コーラルクリニック
文京区/本郷/本郷三丁目駅
- 訪問診療
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石垣 泰則 院長への独自インタビュー
若くして開業したことで出会った在宅医療
初めから在宅医療に携わっていたわけではなく、もともとは地元静岡で神経内科を営んでいました。医学部生時代に脳神経の分野に興味を持ち、卒業後はそのまま順天堂大学病院の脳神経内科に勤務。33歳のときに『城西神経内科クリニック』を開院しました。ただ、開業するにはかなり若かった(笑)。30代前半なんて医者としてはまだまだ駆け出しの、言ってみれば半人前の状態ですから、周りからも無謀だと言われる始末で。何より自分自身、力不足を感じる日々が続いたわけです。このままではマズイ。もっと自らの見識を広げようと、開院しながらも積極的に学会や勉強会に参加するようになりました。そこで出会ったのが当時、在宅医療を推進していた佐藤智先生(「日本在宅医学会」前会長)、そして在宅医療というジャンルでした。先生の影響から在宅医療に取り組むことを決めた私は、静岡の病院に訪問診療を取り入れました。1994年のことです。本郷で在宅医療を始めたのは、それから15年後、50歳を過ぎようやく静岡の在宅医療が軌道に乗ってきたタイミングでした。静岡の病院で一緒に在宅医療に取り組んでいた順天堂大学の先生から、順天堂大学脳神経内科でも在宅医療を展開していきたいと相談を受け、2009年に当院を設けました。
地域と病院をつなぐ訪問診療
『コーラルクリニック』は神経疾患を専門とした訪問診療を行っている病院です。在宅医療の分野では、一般的に総合医療を提供している医療機関がほとんどですが、当院は患者様の多くがパーキンソン病などの神経難病、もしくは認知症の方で、その専門性が大きな特徴でもあります。当院の訪問診療を利用する場合には3つのルートがあります。一つがホームページなどをご覧になった患者さんからの直接申し込み。もう一つが医療連携室も含めた医療機関からの紹介。そして最後が現場のケアマネージャーさんからの紹介です。開業当初は、他の病院から患者さんを紹介されるケースが最も多かったのですが、当院の訪問診療が知られるようになってからは、ケアマネージャーさんからの依頼が増えてくるようになりました。例えば、認知症のひどい方がいて、身内の方も介護に疲弊していて、医療機関も近くにないから困っていると相談されることがあります。どこの医療機関につなげていいかわからないケアマネージャーさんが、認知症に関して『コーラルクリニック』が有名だからということで頼ってきてくださいます。今では申し込みの7割がこうしたケアマネージャーさんからの依頼になっています。一方で患者さんをこちらから他の医療機関へ紹介することもあります。その意味では、訪問診療は地域と大きな医療機関をつなげるという役割もあると感じています。