國廣 崇 院長
TAKAMU KUNIHIRO
お茶の水で、生活習慣病からみなさんの健康を支える
昭和大学医学部 卒業。東京都済生会中央病院 循環器科医員。Mayo Clinic Vascular Lab 留学(動脈硬化研究)を経て、東京都済生会中央病院。めぐみ在宅クリニック(終末期医療・緩和医療)、鶴巻温泉病院(緩和医療)、稲城市立病院(救命救急科部長)、くにひろクリニックに勤務。『ユアクリニックお茶の水』院長を経て、2025年に『お茶の水駅前生活習慣病クリニック』院長に就任(JR中央・総武線「御茶ノ水駅」御茶ノ水橋口から徒歩1分、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」2番出口から徒歩2分、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B1出口から徒歩3分)。
國廣 崇 院長
お茶の水駅前生活習慣病クリニック
千代田区/神田駿河台/御茶ノ水駅
- ●内科
- ●循環器内科
- ●健診・検診
様々な経験を経て、たどり着いた医療のカタチ
医師という職業を意識するようになったのは、中学生の頃、喘息で友人を亡くしたことがきっかけです。当時はまだ喘息の治療法が確立されておらず、大きなショックを受けたことが医療の道を志す原点となりました。その後、兄が医師になったことも後押しとなり、自分も人の健康を支える仕事に就きたいと考えるようになったのです。
昭和大学を卒業後は東京都済生会中央病院でさまざまな診療科を経験しました。内科を志していましたが、その中でも「自分の手で検査や治療まで行える」という点に魅力を感じ、循環器内科を専門に選びました。自らの判断と技術で患者さんの回復を支えられることにやりがいを感じたのです。
その後、米国・Mayo Clinicに留学し、動脈硬化の研究にも携わりました。医学はもちろんですが、異なる文化や価値観に触れた経験は、自分自身を見つめ直す大切な時間ともなりました。医療の枠を超え、社会の仕組みや人との関わり方を学べたことが、今の診療スタイルにも影響しているように思います。
帰国後は済生会中央病院に勤務し、循環器内科医として約15年にわたり臨床に携わりました。その後、在宅医療や緩和ケア、救急医療など、異なる現場に身を置き、患者さんとの関わり方をあらためて考える日々を過ごしました。病気そのものだけでなく、人生や生き方に寄り添うことの大切さを学ぶ中で、「病気になる前から支えたい」「信頼を土台にした医療をつくりたい」という思いが芽生えてきたのです。
そうした思いを形にしたのが、2015年に開設した『ユアクリニックお茶の水』です。そして2025年、内科部門を独立させる形で『お茶の水駅前生活習慣病クリニック』を開院しました。生活習慣病を中心に地域の方々の健康を長く支えていくことが、自分の歩んできた道の自然な延長線上にあると感じています。
生活習慣病を「未然に防ぐ」医療を
これまで循環器内科や救急の現場に携わる中で、「病気が起こってからでは、できることが限られてしまう」と痛感してきました。重い発作や急変に立ち会うたびに、もっと早い段階で関われていればという思いが残ったのです。
生活習慣病という言葉はよく知られていますが、その背景には日々の小さな積み重ねがあります。だからこそ、病気を未然に防ぐための「介入できるタイミング」を逃さないことが大切です。救急や緩和ケアの経験から学んだのは、健康を維持することもまた「人生の質を守る医療」であるということ。生活習慣に向き合うことは、将来的に重症化や終末期の苦しみを減らすことにもつながります。
当クリニックでは、高血圧・脂質異常症・高尿酸血症・睡眠時無呼吸症候群・禁煙治療の「5つの柱」を軸に診療を行っています。これらは動脈硬化や血液疾患などの重大な病気につながるリスク因子です。お薬を使うことが目的ではなく、お薬に頼らずに健康を維持できるよう支援することが目標です。
“生活習慣改善”に向けた様々な取り組み
クリニックでは生活習慣の改善に向けた様々なアプローチを行なっています。たとえば、体組成を測定できる「InBody(インボディ)」の使用もその1つです。筋肉量や脂肪量のバランスを可視化し、数値で体の状態を知ることで、日々の生活への意識が変わる方も多くいらっしゃいます。
