有泉 幸雄 院長
YUKIO ARIIZUMI
飼い主さんに納得していただけることを第一に考え
その子にとって最善の方法を提案する
大学卒業後、2軒の動物病院に勤務し、経験を積む。2012年、西武新宿線・上井草駅より徒歩10分のこの地に開院。
有泉 幸雄 院長
アニー動物病院
練馬区/下石神井/上井草駅
- ●犬
- ●猫
- ●ハムスター
- ●フェレット
- ●ウサギ
動物に関わる仕事に就きたいという一心からこの道へ
動物全般好きなのですけども、その中でも犬がお気に入りでした。ずば抜けて犬が好きだったんですね(笑)。それで、小さい頃はペットショップの店員さんになりたいと思っていたこともありましたし、とにかく動物に関わる仕事に就きたいという一心だったように思います。
“アニー”は、私が最初に飼った犬の名前です。実はこの子は私が中学生の時に交通事故で亡くなりました。まだ3歳くらいでしたが、そこで初めて動物病院という存在を意識し、「獣医師になる」という選択肢が出てきたのです。
私は北海道の大学を卒業後、2軒の動物病院に勤務しました。そのうちの1つは規模の大きな病院で、私が副院長を務めていた頃は、10人ほどの獣医師が在籍していました。仔犬もずいぶんたくさん診ましたし、「わんちゃん、ねこちゃんを飼いたいのですが…」という相談も多く受けました。忙しい時期でしたが、振り返ってみますと非常に良い経験をさせていただいたと思っています。
『アニー動物病院』は2012年にこの地(西武新宿線・上井草駅より徒歩10分)で開院を迎えました。院内はオレンジを基調とし、やわらかで明るい雰囲気をイメージしました。病院というと、どうしても暗いイメージがありますよね。そうした固定概念を拭っていただき、誰もが気軽に訪れることの出来る場所でありたいと考えています。
飼い主さんに納得していただけることを第一に考える
どこまで自分が診るべきかという見極めがまず大切です。その上で、どれだけ多くの治療方法を提示してあげられるか。大学病院という選択を望まれる方もいらっしゃれば、「ここで出来る範囲のことを最大限やってもらいたい」という方もいらっしゃいます。動物を診るのが私たちの仕事なのですけども、その動物は飼い主さんが連れてきてくださるわけであり、飼い主さんに納得していただけることを第一に考えるべきだと思っています。わかりやすく、十分な説明を心掛け、その方のご希望に合う選択が出来るよう、お手伝いをしていきたいですね。
ワンちゃん、猫ちゃんの他、フェレットやうさぎも診療
ワンちゃん、猫ちゃんがベースで、その他にフェレットやうさぎも診ています。小動物については専門というわけではありませんので、必要に応じて専門の先生にご紹介をさせていただく形をとっています。先程の見極めの部分、出来る範囲とそうではない範囲について、しっかりとご説明させていただくことが大切と思っています。
日常の手術で多いのは、歯に関するものですね。動物たちが高齢になってきていることや、飼い主さんの意識の変化も関係しているかもしれません。ワンちゃん達は虫歯にはあまり罹らないものの、注意しなければならないのが歯周病です。歯周病については、治療も大事ですが、悪くならないための予防や、治療後のケアも非常に大切です。当院では全身麻酔を使い、本格的な口腔内のケアをおこなっています。
飼い主さんが後悔されるようなことがないよう、その子にとって最善の方法を提案
命は、限りのあるものです。病院は病気を治すところではありますが、その意味では、最期をいかに送り出してあげるか、ということも動物病院に求められる重要な役割と考えています。
その子がどういう最期を迎えるかで、飼い主さんの気持ちはまったく変わってきます。「もう少しこうしてあげればよかった…」と飼い主さんが後悔されるようなことがなきよう、その子にとって最善の方法を提案し、サポートしていければと考えています。
私は飼い主さんと、人と人との付き合いをさせていただければと思っています。ですから、すごく親しくさせていただくと、他の誰かに任せるということが出来なくなってくるのです。やはり、他のどの先生よりもその子のことは私が知っているわけですから。そう考えると、お休みの日であろうと、夜遅い時間であろうと、出来る限りのことをさせていただきたいと思うのです。
治療の甲斐なく、動物たちが亡くなっていくことはあります。しかし、それからしばらくして、飼い主さんがお顔を見せてくださることも少なくありません。ありがたいことであり、すごく患者さんに恵まれていると思いますね。
これから受診される飼い主さんへ
人と動物が幸せに暮らすために、何が必要でしょうか。根本的には、違う生きもの同士だということを充分に理解することが必要です。ワンちゃんならワンちゃん、猫ちゃんなら猫ちゃんで、それぞれ特徴があるわけですので。
大事にされるあまり、擬人化が過ぎるケースをしばしば目にします。大事にされることは非常に良いことです。しかし、それが過ぎてしまえば、お互いにとって宜しくない結果を生むことも知っていただきたい。その子がなぜそのような行動をするのか。人の目線ではなく、動物の視線で考え、理解する必要があります。病気はもちろんですけども、より良い暮らしを得るために、あらゆることで気軽に相談していただければ嬉しいですね。
※上記記事は2015.5に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
有泉 幸雄 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:バレーボール
- 愛読書:獣医学・ペット関連書籍
- 好きな映画:スタンド・バイ・ミー
- 座右の銘:一期一会
- 好きなアーティスト:Mr.Children、平井堅、かりゆし58
- 好きな場所:北海道、ニューヨーク
グラフで見る『有泉 幸雄 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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