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巡 夏子 院長

NATSUKO MEGURI

健康で長生きをするということが何より大事。頼れるホームドクターを目指して

酪農学園大学獣医学科卒業。北見市の動物病院に勤務。夜間救急病院を含む関東の4つの病院に勤務するのと並行し、麻布大学循環器科で研修。再び北見市の動物病院で診療部長を務めたのち、横浜市の動物病院で副院長として診療に従事。2023年4月に『めぐり動物病院 元代々木』を開院(小田急線/東京メトロ千代田線「代々木上原駅」から徒歩4分、小田急線「代々木八幡駅」から徒歩5分、東京メトロ千代田線「代々木公園駅」から徒歩6分)。

巡 夏子 院長

巡 夏子 院長

めぐり動物病院 元代々木

渋谷区/元代々木町/代々木上原駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ウサギ
  • ●ハムスター
  • ●フェレット

朝7時から受診が可能な動物病院

巡 夏子 院長

常に身近に動物がいたこと、おそらくドラマの影響で医療に興味があったこと、加えて女性が活躍できること。それらすべてがマッチする職業を探した時、出てきたのが獣医師だったのです。それが明確な形になったのは、飼っていた愛猫が亡くなってしまった時のこと。通院していた親が予後についてしっかり理解できておらず亡くなる病気だと思っていなくて受け止められないとずっと悲しんでいます。「病気のその子にも、そして飼い主側にももう少し何かしてあげられたら」。その想いが、明確な意志となりました。
大学卒業後は地元北海道の病院に勤務しました。そこは他院から紹介が来る地域の中核病院で患者さんの数が多く、たくさんの患者さんを同時に診察する必要がありました。多くの基礎的な手術経験も積むことができたと思います。それから、高度医療に携わるため、麻布大学循環器科で研修を積みつつ、夜間救急を含む4つの病院に並行して勤務する日々が続きました。週に半日の休日だったので大変でしたがとても勉強になりました。その後、培った経験を地元に還元するため地域の病院へと戻り、そちらがひと段落ついたところで縁あって横浜港北区の病院に副院長として勤務。そして、2023年4月に『めぐり動物病院 元代々木』を開院いたしました。

当院は朝7時から診療をおこなっています。夜間病院も増え、夜の診療も手厚くなってきていますが、それでも近くの病院に診てもらいたいというのが飼い主さんの気持ちだと思うんですね。朝駆け込んで来られて、お仕事が終わったら迎えに、ということも可能です。また、検診で食事を断つ必要がある時も、朝に預けて、検査の時間まで病院で過ごしてもらうということもできます。いざ開院してみますと、想像していた以上に朝のニーズがあることに気づきました。

ペットに関わるあらゆることをサポート

巡 夏子 院長

「初めてワンちゃん、ネコちゃんを飼う」という方が少なくありません。私はこれまで高度医療をメインに携わってきた経緯があるのですが、今後はキュアだけではなく、病気にさせないためのケアを手厚くしていきたいと考えています。健康診断はもちろんとして、スキンケアやお口周りのデンタルケア、さらに、しつけも私たちが提供しえる日々のケアに入ってきます。特別なしつけということではなく、飼い方を含め、普段からアドバイスできることを充実させていきたいと考えています。その1つが、トリーツです。少し前まで、トリーツについては、お堅い方の獣医師でしたが、今は専門家の立場から見て、良いものを選んでいただけるようアドバイスしています。動物はもちろん、飼い主さんにとってもおやつをあげる行為はスキンシップであり、喜びの1つなんですよね。ですから、その喜びをできるだけ良い形であげていただけるよう、私たちがサポートさせていただければと思っています。

飼い主さんとご相談の上、最善の道を探っていく

巡 夏子 院長

循環器については、長い経過を見ていく一次診療から、高度な検査・治療を可能とする二次診療まで、すべてのステージに従事していましたので、その経験と知見を生かせると考えています。それらを生かし、良い状態で長生きしてもらうため、患者さんに合わせたオーダーメイドの治療を提供していきます。
例えば、心臓が悪くなってくると食欲が落ちることがあるのですが、その食欲不振が訪れる時期は、同じ病気の重症度でもその子その子によって千差万別です。性格といいましょうか、個性によってその時期には差があり、「この子はまだ食べ続けられそうだから、こちらにはコストをかけないでおきましょう」といったこともできるんですね。
循環器だけのことではなく、癌もそうですが、治療にはお金がかかります。飼い主さんにとっては非常に大きな負担となりますから、だからこそ、どこに注力すべきか、しっかりと話し合っていくことが重要です。無理をすることなく、長く幸せなペットとの生活を送っていただけるよう、密にコミュニケーションをとってまいります。

消化管内視鏡による異物除去

以前に勤務していた病院は消化器内視鏡に特徴がある施設で、その方面の経験もしっかりと積んできました。内視鏡があるだけではダメで、異物をとるにしても、コツであったり、そのほかの装備設備も必要となります。例えば、鉗子です。鉗子と聞くと、つまむようなものをイメージされるかもしれませんが、そのほかに様々な形状のものがあります。それらを駆使することで、取れなかったものを取ることができるんですね。時短ならお腹を開けてしまえば済むかもしれません。実際にそう言われたという患者さんがいらっしゃいました。ですが、動物の身体への負担もありますし、できるならお腹を開けずに痛くなく、というのが飼い主さんのお気持ちではないでしょうか。セカンドオピニオンでいらっしゃる方も多いのですが、内視鏡で済んだとお伝えした時の喜びは本当に大きいですね。

これから受診される飼い主さんへ

頼りになるドクターを目指しています。「無理」と簡単に言わず、たとえベストな方法が難しくとも、できる限り飼い主さんのご希望に沿う形を実現してまいります。動物のことはなんでも気軽にご相談ください。何かしらの形で頼っていただければ嬉しく思いますし、頼りにしていただける動物病院を目指してまいります。


※上記記事は2023年8月に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

巡 夏子 院長 MEMO

  • 出身地:北海道
  • 趣味:映画鑑賞
  • 好きな本・作家:推理小説/北方健三の水滸伝、アガサ・クリスティー
  • 好きな映画:法廷サスペンス、アクション
  • 座右の銘:「臨機応変」
  • 好きな音楽:洋楽全般
  • 好きな場所:暑いところ

巡 夏子 院長から聞いた
『犬の僧帽弁閉鎖不全症』

治療によって普段の状態を取り戻すことも十分に可能

犬の僧帽弁閉鎖不全症とは、端的に申しますと、心臓が大きくなってしまう疾患です。文字通り、心臓の僧帽弁という弁が閉鎖しにくくなるもので、原因として遺伝が背景にあると考えられています。
この疾患は初期においてはほとんど症状がなく、中期以降になり、心臓が大きくなって気管を圧迫するようになると咳の症状が出始めます。ヒトであれば、疲れやすくなったりもするのですが、ワンちゃんの場合、この疾患が中齢から高齢になって起こることもあり、見分けがつかないのです。ですから、悪化して、緊急の状態になった時に初めて疾患に気づかれるケースが多いんですね。悪化すると多いのは、肺に水が溜まってしまうものです。おぼれているような状態になってしまいますので、非常に苦しく、早ければ数時間で死に至ってしまいます。とはいえ、この状態に陥ったとしても、諦めず緊急治療を受けることによって、改善に向かうことは十分にあります。治療には外科手術とお薬による内科治療があり、ご飯も食べられて、お散歩もいける普段に近い生活をおくれるまだ安定してくれる子も多くいます。

グラフで見る『巡 夏子 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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