鹿島 裕一郎 院長
YUICHIRO KASHIMA
「目指せ!20歳!!」ワンちゃん猫ちゃんの生涯をトータルサポート。
大学卒業後、峰動物病院やグラース動物病院に勤務し臨床経験を積む。2016年、自身の地元である田園調布駅近くに開業。
鹿島 裕一郎 院長
かしま動物病院
大田区/田園調布/多摩川駅
- ●犬
- ●猫
- ●ウサギ
愛犬が導いた獣医師への道。
小学5年生の時に初めて犬を飼いました。シュナウザーのジュニアでしたが、その子との出会いによって、この職業を意識するようになりました。中学1年生か2年生の頃には、もう既に「獣医師になる」と決めていたように思います。
私をこの世界に導いてくれたその子は10歳の時に亡くなりました。獣医大学に進んで、3年目だったでしょうか。当時の教授に病理解剖をお願いし、私も立ち会ったのです。身を切られるような思いといいますか、本当につらかったですよ。でも、この子の死を絶対に無駄にしたくないと思ったのです。ちょうど大学生活にも慣れ、少々気が緩んでいた時期でもあったのですが、これを機に、しっかり勉強していこうという気持ちを新たにしました。
大学卒業後は、峰動物病院に勤務しました。学生は理論上はいろいろとわかるのですが、実際にやるとなると、身体が反応しないものです。サッカーゲームはよくやるけども、実際のサッカーは知らなかったという感じでしょうか。ここでは、培ってきた知識に身体が即座に反応できるよう、徹底的に叩き込まれました。
その後に勤務したグラース動物病院では、また新たな経験を積むことができました。治療のゴールは一緒でも、そのアプローチはその人その人によって異なります。新たな場所で多様性というものを学べたことは、今につながっていると思います。
『かしま動物病院』は、本年(2016年)2月にオープンしたばかりです。地元であるここ田園調布に開業できたことを非常にうれしく思っていますし、治療を通じ、これまで受けたご恩を少しでもお返ししていきたいと思っています(東急東横線・田園調布駅から徒歩8分、東急東横線・多摩川駅から徒歩8分、東急池上線・雪が谷大塚駅から徒歩8分)。
1,000円から受けられる各種健康診断パックで、目指せ20歳!
当院では、「目指せ20歳!」をスローガンに掲げています。それを実現するための試みとして、1,000円から受けられる各種健康診断パックをご用意しました。内容をご紹介しますと、心音や肺音、目や耳、お口のチェック、爪切りや肛門線しぼりが一緒になっています。
健康を維持していくには、動物の変化に敏感であることが大切です。しかし、1年に1回いらしていただけるかどうかという間隔になりますと、些細な変化に気づかない場合があります。日頃からいらしていただいていれば、たとえば、「以前は待合室で吠えていたのに、今日は全然だね。どうしたんだろう…」といったことにも気づくことが可能になります。
動物は話すことができませんから、その分だけ頻繁に観察していくことが重要になります。そしてその結果として、早期発見・早期治療につなげられたらと思うのです。
当院ではエコーや内視鏡を始めとして、最新の検査機器をそろえています。「弘法筆をえらばず」と言いますが、それがなくては出来ない検査も存在します。せっかく足を運んでいただいたわけですから、見落としのないよう、検査に万全を期していきたいと思っています。
浅く広く視野を持ち、疾患を見逃さない努力を。
ワンちゃんに猫ちゃん、それから、うさぎなどの小動物を拝見しています。私は現在(2016年)、日本獣医がん学会と日本獣医麻酔学会に籍を置いており、とくに外科分野に関しては経験を積んできたつもりです。ただ、人と違って獣医療は、「浅く広く」ということがまず大事だと思っています。いわゆるジェネラリストですね。万が一にも病気を見逃すことがあってはなりませんから、それには、広範な知識がなければなりません。全てにおいて深くあることは難しいですし、まずは浅く広く診ていくことに努め、その上で専門分野を生かしていければと思っています。
充実の預かり保育や老犬老猫ホームが、飼い主さんの負担を軽減。
日中の預かり保育や週に1回のパピーパーティーは常勤のインストラクターが中心となっておこなっています。今は共働きの方が多いものですから、日中に動物が家でお留守番をしているということも少なくないでしょう。その場合、あずかってくれる場所があれば飼い主さんも安心ですよね。それから、しつけに関しては、やはり小さい時期が重要です。動物病院の場合、ワクチンの用もあって子犬が来やすい環境にあります。そのメリットをしつけにも活用できれば、これは一挙両得だと思うのです。
また、当院では老犬老猫ホームとして、年をとったワンちゃんや猫ちゃんを日中にあずかることもしています。年をとってしまい、寝返りや床ずれに苦しむ子達はたくさんいます。飼い主さんからすると、その子達をおいて外に出かけることができないという状況です。こちらで週に何日かだけでもあずかることで、飼い主さんにフリーな時間を作ってあげられればと思うのです。
これから受診される患者さんへ。
私自身の経験を踏まえてのことになりますが、どうか後悔されることのない生活を送っていただきたいのです。残念ながら、動物の一生は人と比べて短いというのが現実です。その時を迎えた時、やれることはやったと思っていただきたいですし、動物たちも、すごく愛してもらえたと思ってもらいたい。私たちをそのお役に立てていただければうれしく思いますし、あらゆる場面で、生活の質を高めていくことが、私たちの仕事だと思っています。
※上記記事は2016.2に取材掲載したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
鹿島 裕一郎 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:体を動かすこと(サッカー、フットサル)
- 好きな本・作家:オールジャンル/『新世界より』(貴志祐介)
- 好きな映画:ダークナイト・シリーズ
- 座右の銘:表裏一体
- 好きな音楽・アーティスト:ジャズ/ビル・エヴァンス
- 好きな場所:自然の感じられる場所
グラフで見る『鹿島 裕一郎 院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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