運動が必要な方には、同建物内にある提携しているスポーツジムや、自宅でも取り組める運動支援アプリ「リハサク」などを活用していただくこともあります。また日々の食事をどのように改善したら良いか、専門の栄養士による相談も受けることができます。このように食事・運動・薬物療法、それぞれの組み合わせを患者さん自身が選択できるようにし、一緒に方針を決めていくのが基本方針です。
「お薬を飲みたくない」という方もいらっしゃれば、「できるだけ早く改善したい」という方もおられます。どちらの考えも尊重しつつ、リスクや効果を丁寧に説明し、納得した上で治療を進めていく。そうした信頼関係の中で、無理のない継続を目指します。医療は押し付けではなく、対話の積み重ねです。患者さんのご希望と生活背景に合わせた、その人にとっての“ちょうどよい医療”を提案してまいります。
健康を長く支えていく様々な選択肢
当院では病気の治療にとどまらず、健康を守るための「予防医療」に力を入れています。「予防医療」には生活習慣の改善だけでなく、がんの早期発見と感染症の予防があります。がんの早期発見の一つに、尿を用いたがんのリスク検査があります。採尿だけで複数のがんリスクを評価できるため、身体への負担が少なく、忙しい方でも手軽に受けていただけます。結果をきっかけに生活を見直したり、定期検診につなげたりするなど、早期発見・早期対応の一助になっていくでしょう。
感染症予防に対しては各種ワクチン接種にも対応し、個人の健康だけでなく周囲の人々の安心にもつなげています。また、生活習慣の改善の新たな取り組みとして「メディカルダイエット」と「減酒治療」も始めていきます。「メディカルダイエット」は糖尿病で承認された薬を使うことで安心して減量に取り組めるので、生活習慣の改善の一つの選択肢になればと考えています。「減酒治療」は、お薬を使うことで無理せずに飲酒量を減らすことができるので、こちらも生活習慣の改善の一つになると考えています。
これから受診される患者さんへ
病気は突然やってくるものではなく、日々の生活の延長線上にあります。だからこそ、具合が悪い時はもちろんのこと、「少し気になる」「相談してみたい」と思ったときに、気軽に足を運んでいただきたいと思います。
診療では、検査やお薬の提案だけでなく、日常の中でできる小さな工夫を一緒に考えていきます。
御茶ノ水駅前という便利な立地で、皆さんの健康の“伴走者”として長く支えていければ嬉しいですね。
※上記記事は2025年10月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
國廣 崇 院長 MEMO
総合内科専門医 /循環器専門医
- 出身地:愛知県
- 出身大学:昭和大学医学部
- 趣味:読書、食べること、温泉
- 好きな本:ビジネス書、自己啓発本/『インサイト』
- 好きな食べ物:カツ丼、みたらし団子
- 好きな観光地:ボラボラ島(仏)
- 好きな言葉:「One for all All for one」
國廣 崇 院長から聞いた
『家族性高コレステロール血症』
家族性高コレステロール血症は、生活習慣の改善だけでは快方に向かいにくい
診断の際には、家族歴や血液検査に加え、アキレス腱の厚みを超音波で確認することもあります。家族性の場合はアキレス腱が太くなる傾向があり、この所見が診断の一助となります。確定診断がついた場合は、通常より厳しい目標値を設定し、早期から積極的な治療を行うことが重要です。
原因が遺伝性であるため、患者さんご本人だけでなく、ご家族にも同様の傾向が見られることがあります。早めの検査と適切な治療が、将来の重篤な合併症を防ぐための鍵となります。
グラフで見る『國廣 崇 院長』のタイプ
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先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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CLINIC INFORMATION
お茶の水駅前生活習慣病クリニック
國廣 崇 院長
千代田区/神田駿河台/御茶ノ水駅
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