寺園 宏達 院長
HIROMICHI TERAZONO
西洋医学と東洋医学の良いところを併せ、選択の幅のある総合的診療を提供
日本大学生物資源学部獣医学科卒業。都内動物病院で勤務医を務め、2007年12月に『てらぞの動物病院』を開院(JR中央線/京王井の頭線「吉祥寺駅」より徒歩5分)。
寺園 宏達 院長
てらぞの動物病院
武蔵野市/吉祥寺南町/吉祥寺駅
- ●犬
- ●猫
- ●ウサギ
- ●フェレット
- ●ハムスター
- ●鳥
幼い頃の体験を通して
幼少期の頃のことですが、自分の目の前で、幼なじみが飼っていたワンちゃんが交通事故に遭ってしまったのです。病院には連れていったのですが、翌日、学校から帰ってきた時には、その子はもういませんでした。自分の飼い犬ではなかったのですけれども、すごくかわいがっていたからもう悔しくて……。その時に「治せるようになりたい」と思ったのが最初のきっかけです。以来、一貫して獣医師になることを夢見るようになりました。今思えば、まだ小さかった私にとって、その体験がよほど強いものだったのでしょうね。
大学をを卒業後、都内で勤務医を務めたのち、2007年12月に『てらぞの動物病院』を開院いたしました。開業してすぐの時期には、何かと以前の病院にお世話になることもあるだろうというのが1つ。加えて、ずっと生活圏がこちらにあったものですから、その土地の人や環境をよく知っているということで選んだのが吉祥寺だったのです。
うさぎも診られる動物病院
犬、猫、うさぎを主に拝見していますが、比率で言えば、うさぎ、犬、猫の順番に多いことになるでしょうか。当院はエキゾチック専門というわけではありません。ですが、学生の頃からエキゾチック系の動物が好きで、専門の先生に教えを請うたり、勤務医となってからも優先的に診させていただいていたものですから、自然に習得していったような形です。
以前に比べれば、うさぎを診る病院は増えてきています。うさぎの飼い主さん同士はインターネットでつながっていることが多く、「あの先生に診てもらってこんな風だったよ」といった口コミが広がり、近隣のみならず遠方からも足を運んでいただいている状況です。
うさぎを飼うのは、一般的な飼育書のまま、というわけにはまいりません。飼育書=教科書的な形では書いてあるのですけれど、個体差というものがありますし、絶対というわけではないんですね。まず草食動物であるということから始まり、犬や猫との違い、扱い方や食事についてもアドバイスをさせていただいています。
うさぎの患者さんが多い状況でもありますので、今後はもっとより深く掘り下げていければと思っています。
洋の東西を問わない、総合的な診療を提供
西洋医学的な診療を踏まえつつ、鍼灸に代表される東洋医学も積極的に取り入れています。
東洋医学には学生の頃から興味を持っていました。当時は大学で教えてもらえるわけではなく、本を読み漁る感じでしたね。そしてこれはたまたまなのですが、勤務先の院長先生が「鍼灸を始めたい」とおっしゃっていた時期に重なり、見よう見まねで一緒に取り組み始めたのです。やがてその先生や恩師となる先生方が日本獣医中医薬学院を立ち上げられたので、そこで基礎から勉強を積み、現在に至ります。
西洋医学のアプローチだけでは、治療の選択肢が狭まってしまうことがあります。例えば、「もう打つ手がない」と言われるような腫瘍の子でも、治せるとはいかないものの、鍼灸を用いてQOLを維持することは十分に可能です。
最初にも申しましたように、西洋医学的な診療を踏まえた上でのことになりますが、東洋医学的なアプローチも取り入れ、より総合的な診療を提供できるのが当院の1つの特色と考えています。
動物と飼い主さんとの橋渡し役として
動物の想いを代弁できるわけではありませんけれども、その子が何をどう思っているかを汲み取ってあげられるようにしたいものです。
ワンちゃんからすれば、家族がすべてですよね。お父さん、お母さんが家に帰ってきたら、それは遊んで欲しいわけです。でもそれを、「仕事で疲れてるからごめんね」となるとどうなるでしょうか。私自身、自分の子供に対してついつい怒ってしまうことがあります。ですが、子供の行動には、その子なりの理屈や理由があるわけで、それを遮るものではなく、降りていって「なぜか?」ということを聞いてあげなければなりません。人間はしばしば自分たちの都合で動物を見てしまうものです。その見方で理不尽に人間の側だけの要求を突きつけると、攻撃性が増すこともあるでしょうし、身体的な病気につながるケースもあるのです。
縁あって一緒に暮らしているわけです。ですから、ずっと幸せでいられるよう、家族としての折り合いを上手くつけられるよう助言させていただくのも私たちの重要な役割と認識しています。
これから受診される飼い主さんへ
トリミングやホテルは、基本的に当院の患者さんが対象となります。とはいえ、初めての方であっても基本的な情報をいただき、検診をさせていただければ、お預かりもトリミングもさせていただいています。皮膚病や心臓の疾患があるなどの理由で、一般のトリミングショップでは受け付けてもらえない子もいます。その子達に対して、できるだけのフォローをさせていただくという思いでおこなわせていただいています。
私がそもそも獣医師を目指した理由が、生まれてから亡くなるまでをしっかりと見守ってあげられる存在になりたいということでした。ですから、特定の分野に傾倒するのではなく、かかりつけ医として、「あそこに行けば大丈夫」と頼っていただけるような病院を目指してまいります。きちんと最後までしっかり寄り添ってあげられる。そんな動物病院でありたいですね。
※上記記事は2020年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
寺園 宏達 院長 MEMO
- 出身地:愛知県
- 趣味:映画鑑賞、人間観察、物作り(工作、日曜大工など)
- 好きな本・作家:推理小説/江戸川乱歩
- 好きな映画:SF、アクション/『スター・ウォーズ』
- 座右の銘:「為せば成る」
- 好きな音楽:ポップス
- 好きな観光地:沖縄、グアム
グラフで見る『寺園 宏達 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
てらぞの動物病院
寺園 宏達 院長
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