中島 豪 院長
TSUYOSHI NAKAJIMA
困っている動物と飼い主様に対して何ができるのか。真摯に飼い主様の想いに応えていきたい
日本大学卒業。関東各地の動物病院に勤務。2005年に『チコラ動物病院』を開院(京王線「武蔵野台駅」から徒歩3分、西武多摩川線「白糸台駅」から徒歩7分)。
中島 豪 院長
チコラ動物病院
府中市/白糸台/武蔵野台駅
- ●犬
- ●猫
大好きな動物と関われる仕事に就けたことを喜びに感じて
私は長野県の出身です。周囲には馬やヤギ、鶏を飼っている方がおられました。動物に興味を持つようになったのはそれがきっかけで、図鑑をボロボロになるまで眺めていたことを思い出します(笑)。進路を決める頃になると、動物に関われるという意味で、仕事として獣医師を目指すようになっていったのです。
大学卒業後は関東各都県の動物病院に勤務し、2005年に『チコラ動物病院』を開院いたしました。落ち着いた環境を求めていたものですから、あえてターミナル駅などは避けて探していたところ、この場所にたどり着くことになりました。遠方よりわざわざ足を伸ばしてくださる方もおられますが、飼い主さんのほとんどは周辺にお住まいの方になります。
腫瘍科認定医としてのスキルを活かして
遠方からいらっしゃる方は、私が腫瘍科の認定医(日本獣医がん学会・Ⅱ種認定医)であることを頼りにされている部分も多々あるようです。
人もそうですが、動物が高齢になるに従って腫瘍等の疾患が増えてきている傾向にあります。加えて、診断のツールが充実してきたことも関係しているのでしょう。超音波しかり、CTやMRIなどの検査を望む方がすごく増えてきたように感じています。
腫瘍の治療は外科、化学療法、放射線の3つが柱となり、一般的には外科手術と化学療法を組み合わせるものと、血液のがんなどであれば化学療法のみで治療をおこなうことになります。動物の場合、多くは10歳以降で疾患が判明します。そこから寿命があと一年延びる、ということは飼い主さんにとってとても大きなことであり、その期間をその子がその子らしく過ごせるようお手伝いすることは大変意義のあることと思っています。
動物と飼い主さんに真摯に向き合っていく
当院では外科手術の際、アレルギー等の万が一の危険性を考え、ラテックスフリーの手袋を使用しており、その手袋を含め、気管挿管に用いる気管チューブや術衣も可能なものはすべてディスポーザブルとさせていただいています。これは衛生面への配慮もありますが、何より、飼い主さんと動物に対して真摯に向き合っていきたいという私の信条に基づいたものです。
また、通常用いられる麻酔薬に加え、麻酔用鎮静剤をお勧めしています。一般的に用いられる麻酔薬は、鎮痛効果よりも心臓や肺の機能を抑える効果が強く、痛みを抑えようとしてその濃度をあげると、それだけ臓器にかかる負担が強くなってしまいます。そこに麻酔用鎮痛剤を併用することで、麻酔濃度を下げることが可能になり、安心・安全な手術が可能になるのです。この方法を採用する以前は、例えば不妊手術をしたワンちゃんが当夜はなかなかしゃがみこむことも出来なかったものですが、それが可能になったりと、痛みを軽減するという意味でも確かな効果を実感しているところです。
当院では、麻酔を用いる治療をおこなう際には、麻酔記録を残しています。これもまた、飼い主さんに対して、すべてを明らかにしていきたいという思いからおこなっていることです。あくまでも真摯に、飼い主さんの期待を決して裏切ることがないよう努めてまいります。
「できない」ことを言い訳にしない
私は腫瘍科の認定医ではありますが、かといってその部分だけに特化するのではなく、オールラウンドに診られるドクターでありたいと考えています。ですから、部位や疾患を問わず、椎間板ヘルニアや門脈シャント、肝葉完全切除など、通常は大学病院等でしかおこなわれない治療もここでは提供しています。もちろん限界はあるのですが、それを言い訳にしたくないのです。不断の勉強を続け、可能な限り、「できない」「わからない」といったことを減らしていきたいと考えています。
歯科処置をする際、血液の凝固反応が弱く、処置が難しくなることがあります。そのケースにおいて、ただ「できません」と言われて、飼い主さんが納得されるかといえば、そうではないと思うんですね。なぜ反応が弱いのか。その理由を調べあげ、別の方法を提案することまで念頭に入れておくべきでしょう。繰り返しになりますが、最初から言い訳を口にするのではなく、飼い主さんの想いに真摯に向き合っていくドクターでありたいと願っているのです。
これから受診される飼い主さんへ
以前に動物を亡くされた飼い主さんが、「また先生に診てもらいたい」と言われて戻ってきてくださるのは、大変うれしいことです。当院では、長く深いお付き合いをしていきたいと思っていますし、出来る限り、飼い主さんの想いに報いられる病院でありたいと考えています。飼い主さんと一緒に悩み考えることこそ、私たちに与えられた一番の仕事ではないでしょうか。今日も明日も、そしてその先も、飼い主さんと一緒に悩み、解決策を見出していけるよう一生懸命に取り組んでまいります。
※上記記事は2020年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
中島 豪 院長 MEMO
- 出身地:長野県
- 趣味:ジムワーク、ロードバイク
- 好きな映画:『グリーンマイル』
- 好きなアーティスト:ブルーハーツ
- 好きな場所:長池公園(八王子)、山神社(多摩市)
グラフで見る『中島 豪 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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