田柄動物病院
練馬区/春日町/平和台駅
- 犬
- 猫

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池田 丞 院長への独自インタビュー
農林水産省動物検疫所から「動物を診る」ことに本当の魅力を感じ開業にいたる
ワンちゃんを飼っていましたし、おそらく動物が好きだったとは思うんです。小学校の卒業文集にも「将来の夢は獣医」とありましたし。でも、今から考えるとそれは両親に導かれてのことじゃないかと思ったりしています(笑)。
私には兄がおり、土木関係の仕事をしていた両親としては兄に家業を継いでもらいたかったんでしょう。工業系の大学へ進ませたものの、結局好きではないからモノにはならず、兄はファッションの道へと進みました。兄のことがあったから、私には好きなことをさせてみようと考えたのかもしれませんね。
大学を卒業後、私は農林水産省動物検疫所へと進みました。若く、そして野心がありましたから、「犬一頭を守るのではない。日本の動物全てを守る」と気張っていたのです。ところが、希望の部署に入ったはいいものの、仕事は事務仕事ばかりのように思えて…。想像した以上に動物にふれられない毎日にいらだった私は、「制度がおかしい」と思うようになっていきました。まあ、今の私からすれば、「お前がおかしいんだ」と言って聞かせてやりますけどね(苦笑)。「動物を診る」ということに本当の魅力を感じたのはその頃からのことです。周囲には「せっかく公務員になったのだから…」と助言してくださる方もいましたが、私はそれを振り切って開業医を目指すようになっていきました。
インターンを経て、今の場所からほど近い田柄に病院を開いたのはもう20年近く前のことになります。今年(2014年)になり、大きな通りに面したこの場所に新たに病院を移転させました。より多くの飼い主さんに信頼していただけるよう、今の私に出来ることを全てささげていきたいと考えています。
“長生き病”とでも言うべき疾患が増えいる
ワンちゃん・ネコちゃんがメインで、ハムスターやうさぎといった小動物を診る機会もあります。ここ数年の傾向でいうと、腫瘍を始めとしたいわゆる高齢化疾患を診ることが多くなりました。生活環境が良くなり、それにしたがって“長生き病”とでも言うべき疾患が増えてきた模様です。
その高齢化疾患の一種といえるのが「歯」です。今は12、3歳になっても元気な子が多いですから、先のことを考えて歯をきれいにしておくことは大切でしょう。というのも、適切な処置がなくては歯のほうが先に保たなくなるものですし、ワンちゃんには入れ歯がないものですから。
ワンちゃんの場合、虫歯の懸念はほとんどないのですが、年を経てくると、歯の土台、人間で言う歯槽膿漏が見かけられるようになります。空いた歯周ポケットの隙間に菌が入り込み、それが心臓病等の危険性を高めることになりますし、歯槽膿漏が進行すると今度は骨自体を溶かしてしまうことになってしまいます。これは小型犬等に多く見られるものです。歯の疾患は大事に至る前にきちんと処置をおこなうこと。お口をきれいにしてあげることで、歯槽膿漏等の状況を止めてあげることが大切です。
池田先生は大学時代のとても尊敬している先輩になります。練馬では人気の良い先生です。
熱心で男気があり、親身になってくれて、飼い主さん、動物に寄り添った診療をしています。