空の木犬猫病院
墨田区/向島/とうきょうスカイツリー駅
- 犬
- 猫

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髙橋 聡美 院長への独自インタビュー
馬から始まった世界
もともとは、馬から始まった世界でした。私は小さい頃に乗馬をやっていて、兄はそのままインストラクターになり、現在は装蹄師をしていますけど、自分も「なにか馬関係の職業に就ければ…」と思っていたんですね。それで周りを見渡してみると、「獣医師だけはいないな」と思ったので、この職業を志すようになったんです。
馬の勉強をするために大学に進んだのですが、卒業して最初は開業医の先生の元で勤務しました。「産業動物とは違う、きめ細やかさや思いやりのある医療を小動物の現場でまずは学びたい」と考えての選択でしたが、そこですっかりこの世界にはまってしまったんです。獣医になったばかりの私が一番困ったのが治る見込みのない…中でもがんを患った子を診る時でした。書物で得た知識はあるものの、"本当の言葉"で説明を出来ないもどかしさ。それを突き詰めていくうち、日本小動物がんセンターの先生方や様々な患者さんとの出会いがあり、現在に至りました。 『空の木犬猫病院』は、2012年の10月に開院しました。この土地は、私の祖父が父に向けて遺してくれた土地だったんです。以前は劇団の練習場等に使われていたようなんですけども、せっかくおじいちゃんが残してくれた土地をもっと有効に使いたいということで、この場所での開院を決めたという形です。
コンセプトは「楽しく通える場所にしたい」
「楽しく通える場所にしたい」というのがコンセプトです。病院って、人も動物もみな嫌がりますよね。それが原因で足が遠のいてしまい、結果、「もう少し早く来てくれていれば…」ということが多々ありました。この場所は、ワンちゃん同士のお待ち合わせに使っていただいても良いし、用がなくても来られる病院にしたかったんです。普段から利用していただけていれば、いざという時にも億劫になりませんし、ワンちゃん自身も遊び場だと思っているから、嫌がらずに来られる利点があると考えています。
病院名の"空の木"にしても堅苦しさのない響きにこだわり、絵本や物語のタイトルにありそうな優しい雰囲気の名前を探していました。「なんだろ?ちょっと行ってみようかな」と興味を持ってもらえる名前。病院らしくない名前で、年代問わず発音できて覚えやすい名前。「病院に行く」ではなく、それこそカフェ感覚で「今日、“空の木”に行く?」なんて、気軽に呼んでもらえたらうれしいです。