渦巻 浩輔 院長
KOSUKE UZUMAKI
ペットたちと過ごす「生活の喜び」を分かち合い、安心して任せられるかかりつけ医を目指して
日本大学生物資源科学部獣医学科卒業。ブン動物病院、市ヶ谷動物医療センターに勤務(センター長を務める)。2022年11月に『成増どうぶつ病院』を開院(東武東上線「成増駅」から徒歩9分)。
渦巻 浩輔 院長
成増どうぶつ病院
板橋区/赤塚/成増駅
- ●犬
- ●猫
- ●ハムスター
- ●フェレット
- ●ウサギ
- ●鳥
ペットたちと過ごす「生活の喜び」を分かち合い、支えていきたい
動物に囲まれて育ってきたものですから、動物に関われる仕事に就きたいとずっと考えていたんです。ペットたちと過ごす「生活の喜び」を分かち合い、守れるようになりたいと思ったことが獣医師を志す1番のきっかけでした。
初めて来院される飼い主さんは不安を抱えておられますが、動物が元気になるにつれ、飼い主さんも笑顔になっていきます。動物は元気になってくると怒るようにもなってくるのですが(笑)、それは嬉しいことなんです。病気が治ったということですからね。
『成増どうぶつ病院』は2022年11月1日に開院いたしました。ペットたちと過ごす「生活の喜び」を支えて行きながら、板橋区の獣医療の発展に少しでも寄与していければと思っています。
負担少なく、質の高い獣医療を
動物、そして飼い主さんに対してできる限り負担少なく質の高い獣医療を提供してまいります。ペットたちは言葉を話せませんから、調子が悪いと飼い主さんは大変不安な気持ちになられます。今、どういう状況なのか、このあとの見通しはどうなのか、専門用語はなるべく避けてわかりやすくお伝えすることが大切です。その際、その場での説明だけに終わらず、紙に書いてお渡しするようにしています。私自身もそうですが、人は話している内容のすべてを記憶できるわけではありません。付き添って来られた飼い主さんはもとより、ご家族への説明も兼ね、話した内容を紙に書いてお渡しすることで、より動物の心身の状況を理解していただけると思っています。
採血や超音波の検査では、可能であれば飼い主さんにそばにいていただき、頭をなでてもらったりしながら、少しでも動物が不安にならないように気をつけています。飼い主さん、そして動物の負担をどうしたら減らせるかということを常に念頭に置いて診療をおこなっています。
循環器・呼吸器の疾患にはより専門的な治療を提供
あらゆる症状に対応してまいりますが、あえて申し上げるなら、循環器と呼吸器の治療、加えて外科手術には特に力を入れています。インターネットなどでも、「こういう症状があれば病院へ」と書いてありますよね。ただ、循環器疾患については、咳などの目に見える症状が出てからだと、病状が進行しているケースが珍しくありません。そのような事態を避ける意味でも定期的な健康診断が必要です。心臓病は多種多様ですから、心臓超音波検査などをおこない、どの心臓病の疑いや兆候があるかをあらかじめ把握しておいたほうがよいでしょう。
日本では小型犬が主流なこともあり、心臓病はポピュラーな疾患の部類に入ります。よく見られるという意味では、短頭種気道症候群や気管虚脱などの呼吸器疾患も同様です。犬種によってある程度病気の傾向がわかる面がありますので、うちの子がどういう傾向にあるのか、把握しておくことをお勧めします。
専門的な知識・高度な技術を活かして
いわゆる軟部外科や整形外科は一通りの対応が可能です。整形外科は疾患に応じて特殊な機材が必要となりますが、専門の先生にお願いし、対応しています。またウサギ、フェレット、モルモット、ハムスターを始めとしたエキゾチックアニマルについても、一般的な検査・治療、専門的な手術まで対応可能です。小鳥に関しては特に専門的な治療が必要な際はすみやかに専門の先生にご紹介しています。
機材で言えば、内視鏡が備わっています。犬や猫は誤食や誤飲をしてしまいがちです。内視鏡があればお腹を開けずに処置がおこなえますので、動物に過度な負担をかけないという意味でも重宝しています。
前職の動物医療センターではセンター長として高度な医療を提供してきました。あらゆる分野で一定以上の水準の治療を提供できるようにしていきたいと考えています。
これから受診される飼い主さんへ
飼い主様、動物たちにとって堅苦しい場所にならないように、と常に思っています。インターネットなどで情報を求めるのは間違ったことではありませんし、その情報にプラスアルファお伝えできることもあると考えていますので、小さなことでも気になることがあれば、ぜひ当院に立ち寄ってみてください。お話だけでも結構です。気軽にご相談していただければと思います。
※上記記事は2023年1月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
渦巻 浩輔 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:「カフェで読書」
- 好きな本・愛読書:『さくら』(西加奈子 著)
- 好きな映画:『グリーンマイル』『ショーシャンクの空に』 『ジブリ系』
- 好きな音楽やアーティスト:BUMP OF CHICKEN
- 好きな場所・観光地:伊香保、草津「群馬が好きですね」
- 好きな言葉・座右の銘:「実力の差は努力の差。実績の差は責任感の差。人格の差は苦労の差。判断力の差は情報量の差」
- 出身大学:日本大学
渦巻 浩輔 院長から聞いた
『犬の僧帽弁閉鎖不全症』
ある程度の年齢になれば定期的な健康診断を
心臓が原因で「呼吸が苦しい」となれば、これは一刻も早く病院でしかるべき処置をおこなわなければなりません。それ以前の症状となりますと、動くのが辛くなる、元気がなくなるといったものがありますが、これらは高齢になってくると見られるようになる症状で、見分けるのは困難です。そのため、常日頃の健康診断が非常に大切になってきます。
治療は、外科手術と服薬治療とに大別されます。心臓は、一度悪くなると二度と元の状態には戻りません。機能を戻そうとすれば、手術しか方法はないのです。僧帽弁閉鎖不全症の手術は大掛かりなものになりますから、出来るのは設備の整った限られた施設となります。私も前職で手術に関わっていたものですから、適切なアドバイスをおこなうと共に、ご希望があればしかるべき施設にご紹介が可能です。服薬については、心臓の負担をできるだけ軽減するものです。大別すれば、血管を広げるお薬に強心薬、そして利尿薬の3つとなりますが、超音波検査によってどのお薬が合っているかを確認しながら治療を進めていくことになります。
僧帽弁閉鎖不全症は、早ければ5歳、6歳で発症します。犬種としては、チワワやポメラニアン、トイプードル、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルといった小型犬に多いものです。遺伝的な要因も疑われており、また女の子より男の子のほうが病気の進行が早いと言われていますが、いまだはっきりしたことはわかっていません。小型犬を飼われている方は、このような疾患があることを認識し、ある程度の年齢になれば健康診断をお考えになったほうがよろしいかと思います。
グラフで見る『渦巻 浩輔 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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