堀内クリニック
昭島市/昭和町/昭島駅
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春名 英典 院長への独自インタビュー
子どもたちの成長に寄り添えることに喜びを感じて
私が医師を志した最初のきっかけは、小学5年生の頃に体験した出来事でした。ある日、強い腹痛に見舞われ、小児科医であった父に診てもらったところ虫垂炎と診断され、そのまま父の勤務する病院で手術を受けました。痛みに苦しむ中、診断から治療に結び付け、手術後回復していくまで、父が小児科のリーダーとして指揮している姿を目の当たりにしました。自分の痛みが和らいでいく過程も重なり、「医師という仕事は素晴らしい」と感じたことが、この職業を志す原点となりました。
医学部時代はあらゆる診療科を学びましたが、どの分野も魅力的に映りました。手術室の緊張感に惹かれる部分もあり、あえて小児科以外の分野を選んで回った時期もあります。しかし最終的には、ひとりの子どもの全身を診ることができる小児科が、自分に合っていると感じ、小児科医の道を選びました。急性期には驚くほど回復していく子どもたちの生命力を目にする一方で、治癒が難しい病と共に歩んでいく子どもたちの成長に長く寄り添うこともできる。その両面を経験できることが、小児科の最大の魅力だと思っています。
『保坂こどもクリニック』の前院長である保坂 篤人 先生は、私が医師となって最初の直属の上司です。小児科医としての入り口を開いてくださった存在の先生から、クリニック継承のお話をいただいたことに、運命のようなものを感じました。初代の保坂 泰夫 先生が1969年に保坂小児科医院を開業して以来、数十年にわたって地域に長く根差してきた歴史あるクリニックを、次世代へつなげることが自分の役割であると考え、開業に至りました。
積み重ねてきた臨床経験をもとに、⼀⼈ひとりの⼦どもにとって最善の道を提供していけるように
診療において最も大切にしているのは、子どもにとって過剰な負担をかけず、必要十分な医療を提供することです。検査や治療には確かに必要なものがありますが、過剰になれば子どもや保護者に不安や負担を与えてしまいます。一方で控えすぎても正しい診断や治療に支障が出ます。経験を重ねてきたからこそ培われたバランス感覚を大切にしながら、その時々で最適な判断ができるように心がけています。
また、医師の判断を一方的に押し付けるのではなく、保護者の思いに耳を傾けることも欠かせません。ご家族の不安を理解しながら、最終的に子どもにとって最善となる方向へ導くことが重要であり、知識や経験だけでなく、丁寧なコミュニケーションを重ねることが、良い診療につながると考えています。
私は大学病院で15年近く「ジェネラルグループ」に所属し、内分泌、消化器、神経、腎臓、アレルギーなどの幅広い疾患に対応してきました。総合的に子どもを診る経験を積むことができたのは貴重でしたし、その中で培った「幅広い疾患に対する経験」と「それぞれの患者さんに対する柔軟さ」が、今の診療スタイルにつながっています。