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内山 勇二郎 院長

YUJIRO UCHIYAMA

精度高く、苦しくない内視鏡検査を中心に、おなかのあらゆるお悩みに対応

東京慈恵会医科大学卒業。東京慈恵会医科大学 内視鏡科に入局。以降、内視鏡医、消化器内科医として研究活動、診療に携る。英国ロンドン日本クラブ診療所(NIPPON CLUB CLINIC)赴任。同所長として在英邦人の内科診療、内視鏡診療、健康管理等を行う。帰国後、医療法人社団内山胃腸科 勤務を経て、2024年11月、『町田駅前うちやま消化器内視鏡クリニック』を開業(JR横浜線「町田駅」より徒歩3分、小田急小田原線「町田駅」より徒歩6分)。

内山 勇二郎 院長

内山 勇二郎 院長

町田駅前うちやま消化器内視鏡クリニック

町田市/原町田/町田駅

  • ●消化器内科
  • ●内視鏡内科

内視鏡のスペシャリストとして、医学の道に

内山 勇二郎 院長

東京慈恵会医科大学を卒業後、母校の内視鏡科に入局しました。消化器内科でも消化器外科でもない独立した内視鏡科という、スペシャリストの集団です。当時は全国で唯一慈恵医大にだけ設置されていました。父が消化器外科医でしたから、私も外科に進むことを考えた時期もありましたが、外科手術よりも、内視鏡で早期発見・早期治療という時代に入っていたこともあり、友人の勧めもあってこの科を選んだのです。医師になった当初から内視鏡を扱えたことは幸運でもありましたし、私の医師人生を考えても大きなターニングポイントとなったように思います。
内視鏡医として10数年を過ごしたのち、英国ロンドン日本クラブ診療所に赴任しました。日本クラブとは、在英の法人や大使館の方々の集まりで、慈恵医大から医師が派遣されるのが通例でした。その所長として、在英邦人の内科診療、内視鏡診療、健康管理を担当したわけですが、今振り返っても貴重な経験を積むことができたと思っています。大使館の関係者や企業や銀行のトップの方、あるいは在英のアーティストやファッションデザイナーの方など、日本で医師をしていた頃にはなかなかお会いできない方々とお話をする機会に恵まれたことで、人としての幅もいくらか増したように思います。また、それまで内視鏡のスペシャリストとして内視鏡をメインに診療をしていたのが、健康管理やお子さんの相談など、幅広く診ていくことが必要とされたため、医療としての幅も広がったように思っています。

日本に帰国後、父の診療所である『内山胃腸科』に勤務しました。多くの患者さんにいらしていただき診療をしていく中で、自分が培ってきた経験や技術をもっと提供できないかと考えるようになりました。大学病院で検査というと敷居が高く感じでしまうものですが、近所のクリニックでそれと同等の医療を提供できたらもっと気軽に検査を受けることができるのではないか、救える患者さんが多くいるのではないかと考え、2024年11月に内視鏡を中心とした消化器内科クリニックを立ち上げました。

内視鏡を中心として、おなかにまつわるあらゆるお悩みに対応

内山 勇二郎 院長

内視鏡を中心に、おなかにまつわるお悩み全般をうかがってまいります。私のキャリアの中では、肝臓や胆のう、膵臓の治療・研究に従事してきた時期もありました。この分野で手術等が必要な病気が見つかった場合には大きな病院へご紹介することになりますが、それ以前の、病気の早期発見、的確な診断という面で貢献できることは多々あると考えています。その一方で、私の使命であり、役割としては、増え続ける大腸がんの早期発見ということがメインになっていくと考えています。実際に、検便で引っかかったものの、精密検査を受けてこなかった、という方の中から大腸がんが見つかった、というケースも多々ありました。そうなってしまう理由としては、内視鏡検査へのハードルの高さがあるのではないでしょうか。当院ではできるだけ苦痛を伴わない、怖くない検査を実施し、大腸がんの早期発見・早期治療へとつなげていければと考えています。

多摩エリア初となる最新の内視鏡AIシステムを導入

内山 勇二郎 院長

多摩エリアでは初めてとなる最新の内視鏡AIシステムを導入しました。AIがなければポリープを見つけられないというわけではなく、検査をしていてもAIが見つけるポリープをほぼ同時に私も見つけてはいます。ですが、人の目を過信し過ぎないことは大事だと思うんですね。万が一、通り過ぎてしまうかもしれない可能性をAIが補完してくれるとプラスに考えていくべきだと思うのです。自動車の補助ブレーキのシステムと同様かもしれません。普段は気にすることはないけども、いざという時にしっかりブレーキをかけてくれる。より確実で精度の高い検査を実現するという意味において、使わないという手はないと思うのです。

