宮川 義弘 院長
YOSHIHIRO MIYAGAWA
花粉症、扁桃炎、耳鳴りやめまいなど耳鼻咽喉科の疾患に幅広く対応。自衛隊で培った経験と共に出身大学のあるこの地で地域医療に貢献したい
防衛医科大学校を卒業後、陸上自衛隊に入隊。防衛医科大学校病院と自衛隊中央病院で初期研修を修了。その後、西部方面衛生隊に配属され、熊本大学での研修を経て、防衛医科大学校病院で専門研修を開始。自衛隊中央病院と三宿病院での勤務を経験したのち、2012年、防衛医科大学校の研究科に所属し、さらに陸上自衛隊第8師団の医務官として組織の健康管理、災害派遣任務に携わった。自衛隊熊本病院での勤務を経て、自衛隊中央病院と三宿病院に再び勤務し、医療の現場で研鑽を積む。2025年5月、『ひばりヶ丘駅前耳鼻咽喉科』を開業。

宮川 義弘 院長
ひばりヶ丘駅前耳鼻咽喉科
西東京市/住吉町/ひばりヶ丘駅
- ●耳鼻咽喉科
- ●小児耳鼻咽喉科
- ●アレルギー科
自衛隊医官としての経験を活かして、地域医療に貢献したい

地域医療に携わりたいという思いがありました。これまで自衛隊医官として、定期的に転勤のある生活を送っていましたが、今後は一つの地域に根ざした環境で仕事をしたいと考えました。妻の地元であり、馴染みのある土地でもあるため、ここで開業を決めました。また、母校である防衛医科大学校が近くにあることも、この場所を選んだ理由の一つです。
少し自衛隊医官についてご説明させていただきますと、自衛隊では配属先によって業務内容が異なります。部隊では隊員の健康管理が主な業務となり、基地や駐屯地の医務室では医務室業務が中心になります。さらに、感染症予防の対応をすることもあります。病院勤務では専門医としての臨床業務を行います。自衛隊中央病院のように一般の患者さんを受け入れている病院もあり、地域の方々も多く受診いただいています。
今後は、今までの経験を活かし、疾病の治療だけでなく総合的な健康管理の視点から診療できればと思っています。
隔離室の設置や予約システムの導入により、患者さんが通いやすい環境を整備

クリニックの内装は明るく、患者さんが通いやすい環境に整えました。また、発熱患者さんのために隔離室を設け、感染対策を徹底しています。さらに、予約システムを導入することで待合室が混雑しないよう工夫しています。
スタッフには、患者さんへ明るく丁寧に対応することを心がけてもらっています。クリニックで可能な診療は、できる限り当院で完結できるようにし、患者さんが安心して通える体制を整えていきたいと考えています。ただし、入院が必要な方や高度な医療を要する場合には、地域の病院をご紹介します。それでも、可能な限り対応できる範囲を広げ、クリニックで提供できる医療の充実を図りたいと思っています。
花粉症やアレルギー性鼻炎の治療方法

