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本庄 仁平 院長

JINPEI HONJO

動物たちの全身を診る“総合診療”と病気を遠ざける“予防医療”の2本柱

日本大学卒業後、米軍・横田基地内の動物病院で8年にわたり経験を積む。父の後を引き継いで2006年に『ヒマラヤン動物病院』院長に就任。

本庄 仁平  院長

本庄 仁平 院長

ヒマラヤン動物病院

武蔵村山市/三ツ藤/箱根ヶ崎駅

  • ●犬
  • ●猫

獣医師としての基礎づくりの場は、米軍・横田基地

本庄 仁平  院長

『ヒマラヤン動物病院』は私が小学生の頃に父が開設した動物病院です。私は小さな頃から動物たちと一緒に過ごし、夏休みになると手伝いをさせられたりして……(笑)。そうした環境の中で成長するうち、自然と父と同じ道を歩いていたような気がします。
日本大学卒業後は、福生市の横田基地内にある動物病院で8年ほど診療していました。診療の対象は軍用犬のほかに各ご家庭で飼育されている動物たちで、初めて診る症例に戸惑うことも少なくありませんでした。それでもみなさんが「どうか診てください」とおっしゃるので、いろいろな文献をあたって治療法を調べながら、一つ一つ課題をクリアしていった感じです。当時は今のようにインターネットが普及していたわけでもなく、医学書が1冊○万円もする時代で、本当に大変な思いをしましたが、自分の手で調べ、自分の頭で考えて治療計画を立案するという一連の作業を経験することにより、知識や経験値が増えていきました。横田基地で仕事をした8年間で本当に鍛えられましたし、獣医師としての基礎づくりができたように思います。

犬・猫を総合的に診て、この場所で全ての治療を完結したい

本庄 仁平  院長

父の後を引き継いで『ヒマラヤン動物病院』の院長に就任したのは2006年でした。父の代から数えると40年ほど、私が院長になって20年近く診療を続けていることになります。父から私へと代替わりはしましたが、当院がいわゆる“町の動物病院”であることに変わりはありません。この施設でできるかぎりの診療を行うことにより、この地域に暮らす犬・猫とそのご家族の暮らしをしっかりと支えていきたいと考えています。
動物病院は文字どおり、動物たちに関わるさまざまな病気を診療します。目の病気も、皮膚の病気も、お腹の病気も、高齢犬の認知症なども診療対象です。私は当院で対応可能な範囲をなるべく広くする努力をして、できるかぎり全ての治療がここで完結するような動物病院にすることを目標にしています。地域の中で一定レベル以上の獣医療を幅広くご提供すること。それが動物たちやご家族の安心な暮らしにつながればうれしく思います。

動物たちの全身を診る“総合診療”と病気を遠ざける“予防医療”の2本柱

本庄 仁平  院長

これまで長く獣医療に携わってきて痛感するのは「全身はつながっている」ということです。また「病気を治療する」よりも「病気にならないようにする」ことのほうが動物たちや飼い主さんに負担が少ないこともよく分かりました。こうしたことから当院では、動物たちの全身を診る“総合診療”と病気を遠ざける“予防医療”の2つを軸に診療しています。
総合診療とは文字どおり、動物たちを総合的に診ることです。たとえば皮膚の症状で受診された場合、塗り薬を処方して症状が改善するケースもあれば、再び同じ症状を繰り返してしまうことも少なくありません。これは、症状が出現する原因がほかにあることを意味しています。皮膚の症状の多くは、腸内環境の悪さが原因だったり、歯周病が原因だったりします。この場合、原因となる病気の治療をしなければ、皮膚の症状が完全に消滅することはありません。動物たちを見て(視診)・さわって(触診)・聞いて(聴診)、飼い主さんからしっかりとお話をうかがって(問診)。必要があれば検査を行うことで原因を正しく特定し、適切な治療へつなげることが重要なのです。

ハイスペックな検査機器活用し、それぞれのケースで一番いい治療を提案したい

病気の原因を見極める検査としては、血液検査やホルモンの測定、各種画像検査などひと通りのものを行える設備を備えています。MRIやCTこそありませんけれど、エコー(超音波)やレントゲンについては大きな病院にも引けを取らないハイスペックな機種を導入しています。私が積み重ねてきた知識や経験、さらには充実した設備をいかして、それぞれのケースで一番いいと考えられる治療をご提案させていただきます。
とはいえ、どれだけ獣医療が進歩しても助けられない命もあります。病気の早期発見・早期治療ももちろん大切ですが、一番の理想は“病気にならない体づくり”だと言えるでしょう。腸内環境や歯周病の影響として皮膚に症状が現れることはお話しましたが、歯周病はさまざまな病気とリンクしており、大きな病気を発症するリスクを高めることが分かっています。こうしたことを踏まえて当院では病気を遠ざける“予防医療”に力を入れており、特に歯周病の治療に積極的に取り組んでいます。みなさんあまりピンと来ないかもしれませんが、歯周病の治療をすると皮膚症状が改善されたり、血液検査の数値がよくなったりするのは珍しいことではありません。最終的には動物たちも人間と同じように「バランスのよい食事」「適度な運動(散歩)」「お口の中の衛生管理」を徹底することにより、病気になりにくい体になっていくのです。

これから受診される飼い主さんへ

歯周病と同様に、動物たちの肥満もさまざまな病気を引き起こします。このため当院では食事指導を含めた飼育指導を大事にしています。この場合もまた、動物たちの全身を診て、飼い主さんから丁寧なヒアリングを行い、心臓に負担がかかっている子、下痢やおう吐を繰り返している子など、それぞれのケースに合わせたフードをご利用いただくことを提案しています。
予防医療というと、ワクチンなどの医学的なアプローチをイメージされる方が多いと思いますが、私は「食事」「運動」「口腔ケア」が健康長寿のカギを握るのではないかと考えています。当院では一般的な診療に加えて、病気を遠ざけ、病気になりにくい体へと導くアドバイスをさせていただくこともできます。もしもご興味がありましたら、お話を聞きに来ていただければと思います。

※上記記事は2024年6月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

本庄 仁平 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:登山、スキー
  • 好きな映画:『インターステラー』
  • 好きな場所:自然のあるところ

本庄 仁平 院長から聞いた
『犬の皮膚病』

皮膚病の多くは腸内環境の乱れによるもの

犬の皮膚に現れる症状は、腸内環境と大きな関わりがあると考えられます。
皮膚病の治療法としてはアレルギー検査などを行ったうえで、投薬治療や外用薬による治療、食事指導や薬浴などが検討されます。これらに加えて腸内環境をよくするサプリメントを内服したり、歯周病の治療を行ったりすることにより、症状の改善が促進されることが期待できます。

グラフで見る『本庄 仁平 院長』のタイプ

エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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