YPC東京動物整形外科病院
江東区/大島/大島駅
- 犬
- 猫
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山口伸也 院長への独自インタビュー
動物たちの命を救い、飼い主さんに喜んでもらいたい。
私の父も獣医師でして同じ江東区の亀戸で病院を開いていたんです。つまり、私は自然と動物病院の中で育っていたわけです。ですが、継ぐつもりは全くなかったんですよね。それが高校生の頃でしたか、「獣医師はいいものだぞ」と父に説得されたんです。「大儲けは出来ないけど、食べて行くには困らないぞ」と(笑)。それで意識し始めまして、獣医学部に入り、獣医師の道を歩むようになりました。
卒業後に親の具合が悪くなりまして、割と早く開業医になることになってしまいました。ただ、学生時代もそうでしたが、実は淡々と勉強していた人間でして、「熱意あって獣医師に」というわけではなかったんです。申し訳ないのですが、当時は大学にも思い入れがなかった状態で(笑)。そんな私がですね、開業医として苦労していく中で、だんだんとこの仕事が好きになり、父が「後悔しない道」として勧めてくれた理由が実感としてわかるようになったんです。動物たちの命を救える、飼い主さんに喜んでもらえる、こんなに素晴らしい仕事はないと実感することで、もっと知識を、もっと技術をと、勉強する意欲が湧いてきたんですよ。ですから、始めは無知で、今でしたら救える動物たちも、当時は救えなかったでしょう。「この子たちを救えなかった」という自分の実力の無さを常に後悔して、救うためには、治すためには勉強しなくてはと励むことで、本当の獣医師になることが出来たのだと思います。
「やまぐちペットクリニック」から「やまぐちペットクリニック 東京動物整形外科病院」へ改称。
臨床で獣医学博士を取得することは難しいと言われておりましたが、今年の3月に苦節何十年で(笑)ドクターを取得しました※。取得する3年前ぐらいから、当院の整形外科・神経外科の患者さんの比率は8割から9割強が動物病院の先生方からの紹介で、周囲の先生方からも「専門病院と掲げたらどうですか?」と言われていたんです。ですが、私は専門医(博士号)を取得していないのに、専門病院と名乗ることは出来ないと考え、名乗る時は博士号を取得した時だと、決めていたんです。晴れて今年(2011年)の3月に取得できましたので、4月1日より、病院名を「やまぐちペットクリニック 東京整形外科病院」に変更させて頂きました。「やまぐちペットクリニック」の名称を残した理由は、やはり地域の方々に父の代からずっと支えられてきたことが大きいからです。今でも地域の皆さんの一般診療を行っていますが、皆さんにとっては「やまぐちペットクリニック」なんですよね。それをなくすことは出来ませんから、皆さんへの感謝の気持ちも込めて、「やまぐちペットクリニック 東京動物整形外科病院」と改称させて頂きました。
※2011年3月、日本獣医生命科学大学(外科学教室)博士号の学位取得
院長の山口伸也先生は整形外科の分野における権威であり、当院でも患者さんをお願いしている次第です。