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安武 正治郎 分院長

SHOJIRO YASUTAKE

小児近視治療やコンタクトレンズの処方も。目に不安を抱える患者さんのお気持ちに寄り添っていく

和歌山県立医科大学医学部卒業。同大学附属病院眼科に入局。以降、和歌山県内の市中病院、クリニックで研鑽を続け、2025年4月、『新小岩眼科分院』分院長に就任(JR総武線・総武快速線「新小岩駅」北口より徒歩1分)。

安武 正治郎 分院長

安武 正治郎 分院長

新小岩眼科分院

葛飾区/西新小岩/新小岩駅

  • ●眼科
  • ●小児眼科

高い専門性と、目から大きく広がる世界に魅力を感じて

安武 正治郎 分院長

祖父と叔父が医師をしており、幼い頃から医療の世界が身近にありました。ある日、親戚一同が集まっているときに病院から緊急の連絡が入り、2人が颯爽と病院に向かう姿を目にしました。その背中を見て「お医者さんってかっこいいな」と思ったのが、私が医師を志すきっかけでした。当時は漠然とした憧れにすぎませんでしたが、次第にその思いは明確な目標となり、医師への道を目指すようになりました。
和歌山県立医科大学を卒業後、初期研修を経て母校の眼科に入局しました。眼科は、他の科では診ることができないような非常に専門性の高い分野です。加えて、目から全身の病気を見つけることもできます。外から直接観察できる血管は、実は眼底の網膜血管だけ。網膜血管を見ることで、高血圧など全身の状態を把握することもできるのです。「目という小さな器官から、全身につながる情報が得られる」という奥深さと広がりに、大きな魅力を感じました。
私は新小岩で生まれ育ち、この地域には特別な思い入れがあります。そんな中「新小岩に新しい眼科ができるらしい」と耳にしていたところ、ご縁があり、新小岩眼科の院長・渡辺 貴士 先生とお会いする機会をいただきました。その際、先生が語られたクリニックの理念や今後の展望に強く共感し、直後には「ぜひここで働かせてください」とお願いしていました。
地元である新小岩に、これほど充実した設備を備えた眼科クリニックがあること、そしてそのチームに加わることができるというのは、私にとってまさに「運命」と感じられました。
幸いにもその想いを受け入れていただき、このたび新たに開院する『新小岩眼科分院』の分院長を任せていただきました。

外来診療に特化した役割を果たすことで患者さんの利便性のさらなる向上を

安武 正治郎 分院長

新小岩眼科(本院)は手術に力を入れており、白内障手術や硝子体手術などを目的に、遠方からお越しになられる方もいますが、緑内障などの定期検査を目的に近隣から通院されている方も多くいらっしゃいます。多くの方にご来院いただく中で、診療の待ち時間が長くなることが増えていましたので、手術に特化した本院と、外来診療に専念する分院の体制を整えることで、少しでも状況を改善できたらと考えています。当院で診察を行って手術が必要と判断すれば、本院へ紹介し治療をお受けいただくことも可能です。すぐ近くに本院と分院があるからこそ、密接な連携が可能となっています。

小児近視治療とコンタクトレンズ処方にも力を

安武 正治郎 分院長

『新小岩眼科分院』では、一般眼科診療に加えて、小児近視治療とコンタクトレンズ処方にも力を入れています。近視は世界的に年々増加しており、2050年には世界人口の約半数が近視になるともいわれています。近視は、単に視力が低下するだけはなく、将来的に緑内障や網膜剥離などを発症するリスクが高くなることが問題です。そのため、子供のうちから近視の進行を抑えることは、将来の目の健康を守るうえで重要です。
当院では、近視治療に特化した検査機器を導入しています。この機器では、近視治療を続けた場合に、平均と比べてどの程度近視の進行を抑制できているかがグラフで表示されるため、治療の成果が目に見える形となり、治療を継続するモチベーションにもつながります。
近視進行抑制治療にはいくつかの方法がありますが、低濃度アトロピン点眼薬とオルソケラトロジーの2つが代表的で、当院でも積極的に取り組んでいます。低濃度アトロピン点眼薬またはオルソケラトロジーのいずれか一方のみでも治療効果は得られますが、併用することでより近視進行の抑制効果がより高くなることが報告されています。
当院では、コンタクトレンズ診療にも力を入れています。コンタクトレンズを初めて装用する方はもちろん、すでにお使いの方にも、定期的な検査と丁寧なサポートを通じて、快適かつ安全な装用を長く続けられるようにいたします。