アレルギー性鼻炎の治療は、ガイドラインに沿って進めることが基本です。軽症から重症まで症状の程度はさまざまですが、アレルゲンの過剰な取り込みを防ぐことが重要です。花粉症の場合は、マスクの着用などの対策を行い、症状に応じて内服薬、点眼薬、点鼻薬を組み合わせて治療します。また、アレルゲンが特定されていない場合は、血液検査を実施し、原因を特定することが可能です。特にスギ花粉やダニに強いアレルギー反応を示す方には、体質改善を目的とした「舌下免疫療法」をおすすめしています。これは、ご自宅で毎日薬を服用し、アレルギー体質を徐々に改善していく治療法です。さらに、大人の患者さんには、症状に応じて鼻のレーザー手術を受けていただくことも可能です。局所麻酔により日帰りで実施できる手術となっています。また鼻中隔弯曲症や副鼻腔炎がある方については、手術が必要な場合、対応可能な病院をご紹介しています。
耳鳴りを意識しすぎない生活を送れるように
めまいは、耳の奥(三半規管や前庭)が原因となるものと、脳梗塞や立ちくらみなど他の疾患が関係するものがあります。診察で原因を特定し、耳が原因の場合は飲み薬の処方や生活指導を行います。また、「前庭リハビリ」による運動療法を取り入れ、症状の改善を目指します。
耳鳴りは、難聴の有無によって対応が異なります。まず外耳から鼓膜にかけて異常がないかを確認し、聴力検査を行います。難聴があり、発症から間もない場合には、その治療を優先します。発症から長い時間が経過した難聴は治療が難しくなります。耳鳴りが生じるメカニズムは完全には分かっていませんが、脳が作り出す現象とされています。難聴があると周囲の雑音が聞き取りにくいことから脳が耳鳴りを生じやすくなるため、完全に消すことは難しいものの、生活を工夫することによって耳鳴りの苦痛を軽減できます。人と会話をしたり、仕事や趣味に没頭したりすることで症状が緩和されることもあります。また、睡眠不足やストレスは耳鳴りを悪化させるため、生活習慣を整えることも大切な治療のうちの一つです。有酸素運動の習慣を取り入れるのも良いでしょう。耳鳴りが辛くて寝付けない、イライラする、気持ちが落ち込んでしまう方は、投薬により効果が出ることもありますので、ご相談ください
これから受診される患者さんへ
患者さんの声に耳を傾け、何を求めているのかを正しく理解することを大切にしています。その上で、医療者として適切な対応をわかりやすく説明するよう努めています。当院にはお子さんも多く来られます。お子さんは、耳鼻咽喉科に対して、「怖い」「痛い」といったイメージを持ちやすく、診察前から泣いてしまうこともあります。そのため、できるだけ安心できる雰囲気を作り、短時間で診察を終え、笑顔で帰ってもらえるよう工夫しています。とはいえ、耳や鼻などの診察では処置に対する恐怖心から思わぬ動きが出て、かえって怪我につながる危険性もあります。お子さんの安全を守るため、親御さんやスタッフと協力しながら、お子さんが診察中に動かないよう配慮し、なるべく短い時間のうちに安全に処置を行っています。私自身、子どもが楽しそうにしている姿を見るのが好きなので、院内にはたくさんのぬいぐるみを置いています。これらは、クリニック開院時に自宅から持ち込んだものです。
首から上の不調、例えば腫れや痛み、違和感、喉の異常などでお困りの際は、お気軽にご相談ください。何科を受診したらよいのか分からないというお悩みをお持ちの方も、ぜひ当院へ一度お越しください。
※上記記事は2025年5月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
宮川 義弘 院長 MEMO
耳鼻咽喉科専門医
- 出身地:熊本県
- 出身大学:防衛医科大学校
- 趣味:マンガ、ゴルフ、釣り
- 好きな音楽:J-POP
- 好きな観光地:沖縄
- 好きな言葉・座右の銘:和衷協同(わちゅうきょうどう)
宮川 義弘 院長から聞いた
『鼻中隔彎曲症』
慢性的な鼻詰まりの原因に??
この症状を改善するためには、弯曲した骨を除去する手術を行います。軟骨も一部取り除く場合もありますが、手術方法は患者さんの状態に応じて医師の判断で決定されます。最近では内視鏡を使用した手術が一般的です。
手術は鼻の内側から行うため、外側に傷が残ることはありません。鼻の手術の中では比較的基本的なものに分類されます。長年鼻詰まりに悩んでいる方がCT検査を受けると、手前側や奥側の鼻中隔が曲がっていることが確認されることがあります。
鼻中隔の弯曲は、骨と軟骨の接合部が尖ったり曲がったりすることで発生します。そのため、点鼻薬や飲み薬では根本的な改善が難しいのが特徴です。原因は明確には分かっていませんが、成長の過程で骨が発達する際に生じることがあるとされています。鼻中隔弯曲証があると必ず鼻詰まりを感じるかというとそうでもなく、個人差のある症状ともいえるでしょう。
慢性的な鼻詰まりに悩んでいる方は、一度医師に相談してみることをおすすめします。
グラフで見る『宮川 義弘 院長』のタイプ
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先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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CLINIC INFORMATION

ひばりヶ丘駅前耳鼻咽喉科
宮川 義弘 院長
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