永岡医院
江東区/東砂/南砂町駅
- 内科
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永岡 喜久夫 院長への独自インタビュー
憧れの存在から、生涯をかける価値のある職業にたどりつく
私が高校生の頃、外科医を主人公にしたアメリカのテレビドラマがありました。特に印象に残ったのが、「気道切開が必要な場面で外科医が呼ばれる」という場面でした。「いざという時は外科医なんだ。外科医ってすごい」 それまで数学と理科が得意だったものですから、漠然と工学部を目指していたのですが、ドラマの影響もあり、医者の道を志すようになったのです。とはいえ、家庭の事情もあり、受験した医学部は地元の千葉大のみ。幸いにも受かることができ、卒業後は初志貫徹で外科の医師となりました。
『永岡医院』は1987年に開業しました。それまで20年近く、千葉大学病院や亀戸の社会保険城東病院で外科の医師として勤務していました。開業の場所に特にこだわりはなかったのですが、勤務地であった亀戸からもほど近く、角地でわかりやすいという条件が重なったことからこの場所を選んだのです。
住宅街の真ん中に位置するということもあって、患者さんは地元の方が大半という状況です。なにしろ開業から30年経っていますので、2世代、3世代にわたっていらしてくれる患者さんが多いですね。
自らの考える“良い医療”にこだわるということ
患者が満足し、家族が満足し、医師として満足出来る。この3つがそろってはじめて良い医療と言えると私は考えています。そのことを常に念頭におきながら、リスクを恐れず、骨身を惜しまないことが大切です。
腎不全で非常に見通しの悪い患者さんがおられました。病院にもいられず、もはや自宅で療養するしかないという方です。その人に何かあれば、いつ何時であろうとも、往診に行ってあげなければいけません。暮れであろうが正月であろうが、診にいってあげなくてはダメなのです。結果、その方が楽しいひと時を過ごせればそれで良いわけで、その先に患者さんの満足があり、家族の満足があります。
病気を治すことはもちろん大事です。しかし、もはや助からない患者さんに満足して最後の日々を過ごしてもらうことも、また大事なことなのです。医師が自分の身を犠牲にしなければ、得られないことがあるということです。
私の医院には何年にもわたって通ってくれている患者さんがいます。そうした方は、私に命を預け、長い時を一緒に生きた仲。命を預かった責任を最後まで全うしたいと思いますね。
院長の永岡先生は私の父で、患者さん想いの尊敬できるドクターです。院長本人もさることながら、それを支えるスタッフのみなさんがとても素晴らしいと感じます。