これから受診される患者さんへ

「目」は人間にとって非常に重要な器官であり、「見えない」ことは大きなストレスとなり、生活の質に直結します。不安を抱えて受診される方に対して、現在の目の状態を分かりやすく丁寧にご説明し、安心していただくことが私たちの使命だと考えています。
少しでも目の調子に不安を感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。地域の皆さまにとっての身近なかかりつけ医として、安心してご来院いただけるクリニックを目指しています。

※上記記事は2025年3月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

安武 正治郎 分院長 MEMO

眼科専門医

  • 出身地:東京都
  • 出身大学:和歌山県立医科大学
  • 趣味・特技:テニス
  • 好きなこと:「ネコと一緒に過ごすこと」
  • 好きな場所:勝浦(和歌山県)
  • 好きな言葉・座右の銘:「いつも元気に、前向きに」

安武 正治郎 分院長から聞いた
『近視』

子どものうちから治療を始めることで、将来の目の病気のリスク軽減につながる

近視とは、近くにピントが合っているために、遠くが見えにくくなる状態で、一般的に「目が悪い」とよく表現されます。
近年、近視は世界的に増加しており、その傾向は顕著です。親が近視であると子供も近視になりやすい遺伝的な要素に加えて、デジタルデバイスの普及や屋外活動の減少などの生活環境が、近視の発症や進行に大きく関わっていると考えられています。
近視は、単に裸眼視力が低下するだけではなく、近視の程度が強くなるほど、緑内障や網膜剥離などの疾患を発症するリスクも高まります。近視の進行を抑えることは、視力を良好に保つだけでなく、将来の目の病気を予防するという意味でも非常に重要です。
近視の進行を完全に止める方法は今のところありませんが、適切な治療により近視の進行を抑制することは、生涯にわたって良好な視機能を維持することにつながります。

安武 正治郎 分院長から聞いた
『老眼』

老眼は誰にでも起こる、避けられない現象

老眼は、ピントを合わせる機能が低下するために手元が見えにくくなる状態で、個人差はありますが50歳前後で多くの方が悩まされる症状です。若い頃に遠くも近くもスムーズに見ることができるのは、目の中のレンズ(水晶体)の厚みを自由に変えることで、ピントを見たい距離に合わせて適切に調節することができるからです。
しかし、年齢とともに水晶体は徐々に硬くなり厚みを調整できなくなるために、手元の見たい距離にピントが合わせられなくなります。これが老眼です。老眼は加齢に伴う変化であり、老眼そのものは治療することができないため、老眼鏡や遠近両用眼鏡を装用して生活することが一般的です。
老眼鏡や遠近両用眼鏡による生活がわずらわしく感じる場合には、多焦点眼内レンズを用いた白内障手術をご検討いただくことも可能です。白内障は水晶体が濁ることで視力が低下する状態で、手術では濁った水晶体を取り除き、人工の眼内レンズに置き換えます。この眼内レンズには、単焦点レンズと多焦点レンズの2種類があります。多焦点レンズは遠くも近くも見えるように設計されているため、眼鏡を装用せずに手元を見ることが可能になります。ただ、老眼でお困りの全ての方に適応があるわけではなく、診察によって慎重に治療を検討する必要があります。

グラフで見る『安武 正治郎 分院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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