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杉崎 顕史 院長

KENJI SUGISAKI

高い専門性と充実の設備を備え、地域の皆さんの眼の健康を守り、不安を軽減する助けとなれるように

東京大学医学部付属病院 眼科に入局。東京厚生年金病院 眼科医長、地域医療機能推進機構東京新宿メディカルセンター 眼科医長、国際医療福祉大学三田病院眼科 副部長を経て、2025年5月9日に『烏山すぎさき眼科』を開院(京王線「千歳烏山駅」から徒歩1分)。

杉崎 顕史 院長

杉崎 顕史 院長

烏山すぎさき眼科

世田谷区/南烏山/千歳烏山駅

  • ●眼科

緑内障でお困りの方の一助となるべく開業を決意

杉崎 顕史 院長

学生の時に角膜異常の講義を聞いたことが眼科を選んだ契機となりました。角膜に異常のある方は、見えない方がほとんどなわけですが、手術によって劇的に症状が改善されることを知り、眼科という分野に希望を見出したのです。白内障がその代表例ですが、眼科は不便を感じていたものが治療により改善され、その実感を患者さんが得やすい診療科と言えます。それは患者さんはもとより、医師にしてもそうで、大きなやりがいを感じられる分野と思っています。
東京大学医学部付属病院 眼科に入局後は、同大学病院、そして東京厚生年金病院、地域医療機能推進機構東京新宿メディカルセンター、国際医療福祉大学三田病院に勤務してきました。その間、広く一般の眼科診療にあたり、 中でも緑内障については高い専門性をもって手術を含めた治療に20年以上携わってきました。その知識と技術を地域医療に還元すべく、2025年5月に『烏山すぎさき眼科』の開院にいたったのです。一般的に緑内障は開業医の先生方が一次診療を担い、高度な治療が求められる場合に大学病院等に送られてくることがほとんどです。ですが、その段階では、大学で治療をしたとしても厳しいケースが少なからずありました。それを救うには早くに緑内障を発見し、適切な医療介入を行う必要があり、その一翼を担うべく、開業を決意したのです。

緑内障、白内障、そしてお子さんの患者さんも

杉崎 顕史 院長

病院勤務時代は緑内障専門外来を担当してきたこともあり、緑内障でお困りの方に多く来院いただいています。同時に、当院では緑内障に加え、白内障の手術も提供しておりますので、白内障のご相談も多いですね。加えて、目立つのはお子さんです。昨今は子どもの近視傾向が世界的にも広がってきており、健康診断等で指摘され、治療を希望される方も少なくありません。現在は近視抑制効果のある治療法も多く出現しており、当院においても今後、しっかりと対応していきたいと考えています。

緑内障の日帰り手術

杉崎 顕史 院長

緑内障の治療においては、眼圧を下げることが大きな目的となり、そのための方法として点眼薬やレーザー、そして手術があります。レーザー治療については病院勤務時代に数多くの症例に携わってきており、それは手術においても同様で、当院では日帰りの緑内障手術を扱っています。
緑内障の手術にも様々な術式がありますが、大別すると、負担は軽いものの、一定程度眼圧を下げることが可能なもの、難度が要求されるものの、大きく眼圧を下げることが可能なものとに区別されます。前者は「MIGS」と呼ばれるもので、低侵襲なことが特徴です。後者は濾過手術と言われるもので、術後の経過観察にも医師の経験と知識が必要となりますが、眼圧を下げる効果は非常に大きく、当院においては状態や患者さんのご希望に応じ、どちらの手術も扱っていることが特徴となります。

またこちらでは眼科用リアルタイム映像システム「NGENUITY 3Dビジュアルシステム」を採用しています。一般に眼科の手術は顕微鏡を覗きながら行うものになりますが、こちらのシステムでは顕微鏡の先にカメラが備え付けられており、撮影した3D画像をモニターに映しながら手術を進めていくものになっています。コントラスト等の調整が可能なため、特に難症例においてはより正確で、安全な手術が可能となります。

患者さんのお気持ちに配慮することも大切

正確なデータに基づき、根拠のある説明を行なっています。その際、リスクについても正確に説明すべきですが、過度に不安をあおるようなことがないよう注意しなければなりません。特に緑内障の場合、緑内障=失明というイメージをお持ちの方が少なくありません。しっかり治療を続けていくことが前提となりますが、実際には、そこまでの心配はないことが大半です。正確な情報を提供することが第一ですが、患者さんのお気持ちに気を配り、まずは安心していただくことに努めることが大切です。

これから受診される患者さんへ

長らく緑内障を専門に診てきた経歴があり、この分野について専門的な治療と説明を提供可能ですが、病院勤務時代は緑内障以外の疾患も数多く、そして幅広く診てきました。緑内障で悩まれている方はもちろんのこと、目に何かしらの不安をお持ちであれば、どうぞお気軽にご相談ください。しかるべき道を示してあげられるよう全力を尽くしてまいります。

※上記記事は2025年5月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

杉崎 顕史 院長 MEMO

眼科専門医

  • 出身地:東京都
  • 出身大学:東京大学医学部
  • 趣味:野球観戦
  • 好きな作家:吉川英治
  • 好きな場所:温泉
  • 座右の銘:「一歩一歩着実に」

杉崎 顕史 院長から聞いた
『緑内障』

「緑内障」の今について

人間ドックなどで緑内障が疑われて眼科を受診する方に、緑内障とはどういうものかわかりますか? とうかがってみますと
・失明する
・眼圧が高い
・視野が狭くなる
・よくわからない
といった答えが返ってきます。

緑内障は視神経が障害されて視野に異常が生じる疾患で、日本における失明の原因疾患としてもここ最近は常に緑内障が1位を占めています。
30年ほど前のデータでは40歳以上の日本人の20人に1人が罹患し、加齢によりその割合が増えるが判明しており、その後の人口の高齢化に伴って緑内障患者数は当時よりも増えているものと考えられます。しかしその多くの場合は早期に発見して適切な治療を行うことで失明や重篤な視野障害の進行を抑制できるようになってきています。残念ながら緑内障で失われた視神経は現在の医学では回復することができないため、なるべく早期に発見することが重要ですが、中期の緑内障であっても半数が普段の生活で見え方に異常を感じていないといわれており、症状に気づいてからではすでに厳しい状態であることもしばしばです。
緑内障の発見には眼底検査やOCTなどの画像検査で視神経の損傷を見たり、視野検査で異常がないかを確認が必要です。ある程度の年齢になったら人間ドックや眼科での眼底検査を定期的に受けることが早期発見つながります。

緑内障の90%程度を占める開放隅角緑内障の治療は眼圧を下げることで進行を抑えることとなります。眼圧を下げる方法として一般的には点眼が多いですが、近年ではレーザー治療を先に行う方が良いという報告も見られています。眼圧を下降するための手術もあります。手術の侵襲などで手術前に比べて見えにくくなることがあるなどのリスクもあり、かつては最後の手段的な扱いでしたが、近年眼圧下降効果は劣るものの侵襲が低いもの、マイルドなものも開発され選択肢が増えてきています。

また点眼治療が長く行われていると手術の成績が悪くなるという報告も見られるようになっており、必ずしも点眼でぎりぎりまで頑張るのが正解とは言えません。

昔に比べると点眼薬、手術含め治療の選択肢が増えており年齢なども考量してその人に併せて治療を選択することで失明のリスクを減らすことができます。

まずは早期発見のため定期健診を受けること、そして緑内障が見つかった場合はその後も眼科の通院を続けることがご自身の眼を守ることにつながります。

グラフで見る『杉崎 顕史 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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