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鈴木 崇文 院長

TAKAFUMI SUZUKI

地域の皆さまにやさしい医療を届けたい

横浜市立大学医学部 卒業。日本赤十字社医療センター 麻酔科・集中治療科に在籍。メルボルン(オーストラリア)の集中治療室での臨床研究、日本赤十字社医療センターをはじめ、複数の病院にて周術期管理・集中治療・疼痛診療の分野で研鑽を積む。また、各病院・クリニックで内科・皮膚科・アレルギー疾患・睡眠時無呼吸症候群などの幅広いプライマリケアにも従事。2025年9月に『やさしいクリニック 広尾 白金』を開院(「広尾駅」より徒歩5分、「恵比寿駅」より徒歩10分、「白金台駅」より徒歩13分)。

鈴木 崇文 院長

鈴木 崇文 院長

やさしいクリニック 広尾 白金

渋谷区/恵比寿/広尾駅

  • ●内科
  • ●アレルギー科
  • ●ペインクリニック内科
  • ●皮膚科
  • ●健診・検診
  • ●麻酔科

日常に根差した医療の実践を目指して

鈴木 崇文 院長

医師を志したのは、母が医師であったことが大きく影響しています。自宅には医学書が並び、幼かった私が解剖学や生理学の本を手に取ることもありました。小学生のころから自然と医学の世界に親しみ、「命に関わる仕事を担えるのは医師しかいない」という思いが芽生えていきました。目の前の患者さんを救うことができるという責任感とやりがいが、私をこの道へ導いたのだと思います。

横浜市立大学を卒業後、日本赤十字社医療センターで初期研修を受け、麻酔科・集中治療部に進みました。麻酔科を選んだのは、特定の臓器に限らず「全身を診ることができる科」であったからです。救命が必要な重篤な患者さんに対する集中治療から、慢性的な痛みに寄り添うペインクリニックまで、幅広く関わることができる点に魅力を感じました。
その後は東京都立小児総合医療センターに移り、子どもたちの心臓手術麻酔などに関わり、臨床研究スタッフとしてメルボルンでの集中治療室での経験も重ねました。海外で学んだことは、医療の幅広さと柔軟な発想の大切さを再認識する機会となりました。

集中治療室で重症患者の診療を続ける一方で、生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群といった「重症化する前の段階」にもっと関わりたいという思いも強くなりました。早期に気づき、介入することで患者さんの生活を大きく変えることができる。そうした視点から、日常に根差した医療を実践したいと考えるようになり、2025年に『やさしいクリニック 広尾 白金』を開院いたしました。

地域に根差したやさしいクリニックに

鈴木 崇文 院長

「やさしいクリニック」という名前には、誰もが気軽に相談できる場にしたいという思いを込めました。専門的な名称を掲げると、対象が限定されている印象を与えてしまいますが、どんな小さな不調でも遠慮なく来ていただきたいと考え、この言葉をクリニックに冠したのです。

広尾と白金の中間に位置するこの地は、私にとって縁のある場所です。日赤医療センターで長く勤務してきたこともあり、このエリアで地域の皆さんを支えたいという気持ちがありました。国際色豊かでさまざまな世代の方が暮らす地域でもあり、多様なニーズに応えられる診療所であることを意識しています。

院内には迅速血液検査やレントゲン、超音波検査装置エコーなどを備え、肺炎、敗血症、心筋梗塞や心不全の早期発見につながる検査も可能にしました。小規模なクリニックであっても、重症化の兆候を見逃さない体制を整えることを大切にしています。一方で、日常的な体調不良や皮膚のトラブル、生活習慣病の相談といった身近なお悩みにも丁寧に対応しています。地域の方々にとって「最初に相談する場所」としての役割を果たしていきたいと考えています。

患者さんの想いに寄り添う診療を心がけて

鈴木 崇文 院長

診療にあたって心がけているのは、検査データや画像所見だけで判断するのではなく、その方の生活全体を見据えることです。例えば同じ高血圧であっても、日常生活や仕事、睡眠習慣の背景によって原因や治療の方針は変わります。ガイドラインに沿った標準的な治療はもちろん大切ですが、患者さんの訴えや生活スタイルを踏まえた上で柔軟にアプローチしていくことが必要だと考えています。症状を単に抑えるのではなく、生活の質を高めることこそが医療の目的であるべきでしょう。

院内は木の温もりを取り入れた落ち着いた色調の内装とし、プライバシーにも配慮した造りとなっています。患者さんが緊張することなく、思っていることをしっかり述べていただくには、安心して一息つけるような環境を整えることもまた大切との考えからでした。

慢性的な痛みや睡眠時無呼吸症候群まで、幅広い訴えに対応

クリニックでは、肩こりや腰痛といった慢性的な痛みに対しても専門的に対応しています。麻酔科で培った知識を活かし、内服治療や注射治療を組み合わせて症状を和らげることで、日常生活を少しでも快適に過ごしていただけるよう努めています。
また、近年ご相談が増えているのが睡眠時無呼吸症候群です。いびきや日中の強い眠気は軽く見られがちですが、高血圧や心疾患、脳血管障害などにつながることがあり、放置できない病気です。治療は生活習慣の見直しや、必要に応じてCPAP療法を行います。治療を始めると「朝の目覚めが違う」「日中の集中力が戻った」と実感される方が多く、生活の質を大きく改善できる点にやりがいを感じています。
専門性も大事ですが、それにとらわれすぎず、気になることを気軽に相談できる場所でありたいという思いで日々取り組んでいます。

これから受診される患者さんへ

私はこれまで、集中治療の現場から地域の外来診療まで、幅広く医療に携わってきました。その経験を通じて強く感じるのは、「早く気づいて、早く対応することの大切さ」です。どんなに小さな不調でも、放置せずに気軽に相談していただきたいと思います。

『やさしいクリニック 広尾 白金』は、皆さんにとって身近で安心できる医療の窓口でありたいと考えています。体調に不安があるときはもちろん、日々の健康管理や生活習慣の相談でも構いません。少しでも気になることがあれば、遠慮なく足を運んでいただければ嬉しく思います。

※上記記事は2025年8月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

鈴木 崇文 院長 MEMO

  • 出身地:山梨県
  • 出身大学:横浜市立大学医学部
  • 趣味・特技:ギター・サクソフォン演奏
  • 好きな映画:『ビューティフル・マインド』
  • 好きな曲:『Saxophone Colossus』(ソニー・ロリンズ)
  • 好きな場所:メルボルン
  • 座右の銘:「和を以て貴しとなす」

鈴木 崇文 院長から聞いた
『睡眠時無呼吸症候群』

重症な睡眠時無呼吸症候群に対するもう一つの選択肢

CPAP療法をどうしても続けられない方には、舌下神経電気刺激療法という睡眠中の呼吸に同期して微弱な電気の刺激で顎下にある舌下神経を刺激する方法もあります。全身麻酔での手術によって電極を埋め込む必要がありますが、重症な睡眠時無呼吸症候群に対するもう一つの選択肢としてご提案する場合があります。当院は実施可能な医療機関へのご紹介を行っております。

グラフで見る『鈴木 崇文 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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