代々木駅前脳神経内科・内科クリニック

松村 美由起 院長の独自取材記事

松村 美由起 院長

病気だけを見るのではなく、その人の人生を見る医療を、街の中で

松村 美由起 院長マツムラ ミユキ

東京女子医科大学 卒業。同大学神経内科 入局。同大学附属成人医学センターに勤務。東京都地域連携型認知症疾患医療センター長を務め、『代々木駅前脳神経内科・内科クリニック』を開院(「代々木駅」から徒歩1分)。医学博士。

人と深く関わっていける道を選択してたどり着いた場所

松村 美由起 院長

もともと私は歴史が好きで、「史跡の発掘に関わりたい」と考えていたこともありました。ロマンを感じる仕事ですからね(笑)。転機になったのは、小学生の頃に出会った家庭科の先生でした。家族ぐるみのお付き合いをさせていただいていましたが、先生は身体が丈夫なほうではなく、幾度も入院や手術を経験されていました。主治医の先生と深い信頼関係を築いておられ、そのやりとりを間近で見て、「医師という仕事は、人の人生に深く関わる仕事なんだな」と感じたことを憶えています。
高校生になり、周囲からの「手に職を」という言葉をきっかけに進路を考えたとき、人の役に立ちたいという思いと、2人の“先生”の記憶が重なり、この道を志すことを決めたのです。

東京女子医科大学在学中、大学4年生のときに参加した神経内科の実習で、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者さんと出会いました。言葉も動きも制限されている中で、ふと見せてくださった眼だけで表現される感情表現から、その方の中にある豊な心模様や人生を感じ、「この分野で働きたい」と思ったことが、脳神経内科を選んだ原点です。
卒業後は脳神経内科医として長年診療に携わり、渋谷の成人医学センターでは外来と健診を併せた医療に従事してきました。そちらの施設の閉院をきっかけに、これまで診てきた患者さんを置いていくことはできないと考え、2025年4月、『代々木駅前にクリニック』を開院しました。街の中で医療を続けることが、今の自分にできる役割と感じています。

脳神経内科・内科としての幅広く診ていく― 「まず相談できる場所」でありたい ―

松村 美由起 院長

当院では脳神経内科を専門としながら、内科全般の診療を行っています。発熱や感染症といった急な体調不良で来院される方もいらっしゃれば、健診で異常を指摘されて相談に来られる方など、本当に様々な患者さんが来院されます。予約制をとっておりますが、困って来院された方をそのまま帰すことなどできませんので、可能な限り対応しています。

成人医学センターでは、外来と人間ドックを併診する環境で十数年診療を行ってきました。早期に病気を見つけることだけでなく、検査の意味や生活背景まで含めて説明し、生活指導を行う医療に携わってきた経験は、今の診療に大きく生きています。現在も胃カメラやCT、骨密度測定、エコーなど各種検査を整え、まずここで全身を診た上で、必要に応じて専門医療機関へつなぐ役割を担っています。

一つひとつを丁寧に診て、安心につなげる

松村 美由起 院長

脳神経内科には、頭痛、めまい、しびれ、物忘れなど、誰もが経験しうる症状で不安を抱えて来院される方が多くいらっしゃいます。その中には「何か大きな病気ではないか」と心配されている方も決して少なくありません。当院では丁寧に診察を行い、必要な検査をした上で、原因を一つひとつ説明するようにしています。結果として、大きな病気でないことが分かり、「ほっとしました」と言って帰られる方も多いですね。

私の専門である認知症の診療で重視しているのは、検査結果やスコアだけで判断しないことです。その方がどんな生活を送り、何に困り、これからどう生きたいのかを丁寧に聞き取り、生活全体を見て診断と支援を考えます。認知症の定義は「日常生活が成り立たなくなること」であり、点数だけで決まるものではないのです。
認知症の治療としては、生活支援が中心になります。介護保険の利用や社会資源の紹介、ご家族への説明などを行い、状態の変化に応じて「また一緒に考えていきましょう」と伴走していく姿勢を大切にしています。

認知症を地域で支える仕組みを、少しずつ育てていく

当院は東京都の認知症医療センターとしての指定を受け、診療だけでなく地域全体を支える役割を担っています。認知症は医療だけで完結するものではなく、地域の理解や関わりがあってこそ、その人らしい生活が守られると感じています。
特に大切にしているのは、「病気ではなく、その人を見る」という視点を地域に広げていくことです。認知症の方は、なりたくて病気になったわけではありません。偏見や誤解があることで、本人も家族も苦しくなり、結果として症状が悪化してしまうこともあります。一つひとつ丁寧に向き合えば、防げる混乱や困難は少なくないはずです。
具体的な活動として、市民公開講座を開催し、まず「ここに認知症医療センターがある」ということを知ってもらうところから始めています。今後は、本人向け、家族向け、介護者向けなど、立場ごとに分けた学びや共有の場をつくり、悩みや経験を分かち合える機会を増やしていきたいと考えています。実際に、当事者同士が集まり「自分だけではなかった」と感じられる場や、介護者が情報交換できる家族会も大切にしています。
この取り組みは一朝一夕に成果が出るものではありませんが、仲間を増やしながら、次の世代につないでいくことが私の役割と思っています。

これから受診される患者さんへ

認知症の方を、特別な存在としてではなく、一人の人として見てほしいと思っています。誰もが長く生きれば向き合う可能性のあるものだからこそ、「自分だったらどうしてほしいか」を考えることが、自然な関わりにつながるのではないでしょうか。

クリニックとしては、どんな小さな不安にも軽く向き合うことなく、丁寧に診療を続けていきます。医療と地域がつながり、安心して暮らせる街づくりに、少しずつでも貢献していけたらと思っています。

※上記記事は2026年1月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

松村 美由起 院長MEMO

出身地:
埼玉県
出身大学:
東京女子医科大学
趣味:
美味しいものを作って食べること
好きなこと:
歴史
好きな観光地:
京都
好きな言葉・座右の銘:
「至誠と愛」(母校を設立された吉岡彌生先生が掲げられたお言葉です。きわめて誠実であること、慈しむ心。医療人として、いつもそうでありたいと思っていることです。)

代々木駅近くで頭痛やしびれを丁寧に診る脳神経内科と内科のクリニック

代々木駅前脳神経内科・内科クリニックは代々木駅西口から徒歩1分の通いやすい場所にあります。頭痛やめまい、しびれ、もの忘れなど脳や神経の症状を中心に、かぜや生活習慣病まで幅広く対応。院長が一人ひとりの話にじっくり耳を傾け、わかりやすい説明を大切にしています。落ち着いた院内で安心して相談できる環境が整えられています。

電話

03-6258-2761

所在地

東京都渋谷区代々木1-35-1 プレンジ代々木ビル3階

駅名

  • 代々木駅
  • 新宿駅
  • 千駄ケ谷駅

駐車場

近隣にコインパーキングあり

WEB

https://www.yoyogiekimae-noushinkei.co...

特徴

ネット予約 / 駅徒歩5分以内 / キャッシュレス決済対応 / 女性医師在籍 / エレベーターあり / バリアフリー対応 / 健診・検診 / 人間ドック / 日本神経学会神経内科専門医 / 物忘れ外来
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