良くなっていただくことを第一に考えて、見落としのない診療をしたいと思っています。
患者さんご自身がもつ、自然な回復力をサポート
当院の診療コンセプトは、「余計なことをしない」ということです。もちろん、必要な場合には、超音波でお腹の状態を検査したり、採血やレントゲン撮影をすることもありますけれど、症状を正しく見極めることができたら、後は患者さんご自身の「治ろうとする力」がしっかり働くようにサポートしてあげるのです。
たとえば、下痢や鼻水、咳などの症状はどれも、体がウィルスや菌を排除するための反応なんですね。お仕事がある大人の患者さんでしたら、急いで症状を抑える必要があるかも知れませんが、もしも子供なら、お薬を使って無理やり症状を抑える必要はないでしょう、というのが私の考え方です。こういったお話をすると、「あの先生は、お薬をくれない」からと、敬遠されてしまいそうですけれど(笑)。本当に必要なときには、必要な分のお薬を使って、治癒をめざす。一方で、十分な栄養や休息をとって体をいたわるような、治るための環境づくりについてもアドバイスをしていきたいと思っています。
ガーゼを使わず、傷口をキレイに治す「湿潤療法」
私が医師になってから30年ほど経ちますけれど、これまでに患者さんから「神様」と言っていただいたことが、3回くらいあったでしょうか(笑)。1度は、難病と思われていた病気が、違う病気であることに気づいて、治療できたとき。あとの2回は、皮膚移植が必要なほどの「やけど」を、キレイに治してさし上げたときでした。いずれのケースも、小児科や外科の分野で培った知識や経験が大いに役立った結果だと思っています。
当院でも、やけどや外傷の治療に「湿潤療法」を取り入れていて、たくさんの患者さんに喜んでいただいています。湿潤療法とは、かさぶたを作らないように、傷の表面を保護し、細胞の再生スピードを促進する治療方法です。私は、湿潤療法の提唱者である夏井先生にご指導いただき、いち早く湿潤療法による治療をスタートしました。人間本来の回復力を最大限に引き出すための環境を提供するという意味では、湿潤療法も風邪や下痢の治療も同じ考え方だと言えるかもしれません。湿潤療法を実施する医療機関は都内でも限られておりますが、もしご希望の場合には、お気軽にご相談ください。私が得意とする分野で、みなさまのお役に立つことができれば幸いです。
これから受診される患者さんへ
『柿田医院』は、西武新宿線「下井草駅」から歩いて7分ほどの場所にあります。今は、ネット上に情報が溢れている状態で、間違った情報に惑わされてしまう方も多いでしょう。ご自分の症状と照らし合わせて、不安な気持ちになったり、怪しげなビジネスの罠にはまってしまうことがあるかも知れません。でも、きちんと専門医を受診していただければ、症状を正しく診断することができますし、「取り越し苦労だった」ということも多いんですよ。ですから、たとえどんな小さなことでも、何か気になる症状があるときには、ぜひご相談いただきたいと思います。
※上記記事は2018年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
柿田 豊 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:読書
- 好きな場所:時代小説、ノンフィクション
- 好きな映画:「アンタッチャブル」など史実を基にした洋画
- 好きな言葉 座右の銘 :「人事を尽くして天命を待つ」
グラフで見る『柿田 豊 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION