くるめ動物病院

南 和男 院長への独自インタビュー

ある猫との出会いがこの道に進むきっかけに

獣医師という職業を最初に意識したのは、私が中学生の時のこと。交通事故に遭った猫を病院に連れていったのですが、「お金が無いなら見ないよ」と言われてしまい、あえなくその子は亡くなってしまったのです。その時に「これは、僕が獣医になって……」と思ったということなんですね。海外、しかも途上国でのことですから事情は違うとは思うのですけれど、心情的にはそれがきっかけになったことは確かなことです。
大学卒業後は都内で勤務医を務め、1996年に『くるめ動物病院』を開院いたしました。地域に住まう動物たちのために、最良の医療を提供できる病院でありたいと思っています。

高度医療機関とのスムーズな連携

獣医医療の世界では、年々高度医療が発展してきています。これはどの病院さんでも、どの獣医師さんにも共通することと思うのですが、そのすべてを取り入れることは難しいと思うのです。ですから当院としては、獣医療の窓口として、こちらの病院だけでは不十分と判断したケースについては、積極的により高度な医療が望める医療機関へとご紹介しています。これまでこの地に根を下ろし、地域医療に携わってきたことで様々な先生方との繋がりを育んでまいりました。そのネットワークが今後はより重要性を増してくると認識しています。
無論のこと、当院においても最新の技術や知識を取り入れるべく研鑽を積んでいますが、それでもなお難しいものについては他医療機関のお力を借り、この国において最高の治療を受けられるよう配慮していきたいと考えています。

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