内視鏡検査には「苦痛」というイメージを抱く人が多いと思われます。ひと昔前とは違いますから、検査は楽に受けられたほうが良いに決まっています。鎮静剤も選べる選択肢が増えてきていますので、その人に合ったお薬を選び、楽に受けていただくことが第一と考えています。また当院では麻酔を受けた方が検査終了後に歩かなくても済むよう、キャスター付きのベッドでそのままリカバリールームに移動できるような形をとっています。麻酔から回復する間も看護師が必ずついてサポートできる体制をとっていますので、安心して検査を受けていただければと思います。

わかりやすい説明と、患者さんの訴えを丹念に拾っていきたい

当然のことですけども、できるだけ専門用語や難しい言葉を避け、画像をご覧いただいたり、絵を描くなどしてわかりやすい説明をしたいと思っています。患者さんが理解し、納得していただいた上での検査であり、治療ですからね。
その上で、丁寧に患者さんの訴えを拾っていきたいと考えています。どうしても時間は限られてきますが、その中にあってもできるだけたくさんお話ができるように、そして、主訴以外にも患者さんが不安なこと、気になることを引き出し、解決に近づけるようにと考えています。

クリニックはまだ始まったばかりというところですけども、今後は大学病院から専門の医師を招き、専門外来の開設を考えています。患者さんのより多様で、より専門的なお悩みを解決して差し上げられるよう、消化器クリニックとしての専門性のさらなる向上を目指してまいります。

これから受診される患者さんへ

大腸がんは、その罹患率においても、死亡数においても癌の中でも最も多く、日本人の10人中1人くらいの方が罹ってしまう病気です。現場に長く携わっているものの実感としても、この病気に関しては、減るどころか、むしろ増えているという実感を持っています。内視鏡のスペシャリストとして、大腸がんの早期発見・早期治療につなげていくことを私の使命と考えて、日々の診療に取り組んでいます。同時に、医療の窓口として、おなかにまつわる様々なお悩みにを抱えておられる方々の広くお役に立っていきたいと考えておりますので、どうぞお気軽にご相談いただければと思います。

※上記記事は2024年12月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

内山 勇二郎 院長 MEMO

総合内科専門医 /消化器内視鏡専門医

  • 出身地:東京都
  • 出身大学:東京慈恵会医科大学
  • 趣味:スポーツ全般「ゴルフにマラソン、水泳、キックボクシング(エクササイズ)など、とにかく体を動かすことが好きです」
  • 好きなドラマ:『サンクチュアリ -聖域-』
  • 好きな観光地:沖縄、宮古島
  • 好きな言葉:「チームワーク」

内山 勇二郎 院長から聞いた
『膠原線維性大腸炎』

疑わしい原因薬剤があれば服用を中止することが最も重要

膠原繊維性大腸炎(Collagenous colitis) は中高年女性に多い病気で、水のような下痢が続くのが主な症状です。血便はほとんどなく、腹痛や体重減少、疲れやすさを伴うこともあります。原因としては薬の副作用(胃酸を抑える薬や痛みどめなど)や感染などが考えられます。
この病気は「顕微鏡的大腸炎」に分類され、大腸内視鏡検査で見えるような潰瘍や炎症がないのが特徴です。しかし、内視鏡は診断にとても重要な役割を果たします。
粘膜の確認
内視鏡で見たとき、大腸の粘膜は通常ほとんど正常に見えます。ただ、場合によっては少し赤くなったり、血管の模様が変化することがあります。
生検(組織採取)
確定診断には、内視鏡で大腸の複数箇所から粘膜を採取し、顕微鏡で詳しく調べる必要があります。この病気では、腸の粘膜の下にある膠原線維(コラーゲンの層)が厚くなっているのが特徴です。
他の病気との区別
内視鏡検査を行うことで、潰瘍性大腸炎や感染性腸炎など、他の病気を除外することができます。
治療方針として、疑わしい原因薬剤があれば中止する事が最も重要です。

グラフで見る『内山 勇二郎 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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