安部 浩之 院長
HIROYUKI ABE
専門病院や大学病院との医療ネットワークを生かし、多種多様な動物医療のニーズに応える。
大学卒業後、東大の動物医療センターで研修医として2年、実家の安部動物病院で勤務医として7年ほど研鑽を積んだのち、三ノ輪駅近くに開業。
安部 浩之 院長
ひろ動物病院
荒川区/東日暮里/三ノ輪駅
- ●犬
- ●猫
- ●ハムスター
- ●フェレット
- ●ウサギ
やりがいを感じながら、動物医療に邁進。
実家が動物病院をしていましたので、身近なところには常に色々な動物たちがいる、そんな環境の中で育ちました。子どもの頃の私にとっては、病院に寝泊まりする勤務医の先生と動物たちが友達だったと言っても過言ではないくらいですね。私には兄(今は実家の動物病院を継いでいます)がいましたので、両親からは「お前は好きな道に進んで良い」と言われてはいたのですが、やはり動物が好きということで、結局は父や兄と同じ獣医の道を選ぶことになりました。
大学卒業後は、東大の動物医療センターで研修医として2年、実家の安部動物病院で勤務医として7年ほど研鑽を積んだのちに、父の勧めもあって1997年に当院を開業しました。勤務医時代と違って開業医ともなりますと、人事や経理などの診療以外の業務、あるいは獣医師会の仕事などもあって大変ではあります。しかし、そのぶん大きなやりがいを感じながら日々仕事をさせていただくとともに、そんな私をしっかりとサポートしてくれる当院のスタッフたちにはとても感謝しています。
内科や外科、皮膚科から歯科まで幅広い症状に対応。
まず当院の診療対象動物は、ワンちゃん、ネコちゃん、ウサギ、フェレット、ハムスター。ですが最近は、ウサギやハムスター専門の動物病院も増えてきていますので、当院の場合にはやはり、ワンちゃん・ネコちゃんが圧倒的に多いですね。
当院は「待合・診察フロア」と「手術・ICU・入院・トリミングフロア」の2つのフロアからなり、また私も含めて計4名の獣医が在籍しています。個人の動物病院としては比較的規模が大きい方かもしれませんが、飼い主様は近隣の荒川区、台東区、足立区にお住いの方がほとんどです。その意味では、当院はあくまでも地域密着型の「町医者」であると思っています。
地域密着型の「町医者」ですから、専門病院のように診療科を限定することなく、内科から外科まで、さらには皮膚科から歯科まで、幅広い症状について診させていただいています。私自身はその中でも特に整形外科を得意としています。ワンちゃんの整形外科的な症状としましては、橈骨・尺骨の骨折、膝のお皿の脱臼、椎間板ヘルニア、前十字靭帯の断裂などがあります。
開業から約20年守り続ける基本理念。
当院を開業するにあたって私が掲げた理念は「動物の命の尊重」「明確な診療方針の掲示」「衛生管理体制の徹底」「予防医学の推進」「医療ニーズへの対応」の5つ。もちろん、これら5つの基本理念は開業から約20年経った今も変わることなく、当院で働くすべてのスタッフにとって揺るぎなき指針となっています。
と同時に、動物病院というのは「医療接客業」であるべきだと私は考えています。先ほどの5つの基本理念の中に「明確な診療方針の掲示」とありますが、単に診療方針を一方的に説明するだけではダメで、むしろ飼い主様が求めていることを忖度しながら、相互理解に努めることが大事なのです。そのためにも、ホスピタリティの精神というのは、他の接客業と同様に動物病院においても絶対に欠かすことのできないものだと思っています。
ワンちゃん・ネコちゃんたちに対して寄り添う医療を実践。
上述の「基本理念」の項目では、ホスピタリティの精神、すなわち飼い主様の立場に立つことの重要性についてお話させていただきましたが、それと同じくらい、患者であるワンちゃん・ネコちゃんたちに対して寄り添ってあげる姿勢も大事です。
たとえば初めての病院、初めてのワクチン接種というのは、どんな子にとっても怖くて痛いもの。その体験がトラウマとなり病院嫌いになってしまわないように、頑張った子にはおやつをあげるなどして、怖さや痛さを少しでも和らげてあげられるような工夫をしています。体温を測るときも同様ですね。肛門に体温計を挿す際にお尻をさすったり、目を見て話しかけたりすることによって、できる限り不快感や違和感を感じないようにしてあげる。その一つひとつは非常に小さな取り組みかもしれませんが、そんな些細なことでもワンちゃん・ネコちゃんたちの心と体にかかる負担はだいぶ軽減されます。「動物には表情がない」とよく言われますが、そのようなことは決してありません。ワンちゃん・ネコちゃんたちの表情の変化に対して常に気を配りながら診療にあたること。これは私がこの仕事をする上で特に心がけていることのひとつですね。
これから受診される患者さんへ。
最近では動物医療の世界でも、診療対象動物ごと・診療科目ごとの専門病院が増えつつあります。飼い主の皆様にはもちろん、最初からそうした専門病院をご利用いただいても良いのですが、ワンちゃん・ネコちゃんたちの症状を正確に見極めて、その症状に本当に適した病院を自力で探されるというのは、専門的な知識を持たない一般の方にとってはなかなか大変なこと…。裏を返すならば、飼い主様の代わりに、正確な診断に基づき必要に応じて各種専門病院への橋渡しをして差し上げることが「町医者」の重要な役目だと考えています。医療連携・チーム医療に力を入れている当院は、数多くの専門病院や大学病院と協力関係にありますので、言葉は変ですが、そうした病院への「足がかり」として当院をご利用いただければと思っています。
また荒川区との協定によって当院は、災害時には動物避難・救護に関する本部にもなります。たとえば防災等に関してあらかじめ知っておきたいこと、あるいは不安なことやお困りのことなどがございましたら、お気軽にご相談にいらしてください。
※上記記事は2014年08月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
安部 浩之 院長 MEMO
- 生年月日:1963年7月16日
- 出身地:東京都
- 血液型:A型
- 趣味・特技:ゴルフ、サーフィン、英会話
- 好きな本:ビジネス書
- 好きな映画:『アナと雪の女王』
- 好きな言葉:夢はいつか壁を超える
- 好きな音楽:HY
- 好きな観光地:勝浦
グラフで見る『安部 浩之 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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